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コロナ禍での出産育児を経験したからこそわかった「人とのつながり」の大切さ

最近はもはやその名すら聞かなくなったCOVID19(通称コロナ)。
私は1人目の出産・育児スタートがまさにこの時期でした。
そして今平穏な日々を取り戻し、2人目の育児をしています。

今回は息子(1人目)の出産・育児と娘(2人目)の育児体験を比較して感じた、人との繋がりの温かさやありがたさについて書きたいと思います。

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「普通じゃないのが普通」だった1人目出産育児

1人目の時は、入院前から厳戒態勢だったため、病院への付き添いや出産時の立ち会い条件も厳しく、どの産院もかなり制限がありました。
私が出産予定だった院では、立ち会いに関しては本当に生まれるその直前にしか病院(分娩室)に入れないと言われていました。

幸い、当日は他にお産を控えた方がいないタイミングだったようで、病院についてからの流れで陣痛時から出産まで夫とずっと一緒にいることができました。ただ、とにかくまだまだ感染拡大中という中で病院側からすれば「普通ではない」状態でのお産だったと思います。

産後も私が妊娠当初に思い描いていたものとは全く違っていました。

入院中は一人一人食事をとるスタイルで、朝晩は部屋食、昼食は食堂で摂るものの、1テーブルに一人しか座れないルールだったため、他のママさんと一切話すことはありませんでした。

両親学級でもほとんど交流の機会もなく、参院でもママ友が全くできない中で迎えた退院。そしてそこからは自宅軟禁状態での育児スタートでした。

生まれたての赤ちゃんはコロナに関わらずそもそも免疫の点で本来あまり連れ出すものではありませんが、外気浴が推奨される月齢を迎えても無闇に連れ出すことは憚られたため、とにかく一日中自宅で過ごさなければ行けませんでした。

右も左もわからない子育てが突如として始まっただけでなく、気軽に両親や友人にも会えない。外に出られないし、横のつながりも作れない。

そんな中で一人目育児は、子育てそのものの閉塞感に、パンデミックによる半強制在宅の孤独感があいまって、知らずのうちにストレスになっていました。

携帯がお友達であり、唯一にして最大の情報収集源。
リア友との連絡はとれるものの、会えないもどかしさやリアルタイム性の低さから、気軽な会話を楽しめるようなコミュニケーションは減少。
テレビをつければ悲観的な話題ばかり。
誰もがあらゆることに敏感に、慎重になっていた時でもあり、何をするにも距離を気にしなければいけなかったので、手足の自由すら奪われたような感覚でした。

その当時はそれが「普通」で、初めての育児がそれだったので、自分では孤独であることには気づいていませんでした。でも、今2人目育児をしていて、あの頃の自分がいかに孤独だったかがよくわかります。

人との繋がりがある状態での2人目出産育児

今は地域とのつながりや近くに話せる・会える友人がいることで心の余裕ができている、と感じます。

ありがたいことに、今住んでいる地域に引っ越してきてから数年経って、2人目を妊娠する前に何人かのママさんたちと繋がることができました。保育園は違うものの、話せる・会えるいわゆる「ママ友」ができたことで私の妊娠〜育児生活はガラッと変わりました。

縁あって、ママたちがママたちのために運営しているコミュニティに入り、そこからさらに別のママさんたちとも知り合うことができて「地域に知っている顔」が増えていきました。

何よりありがたく嬉しく思ったのは、「家族ではない他の誰か」が自分の子どものことを知っていて、名前を覚えてくれて、気にかけてくれること。

とても気さくでいつも声をかけてくれたりお土産をくれるお隣さん。
コミュニティ運営メンバーであるママ友。
馴染みのセレクトショップの店員さん。

みんなが私の妊娠を喜んでくれ、応援してくれて、生まれた後もとても可愛がってくれます。それがどんなに嬉しくて幸せなことか、1人目の経験があるからこそわかります。

妊娠中は、まるでお決まりの儀式かのように、会う人会う人に「無事に生まれてきますように!」という言葉と共にお腹に当てられたみんなの手からたくさんの安産パワーをもらいました。

(もちろん息子(1人目)もたくさんの祝福を受けましたが)妊娠中からたくさんの人に声をかけられ、パワーを注入され、待ち望まれた娘(2人目)は本当に幸せだなと感じました。

コミュティイベントに行けば多くの参加者はほとんどが知り合い。みんな子連れでやってくるので、子どもたちも友達同士だったりします。

ママが何かをするためにその場を離れるときは、率先して他のママさんたちが子どもを見てくれるような環境です。

「私〇〇ちゃん見てるからそっちでXXやっていいよ〜!」
「今みんなここにいるし、△△くん遊んでるからトイレ行ってきても大丈夫だよ〜」
など、みんなでみんなの子どもをみる、という雰囲気があります。

目の前で繰り広げられるそんな光景を見て、地域で子育てをする、共育て、とはこれのことか!と確信とも言える感情が湧きました。

その当時はなんとも思っていなかった、ほぼ夫と2人だけでの「おこもり育児」は、振り返ればやはり孤独だったと思います。

いつでもどんな人とも情報とも繋がれるオンラインの世界が大きく広がり、人との関係性が希薄になっている現代であっても、子育てには「リアル」が不可欠です。私自身が経験したからこそ本当にそう思います。

出産を終えて怒涛の育児が始まるママにとって
・誰かに会い
・誰かと話し
・誰かに手助けをしてもらう

ことがどれだけ大事で必要なことか。

だからこそ、コミュティ運営に加わったし、その活動を通して少しでも多くのママが「知り合い」を見つけられる環境を作りたいと思っています。

これを読んでいるあなたが世情に関係なく、もし今過去の私のような状態にいて孤独やストレスを感じていたら、ぜひ探してみてください。
近くでママ同士が知り合えて、話せて、子どもの面倒を見合えるコミュティがきっとあるはず。

自分で抱え込まないこともエコ育て。
少しでも「エコでニコ😊」な子育てができますように🙏✨



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