見出し画像

椿椿山展ぶじ終了

渡辺崋山の引き立て役ではございません!
私、山﨑と申します。ニーハオ。
椿椿山展が無事に終了いたしました。
会期の短さでいつも皆様にご迷惑を
お掛けしていますが今回はわずか2日間。
作品保護の為、私のわがまま、
その他色々なわがままのせいです。
申し訳ございません。
にも関わらず多くのご来場者さまに
お越しいただきました。
ありがとうございます!!
さて、今回のタイトルはこちらでした。
____________________
-渡辺崋山の引き立て役ではございません-
私、江戸きっての人気画家
「つばきちんざん」と申します
____________________
企画が決定した直後から独自のリサーチにより
椿椿山は知らないけど渡辺崋山は
知っているという人が大体数となり、
渡辺崋山の名前をあえて出すという事にしました。
なんやかんやで崋山先生に引き立てて
もらうという結果となりました。
いつもながらご協力者様様のお陰で
展示の方もなかなかのレベルの物が
揃えられたかなと思います。
実は椿山以外の出品にあたり一部の花器、
備品などは蒐集家の方からお借りしたり
以前に譲って頂いたりしたモノがあり
偶然にもその方たちが同じ場所に
居合わせたりしてご縁を感じました。
もはや私だけでは企画展は成り立ちませんので
改めて有り難いことだなぁと。
今回初めての試みで
夜のプレオープン企画を実施。
まだ何も飾られていない展示前の
裏山文庫へお越し頂き、椿椿山研究家の
増山禎之氏が軸の飾り付けをしながら
作品解説をするという内容。
美術館なんかでこんな事やって欲しいなぁを
実現することができました。
さらに展示準備もそのまま出来て
一石二鳥の自画自賛でした。
ちなみに増山さんは私との
ツーショット写真の方です。
博物館の元館長ということもあり
恐らくスーツを着たお堅い方が
来られるだろうと想像されるでしょうが
ユルいです(笑)
会場にこられた方はきっと
この古着を着たおっさんは誰だ?
近所のおっさんが散歩ついでに中に
紛れ込んで来たんじゃないか!?
作品勝手に触っているけど大丈夫かいな?!
と思われていたのかもしれない。
しかしこの格好には意味がありまして
実は椿椿山の解説の中で
椿椿山が中国、そして中国人に
憧れた話にちなんで
現代人の増山さんもアメリカ人、
アメリカ西海岸ファッションに憧れるも
アメリカ人になりきれなかった
という話があり皆さんご納得。
両日ともヴィンテージファッションで現れました。
このような素敵な方なので今回の
企画展が実現したわけです。
花を入れる際に使う花器などはやはり
中国の明時代あたりのモノを中心に致しました。
ここまで来ると他にも中国文化を
愉しんでしまおうという訳で
高級評茶師、濤凪さん による
中国茶を頂きました。
あまりにも気持ちのよい気候だったため
野外で行いました。
夕暮れ時に柳の下で外から
椿山の絵を眺めながら中国茶を頂く。
夜空には上弦の月。
いや、最高すぎましたね。
天候にも恵まれました。
そして企画展が終わった翌日に梅雨入。
色々良かった。
謝謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?