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表記ルールは読みやすさにつながる

 あなたの文章には表記ゆれを防ぐための表記ルールやガイドラインはありますか?

  自身のブログやコンテンツ作成において、いわゆる漢字のひらく・とじるや、ふりがな付け、外来語の表記統一で悩まれたことのある方は多いのではないでしょうか。

 今回はサイトの表記ルール作成時に知っておきたい、一般的な文章作成のマナー・決まりごとを紹介していきます。

符号は正しい表記ルールで使う

NG例文1:どういった経緯で制度が始まったのか?町内会のN理事長に話を聞いた。

NG例文2 わずか30分間だけ、雨雲がなくなっていました(その後、すぐに雨に見舞われました)

NG例文3 「アナと雪の女王」は映画史に残る名作だ。

OK例文1:どういった経緯で制度が始まったのか? 町内会のN理事長に話を聞いた。

OK例文2 わずか30分間だけ、雨雲がなくなっていました(その後、すぐに雨に見舞われました)。

OK例文3 『アナと雪の女王』は映画史に残る名作だ。

解説

 まず例文1は「?」の後に、スペースを空けるというルールが守られていないケースです(ぶちょうも知らなかった)。

 例文2は()(括弧)の使い方です。

 ()と「。」の使い方にはルールがあります。文末に()を用いるときには、()のあとに「。」を入れるようにしましょう。

 例文3は『』は、書名、テレビ番組、映画タイトルなどにつける慣習があります。

漢字をひらくとは?

 必要以上に漢字が多い文章は堅苦しく、読みづらく感じてしまいます。
そうした漢字表記をひらがなに直すことを、漢字をひらくといいます。
 通常、これらのひらく・とじるは常用漢字か否かを基準にしています。
 ただし常用漢字でも一般的な音訓(読み)でない場合は、ひらくことが多いです。

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先日はお招きいただき、誠にありがとうございました

予めご了承下さいます様、宜しく御願い致します。
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あらかじめご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。 

補助動詞はひらく。動詞はとじる。

それを読んでください。
その本を僕に下さい。

その動詞本来の意味で使う場合以外はひらきます。

複合動詞の後半はひらく

眠りつづける。
読みなおす。

動詞が複数連なる場合、後半の動詞はひらきます。

副詞はひらく

もっとも効果の高い~。
ほとんど効果のない~。

一般に副詞は漢字で書かず、ひらきます。

形式名詞はひらく。実質名詞はとじる

文章を書くことが苦手だ。
が起こってからでは遅い。

具体的な意味をもつ場合以外はひらきます。
とき(時)、もの(物)なども同じように扱います。

次はいよいよ「出版」のプロセスをお伝えします!

【参考】

安藤昭子(2020).『才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10の思考法』 ディスカヴァー・トゥエンティワン Kindle版 No.520-525

株式会社ビリオンプラン・ジャパンのスタッフブログ
「この漢字はひらく?サイトの表記ゆれを防ぐ、知っておきたい文章マナー。」http://www.billionplan.com/blog/web/hyouki-yure-rule.html

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