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涅槃 ニルヴァーナ

自宅で飾っていた現代美術画家の宮嶋政穂氏の
作品をふと裏山文庫に持って行って飾ってみた。
おぉけっこう合うな。
作品名は涅槃を意味する「Nirvana」。
ニルヴァーナ(サンスクリット語)といい、
吹き消すという意味もあるらしい。

涅槃。お釈迦様の入滅後1500年経つと
お釈迦様の教えが伝わらなくなり、
仏法が衰退して「末法」の世が来るという
歴史観のことを末法思想といいます。
この末法で乱れた世の中となると
考えられていたのが平安時代末期。
その頃に経典を後世に残そうと経典を埋納する
経塚が多く作られるようになりました。
その経典を埋納する際に多く使われていたのが
渥美窯の焼物。
このNirvanaを見ていると宗教色の強い
渥美窯の壺とも相性が良く
現代の仏教美術的な匂いもしてきました。

はい、というわけで田原市博物館で好評開催中の
「山茶碗ってナンダ」も是非!
中世の渥美古窯のものを中心に展示しております。
2024年7月21日まで。
裏山文庫として企画協力をさせて頂いており
一部のキャプションでは私のような素人が
書かせて頂いておりますので学術的ではなく
なるべく分かりやすくしたつもりですので
ちょっと興味あるけどよく分からない
なんて方にオススメです。
そして山茶碗のみならず未発表の渥美窯の壺なども
展示してありますので
マニアやガチ研究者の方々にも
強くオススメします。

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