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人が好きなものについて話している様子が好き

少し前の飲み会で、ある人が「髪の毛の上からマフラーを巻いている女子の、後頭部の髪がマフラーの上でふわっとなってる感じが好き」と話していた。

わかる。あれだね、大判のストールをぐるぐる巻いて、寒い日は鼻から下をうずめちゃったりね。いいよねぇ。

私は「異性のこういう振る舞いや仕草がたまらなく好き」という話を聞くのが好きだ。

いや、異性じゃなくてもいいな。同性でも、二次元でもいい。対象がなんであれ、人が好きなものを語っている様子を見るのは心地いい。

けれど、実在の誰かをジャッジするような話は嫌い。「こういう異性に萌える」という話題のとき、「じゃあ○○さんは?」と身近な人の名前を出されるのとか。それは相手に失礼だし、なんていうか、そういうことじゃない。「採点」をしたいわけじゃないんだ。

私は、純粋な萌え語りが好きだ。

マフラーしまい髪女子のように「わかる~!」と共感できる話もいいし、逆に、細かすぎて伝わらない話も好き。

「雪道を歩いているとき、たまにブーツの先でわざと雪を蹴り上げてる女の子が好き」とか、「リップクリームをポーチじゃなくポケットから取り出して、鏡を見ずに無造作に塗る女の子が好き」とか。

そういう話を延々聞いていたい。ハッピーだから。

自分はそういうのあるかな~と考えてみて、「薄いまぶたが好きだな」と思った。

まぶたの皮膚が薄い感じの、涼しげな目元にグッとくる。わかりやすく(あえて実在の人間で)言うなら、松田龍平とか綾野剛とか井浦新とか。

だけど、グッとくるかどうかはそのとき演じている役による。『ワンダフルライフ』の井浦新はたまらなく好きだが、『アンナチュラル』の井浦新はそうでもないとか(作品としては好きです)。

その違いは役の性格や口調にある。私は、穏やかな口調でゆっくりと話す人が好き。毒舌キャラは(実はやさしい設定であっても)好きではない。

つまり分解すると、

「まぶたの薄いクールな顔立ち」×「もの静かで何を考えているのかわからないミステリアスさ」×「実はとても繊細で純粋」

この掛け算が異常に好きなのだと思う。

……とはいえ現実だと内面まではわからないわけで。

結局いつも、「こういう設定のキャラが好き」という二次元の話になってしまうなぁ。

というnoteを書いて、予約投稿にセットしたのは先週末。

今は12/4の夜なのだけれど、友人のサカエコウ。さんがこんなnoteを書いていた。


おんなじこと書いてる~~~!!!

なぜネタがかぶったかといえば、お察しのとおり、私もその飲み会にいたからだ。

同じ話題について、同じように思ってたんだな。嬉しい。

こうなったらもう、車座になってひとりずつ好きなものを語り、話し終えるたびにろうそくを吹き消していくしかないな。

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