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平安のやきもの

皆さん秋は平安ですよ!!
愛知県陶磁美術館の「平安のやきもの」が
10月26日より開催しております。
今回、自分のコレクションを
出品している訳ではありませんが
別のかたちで少し協力させて頂いたので
初日、開会式へ参加して参りました。
若い人が少ないのがちょっと寂しいですが
これは想定内。
正直なところ万人受けする焼物では
ないのかも知れない。
また一言で言ってしまえば地味な焼物なので
ファミリーで楽しむと言う感じでも
ないのかも知れない。
なので家庭内の平穏を保とうと思えば
全く興味の無い奥様や子どもさんは
近くのモリコロパークか
IKEAで楽しませておいた方が無難だ。
ちなみに私は大体そうしています。
本当は一緒に楽しめれば最高なんですが
これは焦らずゆくゆくです。
あ、モリコロパークは2022年11月1日から
ジブリパーク開園だそうです。
さて今回の展示は平安時代の焼物の
高い精神性を感じられる
とてもとても素敵な展覧会です。
仏教美術そのものです。
心にグッと突き刺さりました。
緑釉や灰釉の水瓶、華瓶、手付瓶、碗など
眺めるだけで充分なんですが
実用にも使えてしまうようなサイズ感は
花よ酒よお茶よと想像するだけで
ワクワク愉しくなります。
しかしまずそう簡単に手に入る物では無く
一生叶わぬ夢となりそうです。
そもそも考古の学者さんから言わせれば
こういった物を使うという行為は
ナンセンスなのかも知れないけど。
他にもご当地渥美窯も久々に拝見したものや
初見の物などあり興フンフンしました。
遠方からでも行く価値は十分あるでしょう。
私も何度か行くことになりそうです。
今回の展覧会の重要なポジションにいる
学芸員のO西さん(名前を伏せる意味なし)も
初日は引っ張りだこでホクホクに
茹で上がっていました。
若手で中世陶器を得意としている期待の男です。
今回の平安のやきもの展は
なかなかの力の入れようです。
平安のやきものといえば蒐集家の山本野人さんが
昔こんな面白いことを言っていた。
「モノは平安、心は不安」
平安美術蒐集家ならではの言葉だなと。
では皆さんお楽しみください。

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・展覧会 平安のやきものーその姿、うつろいゆく
・会期 2022年10月29日(土)から2023年1月15日(日)まで
・会場 愛知県陶磁美術館 本館1階 第1・第2展示室
・開館時間 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
・休館日 毎週月曜日(ただし、12月27日(火)~1月4日(水)休館、 1月9日(月)開館、1月10日(火)休館)
・観覧料 一般900円(720円)・高校・大学生700円(560円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※上記観覧料で常設展も併せてご観覧いただけます。
※各種割引制度あり。

詳しくは公式サイト、SNSをご覧ください。
公式HP
https://www.pref.aichi.jp/touji/

公式Facebook
https://www.facebook.com/touji.aichi
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※愛知県陶磁美術館からPR協力依頼のもと告知を行っています。

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