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Memorandum (高塔山ロックフェス@天神, 1 October 2023)

アーカイブ配信ライブ:高塔山ロックフェス@天神 (福岡・天神中央公園、2023年10月1日)

自宅にて「高塔山ロックフェス@天神」をアーカイブ配信で楽しむ。ちびりちびりとチラ見、ななめ見、ながら見、ガン見のゆるゆる鑑賞。

北九州・若松の山を下って、福岡の一丁目一番地に降り立った高塔山ロックフェス。「大学園祭」と銘打った前半の地元の学生バンドは初々しく、一方、後半のフェス本編は当然ながら、魅せ方、聴かせ方がやはりプロ。踏んだ場数の差が貫禄に、といったところか。その後半は山でのフェスのダイジェスト版といった感じ。(同じ県内だけど)アウェイでのよいショウケースになったのではないかと思う。

個人的に楽しみにしていたのは、池畑潤二率いる苗場音楽突撃隊 福岡01。故郷・フジロックの苗場を後にして、昨年は京都、東京、そして今年は福岡。ボーカルのタニー・ホリディはとても華がある人。その艶と伸びのある声が、個性溢れるベテラン・プレイヤー達とともに繰り出す洋楽ロックの名作(ややハード寄り?)の世界。それが面白くないはずがない。もうひとりのボーカル、花田裕之はギターとの二刀流。サンハウス、シナロケ、ルースターズなどで期待に応えてれた。

ところで今回、突撃隊ギタリスト2人(花田、ジミィ)が手にするギターを眺めていて、ジミー・ペイジのみならず、鮎川さんを、なんとなく考えてしまった。大トリのシーナ&ザ・ロケッツでは、澄田健が鮎川さんのブラックレスポールを大事そうに抱えて弾いていたり、最後に観客エリア(や配信カメラ)に見えるように掲げてくれたり。そういうのについ年甲斐もなく、涙腺がうるっと。

視聴後、なんだか急に黒い革のスカートとかかとの細いハイヒールが恋しくなってしまった。とはいえ、もうとっくに現物は手元にないし、そもそもそんなもの今さら身につける体力(体型)も気力も残ってないんだけど。(笑) (敬称略)

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