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スプレーヤー弐号機をゆずっていただきました!
幸枝さんのママ友からのLINE。
「うちのスプレーヤー買い替えたんだけど、今まで使っていた方、幸枝ちゃんのところで使う?」
添付されていた写真を2人で確認。
こ、これはリモコン付きの東洋農機のスプレーヤーだ!
これがあれば、我が家のエースであるヤンマーのAF890で防除することができる。
「ぜひ見に行きたいです」
幸枝さんから返信してもらう。
現在うちで使っているスプレーヤー初号機は同じ地域の人の好意で譲ってもらったものだ。
ずっと大活躍してくれているが、実はそれを背負っているトラクターのエンジンの掛かりに最近少し不安が出てきている。
調子がいい時はぱっとかかるのだが、良くない時はどんだけキーを捻ってもうんともすんとも言わないときもある。
「いざ」というときにこのエンジンがかからないモードになる不安が常にあるのだ。
その上、僕の運転ミスでスプレーヤーの竿を引っ掛けてなんだかゆるくなってしまっていたり、ホースが詰まって使えなくなってしまったりと次第に満身創痍な状態に近づいている。
![](https://assets.st-note.com/img/1718187610345-nhC7kQd7H2.jpg?width=800)
ちょっとヤドカリっぽくて気に入っているのです。
なので、スプレーヤー弐号機の話は本当に渡りに船。
早速、見に行かせてもらうと状態もすごく良さそう。
「ぜひ、ゆずってください!」
ということで、さいこうファームにスプレーヤー弐号機が来てくれることになった。
とはいえ、どうやってさいこうファームまで運ぶのか?
それが問題だ。
ゆずってくれる農家さんのところまでは約16km。
トラクターで行くにはちょっと遠い。
なので、いつもお世話になっているお隣の農家さんに2トントラックを借りることにした。
トラックに乗って農家さんの家へ。
そして改めてスプレーヤーを眺める。
でかいし、トラックに乗せて運ぶとバランスを崩しそうだ。
何より、うまく降ろせるかが不安になってきた。
農家さんと相談。
「やっぱり、トラクターで運んだほうがいい気がしてきました……」
「そうだねぇ、遠いけど大丈夫?」
「大丈夫です。一旦出直してまた来ます!」
最初から欲張らずにトラクターで来ればよかったなぁ、と思いながら家に戻り、トラクターに乗って再出発。
このトラクターに乗って一番長い距離を行くドライブだ。
天気は雨上がり。
いつも乗用車から眺める風景もトラクターの運転席から眺めてみると新鮮だ。
たまにはトラクターでのドライブも悪くない。
再び農家さんのお家に到着。
今度はトラクターにスプレーヤーを背負う。
いい感じ。
スプレーヤー弐号機を背負ったトラクターに乗って走る帰り道は、なんだか明るく輝いて見えるのだった。
スプレーヤーをゆずっていただき本当にありがとうございました!
美幌町の先輩農家さんの皆さまのおかげでぼくたちは頑張れています。
どうにかして恩返しせねば!
![](https://assets.st-note.com/img/1718187718956-mtVsAflaNv.jpg?width=800)
なんだか強そう!
![](https://assets.st-note.com/img/1718187747864-bw1BVt65Iq.jpg?width=800)
やっぱり強そう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
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