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即レスにお疲れなのも、返信を忘れてしまうのも、あなたの能力のせいじゃないと知って欲しくてホワイトペーパーを作りました。

朝から晩まで即レスしまくって、燃え尽きそうになりながらも、
それでも自分を奮い立たせて頑張ってませんか。
1日中チャットツールに張り付いてるにも関わらず、
メッセージの返信を忘れて落ち込んだりしてませんか。

それは、あなたの能力が低いとかそうことじゃない。
そういうことじゃないんですっ!!!!!!(力説)

こんにちは。
株式会社Zenmetry(ゼンメトリー)のFounder/CEOの長友好江です。

2022年8月のプレシードラウンド、そして2024年6月4日に2回目となるシードラウンドでの資金調達を発表しました。

そして、同じタイミングで、弊社初のホワイトペーパー
「即レスを減らして成果を上げる「3つの処方箋」」を公開しました。
なぜ今、このホワイトペーパーを出したのか、その思いについてこのnoteではお話ししていきます。



量の増え方が、半端ない

毎年毎年、メッセージの量は増え続けています。

カル・ニューポートの「超没入 メールやチャットに邪魔されない、働き方の正解 」(早川書房)によると、2005年は1日のメールの送受信数の平均は50通でした。しかし、2019年には、126通まで増えています。2.5倍です。

さらに、SlackやTeamsなどのビジネスチャットが加わり、1日300−400通、いやもっと読んでる!という方も増えています。

でも、これに目を通して「即レス」しようとすると、どうなるでしょうか。

常にメッセージをチェック

量が多いメッセージを常に即レスしようとすると「常に朝から晩まで通知に反応し続け対応している」という状態になります。

2018年のレスキュータイム社の調査では、平均的なユーザーは電子メールソフトやSlackなどのインスタントメッセンジャー・ツールを6分に1度チェックしていた、という結果がでています。思い当たる節はないでしょうか?

特に顧客からメッセージが届く職種の方はより深刻です。弊社が実施した100人以上を超えるユーザーヒアリングでは9割近い方が「顧客からの緊急な連絡が来る可能性がある」と思うと通知を切れない、と回答しています。

いつも頭の片隅で「何か返信を忘れていないだろうか」と思いながら、心理的なストレスを強く感じています

燃え尽き症候群のリスク

高頻度にメッセージをチェックする生活を続けると、仕事のオンとオフの区別がつかず、燃え尽き症候群(バーンアウト)になるリスクが高まります。燃え尽き症候群とは、熱心に仕事に邁進していた人が、突然やる気を失ってしまうことをいいます。
燃え尽き症候群自体について知りたい方はこちら参考にしてください。


実際、Future Forumの調査では、世界の1万人のデスクワーカーの42%が燃え尽き症候群を経験したと回答しています。若い人、中間管理職、女性はさらに燃え尽き症候群のリスクが高いという結果が出ています。

かくいう私も、2020年の春、外資系IT企業のカスタマーサクセスの部長として、朝から晩までメッセージに追われて、自分の仕事ができるのは子供が寝た夜間だけ、という生活を続けていました。朝起きたらまずは夜中に来ているSlackに目を通すことから始まり、日中もメッセージを追いかける日々。
自分の時間が取れず、睡眠を削って仕事をしていると、気持ちに余裕がなくなっていきます。そして、とうとう燃え尽きて退職しました。

キャリアを築くべく18年間続けてきた会社員生活を手放すことになりました。この出来事が、Zenmetryを創業するきっかけとなっています。

常に「即レス」は必要なの?

大量のメッセージに即レスし続けることの最大の問題点は、「緊急なものもそうでないものも、すべて即レスしようとして業務を中断する頻度が増えすぎる」点にあると考えています。

その昔、即レス命だった私は、通知が来るたびに作業を止めてすぐに確認していました。でも、「ありがとうございました!」などの一言メッセージで作業を中断することが果たして必要だったでしょうか?雑談にスタンプ押す作業も本当に「今すぐ」やる作業だったでしょうか。
作業を中断するたびに再度集中するには約25分かかると言われています。

私たちは、結果として度重なる業務の中断によって、成果を素早く出せていない可能性が高いのです。

良かれと思っている即レスも、やりすぎは無駄が多く、消耗しやすいことがお分かりいただけたでしょうか。

通知対応にも優先度をつけよう

即レスのやりすぎを見直すことは、精神的な観点でも、業務的な観点でも有益だと考えています。そのあたりを「今日からできる方法を3つの処方箋」としてホワイトペーパーにまとめました。

さらに、今お読みの方のメッセージ処理の現在地を診断できる「即レスお疲れ度診断」もご用意しました。ぜひ試してみてください。
以下のページからダウンロードいただけます。

大いなる人類の損失に一緒に立ち向かいたいあなたへ

最後に。
メッセージの通知で消耗したり、うまく処理をできていないことって、グローバルレベルで人類にとって最も貴重な資源である時間の無駄遣いだと思いませんか?昨日もちょうどNYから来られている投資家の方にピッチしたのですが、「確かにグローバル的な課題ね!応援したい!」と共感して頂きました。

私たちは、世界中のデスクワーカーの仕事の進め方(ワークフロー)の無駄を変えるために会社を立ち上げ、シードラウンドの資金調達を行いました。

通知を整理することは最初の一歩で、現在検証中の製品はさらに「確実に処理を実行できる様にする」ことを支援することを目指して開発を深めています。顧客からのさまざまなツールからのメッセージ管理に悩む方に届けていくべく検証しています。

人生は短いのです。仕事は早く終わらせて、仕事以外に充実させたいことがありませんか?会社だって社員を消耗させたくないし、残業代だって抑えたい。日本はますます労働人口が減っていく中で、8時間フルで労働すること自体が難しくなる時代がまもなくやってきます。いろんなアプリに振り回されて、残業を余儀なくされる働き方を未来に持ち越している場合じゃありません。

面白そうだな!と思った方、副業ベースでもぜひ力を貸していただけないでしょうか。すでに超優秀なメンバーが手を貸してくださっていますので、きっと面白い体験になると信じています。資金調達させていただいたお金を、正式リリースに向けて絶賛開発に振り向けています!!

XのDM(@yoshienagatomo)でも、複業クラウド上でもぜひお声がけください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

<おまけ 現代短歌コーナー>
推しの現代短歌を紹介しております。短歌は良いぞ。

まっすぐに歩くと決意するだけで他者はたいてい避けてくれるね

「荻窪メリーゴーランド」 木下龍也 鈴木晴香 太田出版より


<参考書と推し短歌本のご紹介>


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