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時間だって超えてしまう。そう、テニスならね - リョーマ!新生劇場版テニスの王子様 -

友情・努力・勝利からなる王道テニス漫画、テニスの王子様が映画になったようなので観てきました。
※Gloryの方です。

過去放映していたアニメとは異なり3DCGでより立体感のある動き、ミュージカルらしく急に歌って踊りだす等々、非常に面白かったです。

今回の物語はタイムスリップものであり意図せず過去に飛ぶわけですが、過去に飛んだら困惑したり、現代に戻る方法を探したりしますよね。

でも流石テニスの王子様

「俺たちタイムスリップしちゃったみたい」
Q. どうしよう
A. 親父の現役時代の試合を観る

!?

困惑するのは一瞬だけ、現代に戻る方法とかはどうでもよくて、目標としている父親の現役時代の試合を観るのが優先。彼らの年齢を考えると興味が勝るのも納得です。
それに、これまでテニスボールで人を吹っ飛ばしたり、壁を破壊したり、ブラックホールを作ったり、巨大化したりと数々の技を披露してくれたテニスプレーヤー達。彼らにとっては物理法則なんてどうとでもなるわけですから、時間を遡ることなんて大した問題にはならないのかもしれません。

テニスシーンはOPの全国大会決勝、本編冒頭のテニスギャングとのラップバトルから始まり、いくつかありましたが、対戦相手を磔にするほどの打球を打ったり、恐竜を滅ぼす等の派手な技は打たない(顔面にボールをぶつける程度の)落ち着いた試合だなと思っていた矢先に、期待に応えてくれました。
劇場版オリジナルキャラクター、マフィアのエメラルドさん。彼女のプレイスタイルは長くしなやかな脚にラケットを括り付けてボールを蹴る、格闘技のようなものでした。 腕よりも脚の方が筋肉量が多いと言いますし、パワーを求めたなら脚でボールを打つという結論にたどり着くのは当然ですね。


物語としては、マフィアに狙われて竜崎さんを助けに行ったり、逃げたり立ち向かったりと王道のストーリー。竜崎さんを助けに来たリョーマ君の姿はまさに(あいつこそがテニスの)王子様。
途中跡部様のサービスシーン等を挿み戦うことを決心する等、実に少年漫画らしいストーリーだなと思いました。

前編通して観ていて飽きない楽しさがある作品だったと思います。
「テニスラケットは人を傷つけるためのものではない」というフレーズが何度か出てきましたが、ボールは別であるということもきっちり描かれていましたしね。
物足りないなと感じたのは、乾先輩と河村先輩。
全国大会終了の三日後とのことでしたので、回復してないのは分かるのですが、最後まで包帯ぐるぐる巻きだったのがちょっと可哀そう。せっかくの3DCGですし、全快した姿を見せてほしかった。。。


テニスをすれば他のメンバーを過去に召喚できるし、現代に戻ることだってできる。やっぱりテニスって面白いですね。

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