【意見が違うのはあたりまえ】
メリット:考え方の大切さが分かる、コミュニケーションが楽になる
なんであの人には言っていることが伝わらないんだろう?
なんであの人には分かってもらえないんだろう?
って思うことはありませんか。
その答えの1つとして見ている世界が違うというのがあります。
いきなり怪しい話ですね。笑
でも、少しでも分かる説明ができるよう頑張ります。
立場が変われば視点が変わるという物理的な話ではなくて、同じ立場で同じ物をみても人によって見え方が違うんじゃないか?というところについて話をしていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーー
▼考え方で見ているものは変わる
ーーーーーーーーーーーーーーー
考え方でみているものは変わるんです。
どういうこと?と思うと思いますので、今から一つ実験の話をしたいと思います。
会社で同僚やお友達にやってみると面白いのでよかったら試して見てください。
自分のよく使う腕時計でも掛け時計でも結構ですので、どんなデザインの時計か見ずに描いてもらいます。
その後に紙に描いたものと実際の時計を比べてしっかり描けているか採点をしてみてほしいんです。
毎日のように見ている時計は描けるのでしょうか。
これは、結構な人が描けないそうです。
さらに、デザインの採点が終わった後に時間は何時ですか?と聞いてみてください。
これ、デザインの確認をするためにじっくりと時計を見ていたはずなのに時間を答えられない人がでてくるそうです。
面白くないですか。
なぜ、こんな事が起こるのか。
それは人が”いま”重要だと感じていることしか見ていないからです。
時計を購入する時にはデザインを見て買ったはずなのに、購入して使いだすと時計は時間を見ることが重要になるため、デザインは見なくなってしまいます。
これは人間の脳がそういった働きをするように出来ているからだそうです。
人間の脳は重要だと感じているもの以外を省いてしまうので、あなたが見ている今の世界は、あなたが”いま”重要だと思う物以外は省いて見ている状態だということが脳科学的にも言われています。
ということは、僕が見ている世界とあなたが見ている世界は一緒なのでしょうか。
ちなみに、これは目に見える情報の話だけではなく、耳から入ってくる情報も含まれます。
テレビを見ている人で話かけても全然聞こえない人っていますよね。
これは脳が情報を遮断しているからです。
怒られるかもしれませんが、その場合はテレビの方が重要なんです。
また、人が集まる場所で話をしているなか、違うところで自分の好きな話題や自分の名前が聞こえたりすると敏感に反応してしまうことはないですか。
それも自分にとって重要な情報だけを脳が届けてくれているからです。
脳は想像以上にめちゃくちゃ優秀です。
なので、脳の構造として人は自分が重要だと思うもの以外は基本的には見えていないし、聞いていないんです。
だから人は考え方で見ているものが変わると言えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼意識していないようで意識している
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さっきの話に繋がるんですが、人は意識していないようで意識しているんです。
なぜなら、人は無意識のなかで意識をして行動しているからです。
沢山の人が集まる会で自分の名前や好きな話題の話が聞こえてくるのは、脳が重要だと思う情報だけを届けてくれているからという話をしましたが、その時に僕の話をしてる人いないかな、僕の好きな話題を話している人はいないかなと意識しながら人と話はしていないですよね。
あくまでも無意識でそういった話題をしている人はいないかぁ〜と意識しているから、脳が重要だと思って届けてくれるわけです。
テレビを見ている時に人の話が聞こえない人は、周りの話を聞かないでおこう、テレビに集中集中!とは思って見ていないですよね。
これも無意識で周りの話をきかないように意識しているから、周りの音が省かれているわけです。
他にも事例をあげると、シャワーを浴びたりお風呂に入っている時に「あっ!!」ってなって言いたかった事とか、あれなんだっけなぁ〜って思っていた事を不意に思いだす事ってないですか。
これも意識してずっと考えてはいないですよね。
無意識で脳が「なんだっけなぁ〜?」という問いに対してずっと考えてくれているので、謎が解けた時にポンッと出てきて「あっ!!」となります。
ちなみ人は日常の中で意識をしているのは3%〜10%だけで、90%〜97%は無意識だと言われています。
そんな馬鹿な?と思いますよね。
僕も思います。
でも、あなたは人と話をしながら呼吸を意識していますか。
たぶんしていないはずです。
息を吸わなきゃ、息を吐かなきゃと考えながら話はしていないですよね。
歩く時も足を上げておろすとは考えていないですよね。
人は無意識の中で重要だと思うことを意識して行動に写しています。
そのため、意識していないようで意識しているということが言えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼見てるようで見てなくて、意識してないようでしている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまでの話をまとめると
人は自分が重要だと思うものしか見ていなくて、その重要かどうかの判断は無意識の中でしているということがいえます。
ということは最初にもどるんですが、それぞれに大切な事があって、それぞれが色々な考えを持つ中で、いま自分が見ている世界は他の人が見ている世界と同じなのでしょうか。
僕はそれぞれに見ている世界は違うと思っています。
なぜなら、僕自身が昔とは明らかに世界の見え方が違うからです。
以前の僕はこんなにも勉強している人が世の中にいるなんて知らなかったんです。
30代、40代、50代以降の人よりもビジネスに詳しい大学生や20代が日本に沢山いるなんてしりませんでした。
ビジネスのチャンスがこんなに沢山あるなんて知りませんでした。
でも今は昔よりも確実に気づける事が増えています。
これは世界が変わったのではなくて、僕にとって重要な物が変わったので、そういった人達がいる世界が見えるようになっただけです。
同じ時代や世界にいるのに、僕が見ている世界に気づいていない人は沢山いると思いますし、僕が知らない世界の見方も沢山あると思います。
だから、僕はそれぞれに見ている世界は違うと思います。
この話を聞いて体感したことによる僕が感じるメリットは2つです。
1つ目は、見ている世界が違うんだから、お互いに理解できない事があるのは普通だと思えるようになった。今は人間関係であまりイライラしません。
2つ目は、自分が何を重要かと思っていることが大切ということに気づけたので、人生の目標を大切にするようになった。そのおかげで目標を忘れづらいし、達成できる物も増えています。
あの人にはなんで伝わらないんだろう?
なんであの人には分かってもらえないんだろう?
そこには考え方の違いだけでなくて見ているものの違いがあるんだと思います。
もし、あなたが何かを伝える立場にいるのであれば、まずは相手が見ている世界を理解することが必要かもしれません。
話をする前には相手の話を聞き、相手が見ている世界を知ることに意識をして見てください。
今回は以上です。
ありがとうございました。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/yoshifumi.kamiike/?hl=ja
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?