見出し画像

第一回Rappers選手名鑑 Gunna, YBN Cordae, Roddy Ricch, etc.

今回「10代のためのヒップホップ」というプレイリストがDigsterさんからリリースされました。ありがたいことに自分もそこに携わらせていただいてます。

今のところApple Music、Spotify、AWA、Line Musicで公開してます。(上のリンクから飛べます)

最近プレイリストの告知が多いなーって感じた人もいると思うんですけど、そのためです。Lil YachtyのTシャツとキャップがプレゼント企画として出てるんで、なんか好きそうな友達とかいたら教えてあげてください。

「プレイリストを監修!! 卍!! 」みたいな形で関わらせていただいたんですけど、自分もこういうことやったことないんでよくわからず、HipHopNewsさん(@HotHipHopNews2)にも協力いただきました。まさか協力していただけると思わなかったので、本当に感謝してます。ありがとうございます。「フォロワーが多いと、やっぱり変なDMとかきたりするんですか? 」という質問には、「あーくるね」とご回答いただきました。ありがとうございます。

前置き長くなっちゃうんですけど、これ読んでる人は多分暇だと思うので続けますね。まずなんで「10代のためのヒップホップ」ってタイトルなの? ってとこから行きます。

今現在日本の音楽市場って、ヒップホップ限らず洋楽がマジで聴かれてないんですね。特に若い世代はそれが顕著で、今のうちにテコ入れしないとどうなるかというと、「かなりやばい状況になる」ってわけです。「かなりやばい状況」というのはクラブでKid Inkが4回流れることです。

どこの国のチャートでも、ヒップホップかBillie Eilishかアリアナちゃんが独占しているこの状況で、Shape Of Youが力を発揮する日本の特異な音楽市場は少なくともアップデートする必要があると自分は感じています。どこの国も同世代のアーティストが文化を超え交流していく中で、素晴らしい楽曲が誕生する瞬間を、なんども自分の耳で体感しました。日本もその一部になれればーなんて勝手に感じてるわけです。タイトルでは、10代とかなり限定してはいますが、若い世代の一人一人が一つのカルチャーを形成しているということを自覚して、もっと積極的に関わって欲しいという願いも込めています。若干後付けですが。

まぁ簡単に言うと、頑張ろうというわけです。

と言うわけで記事の内容なんですけど、25歳以下のラッパーを対象に、毎週何かしらテーマ決めて(今回はタイミングがいいんでXXLフレッシュマンです)10組ずつ140字くらいで紹介していきます。同世代のアーティストに憧れるみたいな持論があるのでとりあえずは25歳以下です。好評だったらもう少し広げるかもです。あまりに短すぎて、プロ野球の選手名鑑みたいになったので、そのままタイトルにしました。物足りないと思うんですけど、既に下書きに60組以上は残してて、最終的には自己満な記事になると思います。そっちが好きな人はあと3週くらいお待ちください。ではGO

Gunna

まだここまでヒットする前に来日公演をしていたことをご存知だろうか? Lil Babyとほぼ同時期に有名になり始め、今ではアトランタを支える若い2大巨頭だ。彼が確立した流れるようなフロウは、とても心地よく、耳のマッサージを受けている気分になる。今や色々なアーティストから声がかかる引っ張りだこのラッパーだ。

(これ書いてる時に26歳になったので実質セーフでお願い)


YBN Cordae

ゴキブリを顔に這わせるMVや、大坂なおみとの恋愛報道など、音楽以外での報道がここ最近は目立つが、それらのゴシップも彼が人気ラッパーであることの証明かも。Dr Dreからのラブコールや、Logicのツアーへフックアップされるなど、アーティストからの評価も高い。Chance The Rapperとの新曲「Bad Idea」もグッド。


Blueface

ビートに一切乗らないオフビートを貫く、西海岸の新たなスター。Chance The Rapperが学校を回ってライブを行い、ティーンを中心に支持を得たように、彼もまた同じ方法で人気を集めていった。彼は何をすればSNSが盛り上がるかを理解している。YGやCardi Bとのコラボも好調だ。


Roddy Ricch

LAはコンプトンから出てきた98年生まれのラッパー。なぜ才能のある人が早く亡くなってしまうのか嘆いた「Die Young」が瞬く間にヒットし、その後もNipsey HustleやMarshmelloとのコラボなど、順調にスター街道を進んでいる。気づいた頃には、今夏フェスのひっぱりだこになっていた。


Rico Nasty

アーティストの能力を引き出すことで知られるKenny Beatsとのコンビは、マンネリ化したトラップのジャンルに新しい風を吹き込んだ。ライブでのエネルギー溢れるパフォーマンスも人気の一つであり、ファンの口の中に唾を垂らす動画はまさにNasty。彼女の音楽ジャンルはRico Nastyだ。


Megan Thee Stallion

メンフィスから影響を受けた彼女のキレキレのラップは、今のヒップホップシーンでも一際異彩を放っている。KhalidやDaBabyなどトレンドの中心アーティストと積極的にコラボしており、今まさに彼女を中心とした特大のムーブメントが起きようとしている。セクシーなルックスも見逃せない。


Lil Mosey

ドレイクがトロントの顔になったように、次は自分がシアトルの顔になる番だ。そう意気込むのは17歳のLil Mosey。とにかくキャッチーなメロディーラインが特徴で、スムーズなフロウは聴いていてとても心地が良い。意外にも彼を初めてステージに上げたのはLil Xanだ。

Comethazine

サンクラ上で、曲をすり替え再生回数を誤魔化すセコイ技を使い、一気にチャートのトップに上り詰めたComethazine。まるで現代版Soulja Boyだ。フロリダベースの怪奇的なトラックは、畳み掛ける独特なラップを引き立てる。A$AP Rockyとの「Walk Remix」は必聴。

Tierra Whack

10年前では考えられなかった、1曲1分ぴったりでアルバムを仕上げた異端児。日々情報がタイムラインから氾濫する中で、このコンセプトは一際注目を浴びた。奇想天外なアイデアを、高いレベルのラップ&歌唱力が支えていることがここまでヒットしている要因だ。

YK Osiris

ここ数年はヒップホップに押し出されているように見えるR&B業界だが、再び勢いを取り戻すのはそう遠くない未来だ。音楽を始めてから1年後に「Worth It」が大ヒット。この曲は30分で作ったと言われ、天才ぶりが見てとれる。R&Bファンに取っては、長年待ち望んだ大きな希望であろう。


DaBaby(25歳以上だけどここまできたら書いちゃう)

「DaBabyにはビートすら必要ない」こんなコメントが多数書き込まれることからも、いかに彼のラップが特徴的であるかわかる。彼のブレイクはとどまることを知らず、ついにはHot100のTop10にまで到達した。「Suge」が社会現象になっていることの何よりの証明だろう。

というわけでこんな感じで、少なくとも6週間くらいは続けます。よろしくっス!

第ニ回Rappers選手名鑑

written by Yoshi

photo by https://youtu.be/NzrOXCt2mlw 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?