(雑記)夏のかげろう

こんばんは、YSDです。


相も変わらずパチンコを打っているのだが、この夏の惨い暑さに負けず劣らずの無慈悲な負け方をしているので色々とイヤになっている。

普段パチンコを打つ時は財布の中に少しだけ入れておいて、1パチで勝ったら少しずつレートを上げるわらしべ戦法を採っているのだが、最近は藁が増えたと思ったらそのまま消し炭になる事が多い。

つまり、1パチでちょっと増やした額がレートを上げるには足らないのでそのまま打ち続けて、気付けばさらりと持ち玉が消えるのだ。

実は最近打ちに行くと勝つ事が多いのだが、その次の日に全て負けてしまうので、中身の伴わない勝率が50%になった。
あんまりにも切ない。

最初から絶望するよりも、少しの希望が見えた所で堕ちる方が惨い。
そうしてしょぼくれた帰り道、マスクの中で唇を噛んでいる。

と言うわけで近況を書いてみたが、実はコレも俺の逃避行動の一つである。
パチンコの話を文章にする事で“金では得られない経験を得た”と嘯けるのだ。
この文章には値段が付けられないが、値段を付けられない程価値が低いのと尊いのは表裏一体だから、即物的なパチンコの世界からは逃げる事が出来る。

防衛機制で言うと昇華に近い代替だろうか。
パチンコ屋で2万円のビスコや6万円のヤクルトを買うのとほぼ同じである。

最近は蒸す暑さが続いている。
今日の負けも暑さが見せたかげろうだったら、と結んで終わり。



それではまた今度。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?