『マティス展』に行きました!

画像1 六本木の国立新美術館で開催中の展覧会「マティス 自由なフォルム」(2024年5月27日まで)は、マティスが愛した「切り紙絵」の手法をメインに紹介するもの。初期から晩年の作品まで150作品以上が展示され、マティスの芸術表現の軌跡をたどることができます。
画像2 六本木の国立新美術館に参りました。アンリ・マティスは19~20世紀に活躍したフランスの画家、彫刻家。鮮烈な色彩表現や荒々しい大胆な筆づかいを特徴するフォーヴィスム(野獣派)の中心人物であり、「色彩の魔術師」という異名をもちます。
画像3 おすすめ作品1《花と果実》今回の展覧会「マティス 自由なフォルム」の目玉となるのが、初来日となる晩年の代表作《花と果実》。4枚の花びらと3つの果実を基本の形態として反復させることで全体を構成しており、中央には5枚の花びらをもつ青い花が縦に並んでいます。5枚のカンヴァスをつなげて完成した、幅8.7m×高さ4.1mという大作です。
画像4 おすすめ作品2《ヴァンスのロザリオ礼拝堂》マティスが晩年に手掛けた、最高傑作の1つともいわれている作品。マティスは南フランスのヴァンスにある「ロザリオ礼拝堂」の建設に専心し、室内装飾から典礼用の調度品、祭服などのデザインを指揮して総合芸術作品として練り上げました。
画像5 おすすめ作品3《木(プラタナス)》マティスは顔や人の動きをモチーフにした筆と墨によるデッサンを数多く制作しましたが、木をモチーフにしたデッサンも頻繁に描いていました。マティスは「葉の葉脈を一切入れず単純化させ、枝をさかのぼってゆくのにつれて葉をデッサンした」と語っています。
画像6 おすすめ作品4『ジャズ』「ジャズ」に掲載された作品は「ピエロの埋葬」や「刀呑み」などサーカスに関連する主題が約半数で、ほとんどマティスがサーカスや旅行の思い出からイメージしたもの
画像7 こちらはマティスがデザインしたカズラ(上祭服、ミサで司祭が白衣の上に着る式服)のマケット(模型)。切り紙絵によるデザインで、白、緑、紫、黒、赤、薔薇色と全6色のカズラがあり(今回展示されているのは赤色以外の5色)、それぞれの色は典礼暦に対応した象徴的役割を果たしています。
画像8 読んでくださってありがとうございました!

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