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年齢を経ると選択肢が増える

10年以上本を作っていて、37冊になってしまいました

 10年以上本を作っていて、37冊になってしまいました。
 昔は若さゆえにめっちゃ勢いでものづくりをしてた時期があったんですが、それも一長一短よな、と最近思います。
 主に20代前半あたり、とにかく早く作るのが偉いと思って徹夜したりすごい勢いで終わらせたりしてました。

今は量と質

 今年は毎月本を出そうとしています。
 でも質は絶対担保します。そこらへんの適当に60ページの本を出す奴よりも。
 もういい加減腹立っているんですよ、ペラペラの内容を出しやがって。
 確かに、その勢いもまたおもろいのですが、一方でその作り方をしていると細部は犠牲になるんですよね。細かいところに神経が行き届く作り方ではない。

勢い以外にも武器があると助かる

 その時から年齢をある程度経て思うのは、勢い以外にも武器があると助かるよな、ということです。
 年齢を重ねると、勢いがなくなるのではなくて、勢い以外にも選択肢を得るので、「ちょいとお待ちよ」と手札を選ぶことができるようになると感じます。
 昔は原稿のチェックが苦手で、今も苦手ですが、原稿のチェックに1週間空けるくらいです(それでも間違いが見つかってすみません、という感じです。)

作品を続けて出せる方が100倍偉い

 勢いで作ったものも勿論凄いのですが、作品を続けて出せる方が100倍偉いと思います。
 悲しいこともあるのですが、本は作り続けたいです。
 最近は疲れたら休むようにしています。

ただ、ぶっ倒れるんですよね、いつか

 若い頃は勢いぐらいしか武器がなかったので、迷いなくそれ一本でぶっ倒れるまで突き進めます。ただ、ぶっ倒れるんですよね、いつか
 その時に使えるカードを持っておくと良いですよね、って話。

短時間で勢いよく手を動かして、そのあときちんと休んだり思索を重ねる

 自分が良いなと思うのは、短時間で勢いよく手を動かして、そのあときちんと休んだり思索を重ねるなどして、の繰り返しです。
 そのへんの見極めみたいなものが、ある程度年取って見えてくるなぁと思うのでした。

常に良い本が書けると思っている

 それを繰り返すことで、細部にまでパワーが込められると思うんですよね。
 一球一球はちゃんと最高の球を投げる努力をしつつ、投げるのしんどいなと思ったらきちんと手を止める。
 そうすることで、常に良い本が書けると思っています。

【参考】カルロス袴田様『雑談:年齢を経ると選択肢が増える/自分の当たり前を見直してみる』
https://www.fanbox.cc/@hakamad/posts/8127616

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