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保育園は最大のエコ育て part2

前回のPart1に続き保育園のエコ育てポイントを書いていきたいと思います。

前回はどちらかというと気持ちの面での話だったり、保育園に預ける意義のようなお話をしてきましたが今回は実際に保育園が担ってくれている部分についてです。

食事、発語、知育、体づくり、学び、コミュニケーション、自立、などあげればキリがないのですが、保育園は本当にたくさんのことを担ってくれていて、自分がこれを全部やろうと思ったら一体どのぐらいの労力がかかるんだろう?と思ったりします。

そう考えると保育園に預けているだけで、自分の体力や気力を使わずにこれだけの育児ができるってものすごくエコですよね。

以下に書いたことは保育園にお子さんを通わせている親御さんなら誰しも思うこともあろうと思いますが、そんな「当たり前」でもあらためて考えてみる違った気づきもあると思うので、自分へのまとめとしても書いています。

子どもの自立に必要なものを賄ってくれる場所

保育園でやってくれる最大のことは子どもの「自立のサポート」だと思っています。もちろん自宅でも、子どもにいろいろなことをやらせてあげたり、こちらから働きかけてチャレンジの機会を与えていくことはできますが、まだ早いかな?危険かな?などいま一歩踏み出せなかったり、時間的な余裕がなくて後回しにしてしまったりすることがあると思います。そこを子どもたちの様子を見ながら無理のない範囲で積極的にやってくれるというのは、非常にありがたいポイントです。

親が自分の時間を使い、手をかけなくても子どもができる事が増えていくってこの上ないエコ育てです。もともと子どもは自分でいろんなことを学んで吸収していく生き物ではありますが、保育園の存在によってより良く学べるというのが良いところ。

と言いつつ、、これじゃあまるで忙しさにかまけて子育てを蔑ろにしているみたいで嫌だ、とか、親として子どもの自立に時間を費やしてあげられないのは罪悪感を感じる、など、もしかするとここでもネガティブに感じる要素が出てくるのではと思います。そこで、これをポジティブに変換できる要素について私の考えを書いておきます。

第三者がいることで自立が促される

自立を促していても、子どもがノッて来ないこともありますよね。大人でもそうだと思いますが、家族には甘えが出るし、幼い子どもであれば尚更親には甘えたいもの。
ほんとはやれるかもしれないことも、家ではママやパパにやってほしいということも結構ありますよね。

うちの息子の場合、園のお迎え時には「あ、なんとなくもう自分で靴はけそうだな」と思って家でもやらせてみると「◯◯(自分の名前)はやんないの。ママがやるの🙃」といってやってくれない、なんてことがありました。
先生からのコメントで、最近は自分で靴を脱ぎ下駄箱に入れています、というコメントがあっても家では「ママ〜靴脱がせて〜」と甘えんぼ発動。
可愛いな〜と思いつつ、「やらんのかい!笑」と内心ツッコんでますが、気持ちはとてもよくわかる。

保育園という親のいない空間で、周りを見ながら、お友達と励まし合いながらのほうが、意外と「やってみようかな?」という気持ちも出やすく、チャレンジしやすいという面があると思います。

親がやった方が早い!がない

これは特に着替えや準備系ですが、時間がなくてバタバタしている時や切羽詰まっている時って子どもが自分でするのを待てない時がありますよね。
極力待ってあげたい気持ちもあるけど「遅れそうだから今日はママがやるね!」などの会話は割と皆さん経験された事があるのではないでしょうか。

時間にも気持ちにも余裕があればとことんでも付き合えますが、そうも言っていられない状況もまあまああったりするので、子どもには申し訳ないと思いつつ、つい親が手を出してしまいがち。

その点、保育園では助けを求められるまでは手を出さない、声もかけないで(助けが必要なら教えてね、とだけ言って)じっと待ってくれていたり、自分でやってみるのを見守っていてくれます。
これがあることで、誰かに催促されることもなく自分のペースでチャレンジできるし、やってみたいという気持ちも満たされ、ダメだったら助けを求め、できたら自信につながる、という流れができて、親が葛藤しなくて済むという側面があります。

最適なタイミングでできる

これはもしかすると私だけかもしれませんが、チャレンジできそうか、やらせてみようか、と判断するのって意外と難しくないですか?

大人でもいきなりハードルの高いことをやらされると戦意喪失するというか、、もしかして子どもにもそういうことがあるのではないかとちょっと感じている部分があって、どのぐらいのタイミングでどういうことを促すべき?というのがなかなか見つけにくいなと感じることがあります。

そういう意味では、自分の子どもと同年代の子どもたちができる可能性ってどれぐらいなの?というのを知るにはやはり比較対象があった方が指標を見つけやすいのではないかなと思っています。

ここで言っているのは、
「あの子はもうできるのに、うちの子は、、」という比較の話ではなく、
「◯歳ってこんなことってできちゃうんだ!」「こういうのもやっても良いのね」という気づきを得るという話です。

その点において、日々複数の園児を目の当たりにしている先生方が、この子達はこれができそう、この子にはこのあたりから、と判断しながら、個々に合わせた「"自分で"のチャレンジ」を最適なタイミングで実践してくれるのはありがたいことだなと思っています。

そしてそれを家庭と園とで共有することで、「うちの子ももうこんなことできるんだ!やらせていいんだ!」と自信も持てる。

親が思うよりも子どもは早く強く成長していきますし、大人の想像をはるかに超える可能性も持っています。
でもその可能性への期待を無用に広げすぎず、子どもにあったその時の最大の可能性を見つけていくことは親にとって必要なことだと思っています。
そして保育園はこれに欠かせないパートナーだなと思います。

離れている時間があるからこそ冷静に対応できることもある

これは私自身が個人的に感じたことなので共感を得られるかどうかわかりませんが、園に預けている時間があるからこそ、家での一緒の時間をより大切に過ごそうと思えるところがあります。

四六時中一緒にいれば、どんなに可愛い我が子でも精神的にも体力的にもエネルギーが削られますよね。日中、子どもは親と離れて保育園、親は仕事をお互いに頑張ってきたからこそ、お迎えから寝るまでの時間は穏やかに過ごそう、仲良く過ごそうと心がけられるように思います。

遠距離カップルが会える時間を最大限楽しもうとするかのように、保育園の時間があるからこそ家での時間をより大切に過ごせる。

イヤイヤ期などを迎えれば、それでもどうしても平静を保てない時は出てきますが、「離れている時間」は総じて気持ちをフラットにするための大事な要素であると思っています。

保育園は、自分のパートナー以外の第二のパートナー

保育園には自分以外の大人の目があり、第三者として冷静に子どもを見守ったり観察したりしてくれる環境であり、なおかつ切磋琢磨できる同学年の子どもたちがいたり、自立心を刺激されるような上の年齢の子どもたちもいる。それだけでもありがたい環境です。

もちろん、実質的には1対多なので、全員に十分に目を配れない環境でもありますが、保育士さんたちは最大限できることをやってくれていると思うし、園は親だけでは与えきれないものがたくさん詰まっている場所だと思っています。

育児だけでなく、家事や仕事、その他あらゆる役割に自分のエネルギーを分散させる必要のあるワーキングマザーにとって、保育園は自分のパートナー以外に頼れる第二のパートナーといっても過言ではありません。

エコに子育てするために、どんどん保育園を頼って良いと思います。
(個人的にはトイトレを園に頼りたい・・笑)

世の中のパパママ、今日もお疲れ様でした!

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