見出し画像

【勝手にお金が湧いてくる”思考”錬金術05】 労働者は、つらいですか?


 この記事を読んでいる人たちの大半は「労働者」だと思います。まあ、日本人の多くは、正規雇用であれ、あるいは非正規やアルバイトであれ、なんらかの形で

「労働者」

という身分にいることがほとんどで、経営者や自営業の人は、どちらかといえば人数比では少ないことでしょう。

 労働者であることは基本的には「しんどい」ことだと思います。今の仕事が嫌で、できることなら辞めてしまいたいと考えている人もいるでしょうし、もっと言えば

「宝くじに当たったら、今すぐにでも会社やめるわ(笑)」

と思っている人は意外に多いのではないでしょうか。


 その反対語として「不労所得」ということばも人気です。不動産投資などをして

「労働せずに、お金が欲しい!」

と思っている人は多いことでしょう。もちろん、わたしだってそうです。不労所得がほしい!(笑)

 ★余談ですが、その「不労所得」をどうやって作ってゆくかについては、このnoteの別の連載『資本主義をチートする』「新・資本主義をチートする』のシリーズで徹底解説していますので、ご興味があればそちらもご覧ください。

https://note.com/yoshiie_koutaro/m/mddbe1c0f1bef

https://note.com/yoshiie_koutaro/m/md79abc05dca4/


 それはさておき、ここでは「思考」の見直しによって錬金術を生み出そうという試みですから、私達は

「労働というものをどう捉えなおせば、お金が勝手に増えるのか」

ということを考えてみたいと思います。

 その視点で物事を考えると、びっくりするくらいお金が増えてくるのですからオドロキです。


 私達はつい、日々の労働がつらいものですから

「労働とは奴隷のように”働かされるもの”だ」

と捉えています。しかし、厳密にはそうではありません。

 私は不労所得としていろいろな「勝手にお金が増える副業」を行っていますが、実は自分で何かお金を得る活動をしようとすると、

「とてつもなく、手間がかかり、コストがかかり、しんどい」

ということに気付かされます。

 副業をやりはじめたことがある人は理解できると思いますが、副業や何か新しい仕事に自力で挑戦するときは、

「めちゃくちゃ、びっくりするほど稼げない」

ことに気付かされると思います。

 ベンチャーまがいのことを始めた人ならば、最初の1年間は赤字などザラですし、小さなものづくりのような副業でも、最初の1000円を稼ぐのが必死で、月10000円を超えるのにどれだけ時間がかかったか!という体験をすると思います。

 嘘だと思ったら、ココナラでも、ランサーズでもいいので、何か副業まがいのことを実際に始めてみてください。最初の1万円に到達するのがどれだけ大変か!


 それに引き換え、アルバイトなどは「応募すれば即月5万なり10万円を稼ぐことができるわけで、これは考えればものすごいことです。

 バイトレベルであっても

「何かものを稼ぎ、それが月5万円・10万円になるという方法論はすでに確立されている」

ということなのです。これを見過ごすと、あなたは情報商材のえじきにされてしまうでしょう。

 情報商材というのは、「すでにお金を儲ける方法を見つけた人が、ある程度の金額でその方法を簡単に教えてくれる」ものです。(ほんまかどうかは別にして)

 その額が「簡単に月5万円の収入!」とかだったとしましょう。みなさんは

「そうなのか!そりゃいいなあ!」

と心ひきよせられると思いますが、別に今からでも職安にいったりバイナビの求人情報を見れば

「月5万円の収入」

が入る方法はすでに書かれているのです。バイトをすればいいし、会社に中途採用で就職すればいいのです。

 バイトや就職も全く同じで

「すでにお金を儲ける方法を見つけた人がシステム化して、無料であなたを雇ってそこに参加させてくれるもの」

だからです。あなたはただ乗っかるだけでいいし、一からお金を儲ける方法を

「探す、試す、努力する」

必要はありません。これはすごいことですね。情報商材のようにお金を払わなくてもいいのですから!


==========


 思考錬金術では、労働を「奴隷のようにこきつかわれること」とは考えません。そうではなくて、発想の転換で、

「労働とは、あなたがお金をかせぐツールをある程度整えてくれる代わりに、手数料を取られるもの」

と読み解きます。このnoteでも、ココナラさんでも、どんなネットプラットフォームを使っても、大体手数料は30%取られます。

 あなたがネットでいろんな活動をしたり、文章を書く労働をしたりしてお金にしようと考えても、プラットフォームは自動的に3割ピンハネ(笑)するわけです。

 会社の労働も同じで、労働者がたくさん寄ってたかって稼いだお金のうち、経費と会社の利益をピンハネして残りをあなたに渡します。

 プラットフォームと会社は、ほとんどしくみは同じなのです。

 ただ、違うところもいくつかあって、おそらく会社がピンハネする利率は、30%より多いです。

(ざっくり、会社が社員を一人雇うと、給与の倍が経費として必要になります。社会保険の分などもあるので)

 ですから「会社というものは50%をピンハネするプラットフォームだ」といえるでしょう。

 それからもっとも違うところは

「会社は自分で売るべきもの、仕事内容を考えなくても自動的に考えてくれる」

という点だと思います。また

「それに必要な道具は、おおむね会社が揃えてくれる」

面もあるでしょう。これはネットで稼ぐこととはまったく違います。プラットフォームを利用する場合は、自分で道具を揃えたり、やるべきことを自分で考えなくてはならないからです。

 そうすると後は

「会社に勤めて50%持っていかれるのがいいか、プラットフォームを利用して30%持っていかれるのかいいか」

のチョイスだということです。これは自由に選択できます。


 私ははっきり言って、会社に毎日行っているだけ&すでにある程度決められたことをだらだら行為として行うだけで月20万~30万もらえる会社というのは、

「すばらしい!」

プラットフォームだと思っています。後はその中で、そのピンハネ率がもう少し少なくなればいいなあ、と願うことはありますが、基本的には

「労働とは、知恵を絞らなくていいおいしい所得」

だと見ているのです。

 そうすると、自分で一から考えてやっている副業と、このnoteが仮に有料で売れても30%持っていかれることを勘案すると、下手すると仕事をしているほうが「楽」だということに気付くのです。

 あるいは、よーくそのバランスを考えると、

「仕事を頑張ることは、昇給や退職金などを考えると、フリーランスより、副業よりはるかに待遇がよいシステムだ」

とも思うようになってゆくわけです。


 このことがわかってくると、ふだんのあなたの仕事で

「ここは頑張ったほうがおいしい部分、ここは頑張っても意味がなかったり無駄な部分」

というのがおのずと見えてくるようになります。あなたがもし営業マンであり、自分が取ってきた契約数しか給料がもらえないのであれば、そうしたフルコミッション営業は「ぜんぜんおいしくないじゃん!」と気付くことでしょう。一刻も早くやめて、プラットフォームビジネスをしながらフルコミッション営業しましょう。同じことですから。

 それに対して、言われたことをはいはいとただ時間内でやっていれば給料が出るのであれば、

「感謝こそすれ、それをつらいと思うのは、おかど違いである」

ということにも気付きます。お仕事が自動で降ってきて、ありがたや!ありがたや!ということです(笑)

 たとえば、いろんな職種を想像してみましょう。

 工務店であれ、設備屋であれ、職人にはお仕事は自動では降ってきません。毎回、毎日が狩猟採集です。新規現場を探し求めて、放浪しているのです。それをあきらめずに繰り返すことで、なんとか毎月毎年ある程度の物件数をこなせるようになるわけです。

 飲食店も、固定客がつくまでは「いちげんさん」が網にひっかかるかどうかの戦いです。毎日が新たな漁場を求める日々なのです。


 仕事ができるということや、おのずと稼ぐ体質になるということは、この考え方が大事です。今あなたが会社に勤める労働者であるのならば、

「一定の道具と立場と設備をタダで使える手数料として、稼いだ額の半分をピンハネされるけれど、それを良しとするか、それに耐えられないか」

だけのことだ、ということです。

 まあ、まともに計算すると、たいていの企業人の場合は、あなたにとって結構お得になっているはずです(笑)

 特にあなたが正社員の場合は、なおさらあなたにとっておいしい状況であることは、間違いありません。

 そう思って労働を見直せば、あなたはもっとお得に稼ぐことができるようになるでしょう。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?