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感じやすい不機嫌 SMAP Gold Singer 007

最初に紹介するのは、木村、香取、草薙のトリオ曲「感じやすい不機嫌」。1995年発売のGold Singer に収録されている。作詞はたいせつ、人知れずバトル等も担当した戸沢鴨美氏。

女性目線の歌詞で聞いていくと、付き合いたてで彼氏に多かれ少なかれ不満を持ったツンデレ女性の印象を持つ。しかし歌詞をよく聞いてみると、とっても可愛らしい感性を持った女性であることも伺える。

特に1番Aメロの「恋は彼氏をいじめながらプライドに磨きをかけているの」からの、Bメロ「『君が好き』と言われたら嬉しすぎて倒れそう」という、強がりと嬉しさのギャップは多くの男性を湧かせることだろう。このように感じやすい不機嫌はAメロで強がりや不満、Bメロで可愛らしさ、サビで男性への要望を話すような構造になっている。

歌割りもAメロの強がり、不満を鋭い声の木村が、Bメロの可愛らしい一面をまだ少年のあどけなさが残る声の香取が歌う。そしてラスサビ前を草薙がさわやかに歌い上げている。

何より、前奏がいかにもこれからなにか始まりそうな期待を持たせる入りとなっており、豪華ミュージシャンを起用している007の中でも高い人気を持つ名曲と言えよう。

しかしこの彼女、優しくしないと平手打ちして、大事にしないと部屋で暴れて、近くにいないと気持ちが冷めるという、何とも男性泣かせの彼女だ。元彼女に昔、この曲の感想を聞いてみたところ、「こんなに極端じゃないけど誰にでもあるでしょ」と返答された。だから遠距離恋愛になってから気持ちが冷めたのか・・・。今度現彼女にも聞かせて感想を聞いてみたい。

007のLIVEでは3人が三角形を作るようにダンスしているのが印象的だ。かなり格好いいので是非見ていただきたい。

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