気にしすぎな助詞

『文章は接続詞で決まる』石黒圭

 読書の秋2021課題図書に入ってて、たしか随分前に読んだなぁと思って本棚あさってぱーっと読み返しました。

 当時はそっかーと思ったし、「書く」ことに本腰を入れるなら大事なことだと思いました。
 論文等なら非常に効果的だと思います。

 それはそれとして。
 ビジネスで使う時は文章のみに頼ることは少ないので、目的に応じて図解や分類、目次や要約、箇条書きなどの使い方を工夫するのも影響力が大きいなとも思いましたけれど。

 でもね。
 最近は、SNSが発達したからか、「書く」ことに高い意識を持っている人以外が発信することも多くて、ちょっと意見が変わりました。

 今は、(最適ではないにせよ)接続詞を間違える人って少ないけれど、助詞を間違える人ってとても多いなぁと思ってます。

 作家なら書く意識高い系なはず……と思っていましたが、Web小説でもそこそこ見かけます。
 私のエラー遭遇率が高いだけかな?
 もしかしたら書き手さんの文章に対する意識とか意欲がそもそも違うのかもしれませんが。
 (とか言って、歴史の教科書みたいに“実は知らないうちに日本語の文法が変わってて自分が知らないだけ”だったらどうしよう!?)

 助詞の間違いって、文章のそもそもの意味が変わってしまうこともあるので、とても短い文章でも「え? どういう意味……?」と読解に時間がかかる事例がちょこちょこ発生するんですよね。

 私は中学生のとき国語教師にみっちり叩き込まれたクチなのですが、普通は文法にそこまで時間かけることって少ないんじゃないかなという気がしてまして。
 それに助詞って、ニュアンスだけで選んで(書いて)しまってもいいもの、問題にならないものと思われているような雰囲気がありませんか?
 多少間違えてても日本語の会話として成立してしまうから尚更そうなるのかしら。

 助詞。
 普通はそんなこと気にしないよとか神経質すぎない? と言われそうな気もしていますが。
 変な使い方してることに気付いてないケース、わりとありそうだなと感じています。

 気にしすぎなだけですかねぇ?(苦笑)


#文章は接続詞で決まる

#読書の秋2021