悔しいが原動力

二人の共通点といえば、悔しいが原動力だということ。最近気がついた。

この年齢で塾に真面目に通ってお受験なんぞさせてもらった俺だけれど、実はかなり楽観的だ。

自分が得意な分野ではノウハウを人に押し付ける人に親切に教えて差し上げることは出来るが、不得意な分野から逃げる自分がいた。

そんな中で、今一番頑張っているセックスという分野に彼女がライバルを登場させてきたことがあった。

○○さんの肌感素敵〜と言われた時には焦りと我欲が腹の奥から出てきた。

得意分野を他人に渡すつもりはない。

でも、まだその時は正式に彼女に認められていなかったこともあり、

あっさりと、そいつにライバルに寝取られてしまった。

情けないことに我欲の渦中で、彼女を阻止する言い訳が見当たらなかった。執着という醜い自分と自信がない自分との闘いだった。涙ながらに、敗北を感じた。

でも、俺にとって、悔しいが原動力になる。

しかも調子に乗る性格も持っている。

成長すれば、他の男に見向きもしなくなるだろう。

幸い、俺のムスコにはゾッコンの彼女である。

問題は俺の器の小ささだけだ。