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楽曲から辿るLil Babyのキャリアとは|ヒップホップシーンを引っ張るアトランタのスター

私のツイッターをフォローしてくれている方はご存知かと思いますが、何を隠そうめちゃくちゃLil Babyのファンです。どのくらい好きかと言うと、2018年2019年と、Apple Musicで最も聴いたラッパーが彼でした。サムネの方も、始めてLil Babyのライブに行った時の画像にさせてもらってます。もうほんと、めちゃくちゃ好きです。

そんなLil Babyが、2/28に1年以上ぶりのアルバムを出すということで、ここにまとめることを決めました。Lil Babyの記事はこれまでにも執筆しているので、是非以下リンクの方もご覧ください。初期キャリアの解説になっているので、それ以降の文がよりわかりやすくなるかと思います。


今回の記事のコンセプトなんですけど、DJ BOOTHがアーティストの10年を5曲でまとめるという企画をやっていて、それを自分なりに解釈したやつを書いていきます。ヒット曲からではなく、個人的重要曲からまとめていくので、偏りはありますが1ファンの考えとして受け取ってください。それでは1曲目からLet's Go!! 

Option

これはLil Babyがキャリアの最初にリリースした作品でもあり、初期のアルバム3枚にも通じている考え方になります。Optionは訳すと、そのまま選択肢という意味です。

曲の中で「お金こそが唯一の選択肢」と何度もラップしている通り、彼にとっての選択肢はお金になります。お金が唯一の選択肢というのはもちろんわかるのですが、お金への執着を強調するあまり、HIPHOPの世界に存在する様々な「選択肢」を考えさせるような作りにもなっています。

Failure is not an option

「失敗は選択肢にない」、これは映画『Apollo 13』に出てきた有名なセリフです。Eminemが「Lose Yourself」でこのラインを引用していますが、つまり成功こそがたった1つの選択肢だという意味になります。Lil Babyは曲の中で、お金だけでなく、その執着心の理由として過去をちらつかせていつのですが、つまりは成功とお金を同一視しています。現在は自慢するために使われているMoneyが、この当時は成功のアイコンだったのはまた面白い話です。

Lil Babyと同じくアトランタ出身のRich Homie Quanは「Flex(Ooh Ooh Ooh)」の中で、「彼らは俺を邪魔しようとするけど、止まることは選択肢にない」とラップ。Optionの中で唯一ネームドロップされているのが、Rich Homie Quanなので、ここからアイデア自体とった可能性もありそうです。Lil Babyは2年ほど刑務所で過ごしていた過去があります。釈放されて間もない頃にリリースされた曲なので、この考えが強く残っているのでしょう。この年に4つのEPをリリースしたのが、何よりの証拠です。

ただお金持ちになると「Option」の意味は途端に変化していきます。Meek Millは「Dangerous」にて

「Pussyを全てよこせ、なんでも選べるな。彼女は電話をかけてくるんだ。いろんな電話番号にね」

ストリップクラブにでもいるのでしょうか? 女の子を誰でも選べるという状態に、浸っているMeekの顔が浮かびますね。ビジネスマンになると、仕事用とプライベート用で携帯いくつか持ってたりしますが、おそらくその意味での電話番号の選択肢を表しているのでしょう。仕事用というのは仕事用という意味です。ディーラーです。

Optionという言葉には、お金持ちと貧困の対比が既に含まれているようにも感じます。人生豊かになれば、それだけの選択肢が増えるものです。「お金しか選択肢がない」というのは、「お金こそが選択肢を増やす方法」というわけです。結局何のことを言ってるのかわからなくなってきたので、次いきます。彼のひたむきなハングリーさが伝わればOKです。

Freestyle & Trap Star

デビュー作の『Perfect Timing』以後、次作の『Harder Than Hard』を連続してドロップ。それに加えMarloとのコラボ作『2 The Hard Way』を間を空けずにリリースと、数ヶ月の間で信じられないスピードで世の中に作品をドロップしてきます。

Marloはあまり馴染みがないかも知れませんが、初期のLil Babyをスキル面で助けていたラッパーで、今でも親交があります。メディアはGunnaとばかり結びつけたがりなので、あまりこっちの線は語られてないですね。初期のインタビューは、Gunnaの名前よりも先にMarloの名前が出てきます。

そんなこんなですが、嬉しいことにこの3リリースのおかげで、少しずつ露出が増えていきます。中でも、『Harder Than Hard』に収録されている「My Dawg」はストリートを超えたヒットとなりました。Gunnaが日本に来日した際も、この曲をかけていたそうですね。

そしてリリースされた『Too Hard』ですが、このアルバムで確実に自分の立ち位置を築き上げました。その原因は、なんといってもこの曲の大ヒットです。

Youtubeで3億回再生を突破した「Freestyle」は、ライブで必ず合唱が起こるほどのアンセムにまで成長を遂げました。『Too Hard』以前の3作は、メロディーを強調したシングラップが、評価されてはいましたが、Young Thugの子供という枠をいまだ抜けきれていなかったのです。

そこでリリースされた「Freestyle」はお見事でした。フックのない1バースのシンプルな構成ですが、クセのあるフロウと次々繰り出されるネームドロップが、想像力を掻き立てるような作品となっております。

2PacからLil Uzi Vert、Marlo、Soulja Boyに加え、バスケ界からはPhilip ChampionにJohn Wallと、様々な人になぞって自分自身を振り返っています。こんなに固有名詞を詰め込んだにも関わらず、不自然さも全く感じないのが、彼の技量の1つでもありましょう。

スキル面での成長ももちろんですが、彼の心情に迫った曲も見逃せません。

「Trap Star」では自身の過去との対比として、自身のロックスター像が描かれています。全体を通して見ると、リーンへの言及や、Kevin Gates & Tay Kへのシャウトアウトなどワイルドな一面も見せつつ、モールでマリファナをバラ売りしていた頃の苦しい暮らしを表現したりと、目まぐるしく展開されていく1曲です。フックでは、「ドラッグをやりまくるぜ。ロックスターみたいに」や、「ロックスターみたいにステージに立っている」といった言葉が繰り返され、まるで俺の生活はロックスターだろ、と圧力をかけられている気にもなります。

ただ最後の1行が全てを物語っています。

「Bitch、でも俺はトラップスターだと忘れていない」

内容は全く異なりますが、Beyonceの「If I Were A Boy」と通ずる、生まれ持っての覚悟を感じました。どれだけ生活が変わり、目線が変わったとしても、フッドから出てきた誇りは捨てていないという、プライドが滲みでてくる名バースです。「誰がラップを始めさせたのですか? 」という質問に対して「アトランタ」と即答するような男なのですから、このマインドが消えることは一生ないのでしょう。

Young Thugが、Lil Babyをストリートから抜け出させるためにお金を払ったと話してはいますが、アトランタ自体から距離を取っているとは考えにくいです。

NLE ChoppaのICE BOXエピソードで、プライベートのLil Babyが出てくるのですが、ボディーガードをつけていない様子を見ると、どれだけアトランタを信頼しているかが伺えます。

そしてこの時期はLil系ラッパーが、大量に増えた時期でもあります。現在もそうですが、SNSをどのように扱うかは、ラッパーにとっては非常に重要なファクターとなり、シーンはさらに加熱してきました。Lil Pump、Lil Xanなどはそうして有名になったラッパーの1人です。

ただLil Babyの場合はSNSに近づき過ぎず、離れ過ぎず、絶妙な距離感を取り続け、地元との強固なコミュニティを築きました。「My Dawg」でも、「俺はインターネットビーフに行ったり来たりしない」と話しており、常にリアルを追い求めていたのがわかります。そうした積み重ねをミックステープを発表するたびに上塗りし続け、所謂Lil系ラッパーに埋もれることなく、さらに輝きを増していきました。

ただLil Baby自身、ロックスターを否定してはいません。彼こそがロックスターであり、トラップスターなのです。

Throwing Shade

2017年のハードワークが、2018年になると大きな波となって世界に波及していきます。まずは、Drakeとのコラボレーションとなった『Harder Than Ever』からのシングル、「Yes Indeed」が世界中でヒットを記録。黄色のフェラーリをピカチューに例えるシュールなフックと、「Wah-wah-wah」というLil Babyの合いの手がバイラルのきっかけとなりました。Drakeは北米ツアーで、実際にYellow Ferrariを飛ばせていたことも、Lil Baby布教に繋がっていたと思われます。ライブでもこの曲からスタートすることが多いですね。

そして注目したいのが、Gunnaとの化学反応です。初期キャリアはMarloやGunnaからラップを教わっていましたが、僅か1年ほどでオリジナルのスタイルを確立し、世間からも認知されました。

「Throwing Shade」は彼のラップスタイルを象徴するものと言えます。Gunnaと制作した最初の楽曲に当たる「Up」では、フックこそ特徴的なフロウを残していますが、バースは完全にGunnaとLil Dukeの勢いに飲まれてしまっています。今じゃ彼のプライドが許さないでしょうが...笑

彼がこれまでこだわってきたのは、ラップの中で嘘をつかないこと。誇張表現はもちろんありますが、それは最小限に留め、リアルな生活をラップに落とし込むことに注力してきました。これまでリリースした全ての楽曲に共通していることでもあります。言ってしまえばGunnaのスタイルとは真逆です(Gunnaはとにかく高級品でフレックス)。ただ実際にヒット曲を飛ばし続けたことに比例して、徐々に歌詞の豪華絢爛さというものが現れ始めます。そしてGunnaのスタイルと交錯し、化学反応が置きたのが今作と捉えられるでしょう。

言葉としての「Throwing Shade」は、褒めているようで実は皮肉ってる時に使われる言葉です。例えるならYoung Dolphをインディペンデントなアーティストとして賞賛するようなものですかね。簡単にいうと悪口です。

Young Dolphはさておき、ここでのLil Babyは「Throwing Shadeをしない」ということを強調しています。つまりリアルへの追求心です。バースでは車に関するワードが大量に出てきており、シボレーやフォージアートを引き合い出して金持ちアピールしています。Lil Babyは車に関しては割と粘着質な性格をしており、レンタカーに対してとにかく厳しいアーティストです。それゆえにレンタルではないことを何度も強調したりしています。

リアルを反映したラップを追い続けるがために、これまでできなかったフレックスラップというのが、できるようになったということを、Gunnaを通して実感した形です。本当魅力的なアーティストですよね笑

Gunnaとの関係性については次の曲でより深く探っていきましょう。

Close Friends

まずは収録アルバムである、『Drip Harder』から話していきます。GunnaはこれまでEPタイトルに「drip」という言葉を多用しており、逆にLil Babyは「hard」という言葉を使っています。2人を表すワードを繋いだ、シンプルかつ洒落たネーミングですね。

セールス的にも大成功となったこのアルバムですが、何と言ってもGunnaとLil Babyから交互に繰り出される流れるようなフロウの連続は、どこをとっても超一流です。エグゼクティブプロデューサーという立ち位置についた、Turboの統率力も見事なものでした。

この2人に共通しているのは何を隠そうYoung Thugです。ストリートのロールモデルとなり、自らの手でフックアップしたLil Baby。「Floyd Mayweather」に、当時無名ながらも、客演として抜擢したGunna。2013年にBirdmanに集められ、プロデュースされたRich Gang(Young Thug & Rich Homie Quan)を思い浮かべた人も多かったことでしょう。ただRich Gangと異なるのは、強制されることなく、このタッグが生まれたということです。ヒットを継続していくためにも、自然な形で生まれたことに意味があったのでしょう。Rich Gangはいろいろあって、分解されていきました。Young Thug自身あまり首を突っ込むタイプではないので、何もしていないように感じますが、Young Thugが作り上げた環境の中で、確かにアトランタのシーンがアップデートされた瞬間でもありました。

友達でもありビジネスパートナーの不思議な関係は、Lil Babyの言葉からも伝わってきます。Gunnaとの関係性を聞かれた際も、バラエティありがちの「めっちゃ仲良いで! 」という言葉を一切使わず、俺にもGunnaにもそれぞれ友達がいるし、その上での付き合いだとバッサリ切っています。この関係を続けるのが、どれだけ難しいことか... 彼らのコミュニケーションスキルもさすがです。

アルバムについて言及していくと、非常に高い頭韻のスキルを持つGunnaが主体となった「Business Is Business」や、シンプルなビートにLil Babyが自由にメロディーを乗せていく「I Am」など、お互いの良さを最大限に引き出した心地よい13曲がずらりと並んでいます。常に新しい顔を見せてくる絶妙なバランスは、彼らだからこそできる神業でしょう。

ただ個人的に外せないのは、Lil Babyのソロ曲として収録された「Close Friends」です。

Lil Babyあるある歌詞として「デートはしない」というフレーズがあるのですが(つまりヤルのが優先ということ)、そのツケがついに回ってきた作品になっています。一言にまとめると、これまでの浮気を認めた1曲です。

この曲は、彼女であるJayda Cheavesに向けたものだと思われ、リリース当時、インターネットは騒然となっていました。一時は離れたかと噂されたのですが、今では普通の関係っぽいですね。「Catch The Sun」のMVは2人で共演しています。(Jaydaはインタビューで、結婚してないから気にしていないと話しています)

「ダイヤモンドのリングを買ってあげた、そのイアリングに合うやつ」「どうやって(Jaydaに)言いよったかまだ覚えてるよ」という当時の思いを回想させるリリックを散らしつつ、「誰が(お前に)何を言ったのか知らないけど、昔の君が恋しいよ」という、やんわり彼女の変化を責めているような表現も見つかります。

2人の関係も最初の数ヶ月は秘密にしていたのですが、オープンにしようと言ったのはLil Babyかららしいです。彼が若干JK的なピュアな考えを持っていたのも、歌詞から伝わると思います。

ただ曲が進むにつれ、Lil Babyが自分の悪事を明かしていく形になり、彼女が変わったと思いきや、自分が変化していたことに気づかなかったという方向で取れるようになっていきます。最初のフックで

「ベイビーの行動が最近失礼になってきた」

とラップしていますが、ベイビーは彼女に当てた言葉かと思いきや、自分のことだったというのがわかるでしょう。深読みしすぎかもしれませんが、このようにとると辻褄が合います。

自分の恋愛に対してここまでオープンに話すことがなかった分(Jayda側からの話はありましたが)、彼の繊細さが垣間見えた同曲は、キャリア通しても重要曲であったと言えます。

そしてここで追記しておきたいのが、彼の女性観についてです。

『Perfect Timing』の記事でも触れていますが、女性に対して強制するようなことは一切しないのがLil Babyのポリシーとしてあります。「Highest In The Room(Remix)」から引用すると

「裸になる気がないなら、さよならすることを保証するよ」

これはほんの一例ですが、女性の許可がなければ、逆らうことをしないというスタイルを徹底しています。ミソジニー的カルチャーが蔓延するこのシーンにおいて、フレックスとの区別をはっきりとつけているようにも感じます。

逆にLil Babyのもつ繊細さがJaydaに向いた時、ここまで豊かな表現ができるのかという成長が感じれた作品でもありました。

No Friends

2018年の終わりにリリースされた『Street Gossip』は、先行配信なしという、めちゃくちゃなリリースを決行。にも関わらずBillboard200で初登場2位を記録したのは、彼の名にそれだけの価値が生まれたことの証明でした。

Metro BoominやWheezyも参加していますが、ほとんどの曲をQuay Globalが担当したことで、ビートは全体的にシンプルなものが多めとなっています。シングラップが控えめとなっており、このアルバムから入った人にとっては少し聴きにくい印象はあったかもです。ただラップのスキルが一段と磨きがかかったことは疑いようがないでしょう。

自分にとっては、Young Thugの意思を引き継いだという点では、重要なターニングポイントであったと思います。説明します。

彼はこれまでフッドを引っ張っていくというよりは、自分はあくまでその一部であり、全員でリッチになるという考えを持っていました。もちろんその気持ちは消える訳ではなく、新曲の「Sum 2 Prove」でもそのような表現を用いています。ただ、立ち位置が変わり、自分こそが次のYoung Thugになるという思いが現れたのがこの作品からではないでしょうか。

上のリンクは、伝説となった『Street Gossip』のアトランタリリースパーティーです。21SavageにYoung Thug、 Youngboy Never Broke Againなどなど、ありえないメンツが入れ替わり出てくる圧巻のパフォーマンスだったのですが、この重要な場でLil Babyは若手を2人フックアップしています。

普通こういう若手のフックアップは、ライブ始まって最初に持ってくるやつだと思うのですが、あろうことかNo CapとRylo Rodriguezの2人を、最後の10分に登場させます。アトランタのOGを見せつけ、会場が完全に湧いたところで襷を渡したような瞬間でした。この2人はそれぞれリリパ後に、3500万800万再生超えの曲をYoutubeに誕生させています。アトランタの絆は強固ですね。本当に。

そこで紹介したいRylo Rodriguezとの「No Friends」ですが、Lil Babyはかなり厳しめの言葉を使ってシーンを詰めているように感じます。「盗みをやるならやってろ、ただ証拠は残すな」「彼女はクールな俺が好きなんだ、ただヤリマンは助けられない」といった言葉が並びます。自分のチームに対しては寛容で、ともに上がっていく意向を見せるのですが、その外側に対してはかなり冷たく接しているように取れるのです。「証拠は残すな」の部分ですが、彼はMontrealityのインタビューで「暴力は解決の道ではない。必ず全ては答えが待ってるんだ」と残しています。必ず結果がついて回ることに関して、逆張りのようなラップをしているのも、彼の冷徹さが感じ取れる部分かと思います。

他の楽曲では、アトランタの成功者たちと、スキルやフレックスを詰め込んでいるのに関わらず、後輩との曲だけこの方向性になっているのは、Ryloだけではなく、他の若手に向けての言葉でもあるのでしょう。自分が成功した方法をしっかりと受け継ごうとしていく姿勢を、見せているようです。最初のEPを出してから2年と経ってないのがまたおかしな話ですがね。

2019年→2020年

Lil Babyは「2019年はゴミだった」と認めています。年始と年末のツイートを振り返りましょう。

「2019年は18年より良くなるよ、見てろ...」

「2019年通してまじでダメダメだった。2020年は俺のターンにする」

というわけですね。厳しい親なら、「去年も同じこと言ってたぞ!! 」と怒りそうなとこですが... ただあくまで自分の目から見て、2019年が総じてBullshitだったとは思いません。やることが変わっただけです。

2017年は4つ、2018年は2つのアルバム単位の作品をリリースしたLil Babyにとって、1つのアルバムもリリースできなかったのはかなり痛かったのでしょう。ただしファンの私から見て、ハードワークの部分だけは変わらなかったと感じます。

毎週のようにFT要員として若手をフックアップし、いくつものミリオンビューを叩き出してきました。しかもそのほとんどがMVつきというのが、恐ろしい行動力です。

ほとんどの曲で主役を食う勢いのエナジーを持ち込み、それに答えたニューカマーたちは次々と名前が売れていきました。Saint JHNのようにLil Babyとのヒット後世界へ向かったアーティストもいれば、D Block Europeのようにアメリカで成功するための起爆剤にしたアーティストなど、いろいろな場面で顔を出す、シーンの最重要人物となりました。

この『My Turn』は彼のキャリアにとってどのような位置付けになるかは、未確の部分が多いでしょう。それだけに、彼にかける思いというのは、日に日に増大していくものです。

曲を出すたびにチャートを変形させ、人々を魅了してきたLil Baby。日本でも彼のファンが広がることを祈っています。まだ2月が終わったばかり、2020年をどうデザインしていくか注目です。My Turn My Turn!! 

※この記事は、LINE MUSIC公式noteさんとのコラボ企画になっております。Lil Babyについてここまで自由に書かせていただけること感謝致します。
※そんなLINE MUSICさんでは、毎月1度は全曲フル再生できるようになっています!!
この機会にLil Babyの曲を聴きまくって、来日公演に繋げましょう。完全にエゴが出てしまいましたので、ここら辺で✌️

written by YOSHI









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