(稼働)パチンコ二番勝負

私事で恐縮だが、ワクチンを打った。

打った後は15分程安静にして体調が急変しないか確かめるのだが、特に何も起こらない。

喜ばしい事だったので、パチンコ屋へ行った。ワクチンを打つと言う行為が非日常である以上、同じ非日常であるパチンコ屋に連鎖するのは当然の事である。

いつもの様に手持ちは3000円。ここ最近の結果を鑑みるに余りにも心許ない金額ではあるが、安心して打てる金額を考えると1000万あっても足りない気がしたので蛮勇に任せてパチ屋へ行った。

だが、200円打ち込んだだけで嫌な予感がする。当たる気がしない。

一回貸玉を押してしまえば後は終わるまで止まらない俺だから打ち続けるしかないのだけれど、なんだか一台に突っ込むのが怖くなって200円打っては台を変える日和った打ち方をし始めた。

600円を入れた所でベルばら甘が当たる。そのままとろとろと3000発が出た。

明らかにいつもの自分ではない。正直勝ったまま終わりたいので辞めようか迷ったし、いつもちょっと出た後に呑まれるのでそのパターンを考えて......辞めなかった

かの有名なドイツの詩人、ゲーテが書いた詩にこんなものがある────


藤波「お疲れ様です」
猪木「あぁ」
藤波「ベイダーとシングルやらせてください」
猪木「え?」
藤波「僕、今日何もやってないです。もういい加減、許してください。もう一回言います。まっすぐ自分の思うことをやります。お願いします」
藤波「はっきり言ってください猪木さん。東京と大阪2連戦無理です、はっきり言って」
藤波「俺、今日フォール取られといて言える立場じゃないですけど…俺らは何なんですか、俺らは」
猪木「本気かい?えぇ?」
藤波「本気です」
猪木「命かけたのか、命を。勝負だぜオマエ、この場は」
藤波「もう何年続くんですか。何年、これが」
猪木「だったらブチ破れよ、何で俺にやらせんだお前」
藤波「じゃあやらせてください。いいですか?やりますよ大阪で」
猪木「俺は前から言ってる、遠慮するこたぁねえって。リングの上は戦いなんだからよ。先輩も後輩もない、遠慮されても困るよ。なんで遠慮するんだお前」
藤波「遠慮してんじゃないです、これが流れじゃないですか。これが新日本プロレスの。そうじゃないですか?」
猪木「じゃあ、力でやれよ、力で」
藤波「やります」
猪木「やれるのか本当にお前」
(猪木が藤波にビンタ、藤波も張り返す)
(出典:ゲーテ「飛龍革命」)

そう言う事である。

しかし、箱の上げ下ろしがワクチン接種後に禁止されている激しい運動になるのかどうか分からないのでとりあえず一箱だけ流しておいた。

残った一箱を持って別の台を打つも単発。箱が消えたのでカードに残っていた現金もちょっと入れたりして、換金したら財布には3000円。

振り出しに戻ってしまった。

と、ここで新台の沖海5甘が空いたのですぐに着席。やれるのか本当にお前。

2000円を入れた所でリーチ。8のラインを超えてブラックアウト、アイマリンボーナス。

そこからはもう裏返ったかの様に早い当たりが続く。話は変わるが、裏モノを打つ動画で“メーカーとは全く関係無い”と前置きをする人間は何か知り合いとかからあんま好かれてないと思う。(唐突な偏見)

閑話休題、なんだかんだ7000発程出たので辞め。

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(ほっこり)

コレで明日また打てると思うと未来が希望で光り輝く様な気がする。

〜翌日〜

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ぼく「昨日と同じ店に来ました」

ぼく「1万円もあるので今日は一杯遊べるでしょう、打つのは1パチだし」

2時間後

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−1万円


それではまた今度。

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