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先入観ってあぶない。

先日、倉俣史朗の展覧会に行ってきました。
お花のイスを作った人ということしか知らず、ちょっと奇抜な方なのかなとさえ思っていました。(申し訳ございません。笑)

ところが、展覧会に入って真っ先に読んだ文章で、私は一気に引き込まれました。

「僕には引力の支配から逃れ、重力から解放されて、自由に浮遊したいという願望があります。」

えー
おもしろ。

そして奥へ奥へと進んでいくと
家具として斬新な曲線や素材の使い方を
された家具たちが並んでおり、倉俣ワールドが広がっていました。

私は結末を匂わせて終わる映画が嫌いで
作り手の意志を最後まで伝えてほしいと思うタイプです。
倉俣史朗の作品は「自由」への探究心が緻密に計算された技で形になり、
だからこそ、その斬新さは決して奇抜なのではなく、美しく見えました。

入館前に持っていた倉俣史朗への印象は180度変わり、
すっかりファンになりました。笑

皆さんも自分の先入観が壊されることってないでしょうか。
「人は見かけによらない」
「物も見かけによらない」
「人の行動も見かけによらない」
そんなことを思うことが別のことでもありました。(また後日ブログで!)

そんなことから、自分が見てる世界とそれに対して感じているイメージは
正しいのだろうかと問うようになりました。
※「正しい」というのは、自分の価値観に沿った見方ができているかという意味で使っております。

ですから、ちゃんと結果(見た目、物、行動)までの思いや過程も知った上で、自分がどう感じるかということを大切にしたいと最近思っています。
その時に調べることに手間がかかったり、聞いてみることに勇気が必要な時もあるかもしれないけどね。
自分がどうしていきたいか、という大きな指針を掲げていれば、きっとできると思います。

皆さんも誤解とかすれ違いで、素敵なものを逃さないようにしてください。


P.S
倉俣史朗展、とても面白かったので、行ける方はぜひ世田谷美術館へ!

行けない方はとてもわかりやすい記事があるので、こちらを読んでいただくと体感できると思います!

https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/shiro-kuramata-report-202311

2024年1月28日まで開催中だそうです^^

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