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子育てって難しい ~誰のための育児か、、、~

by 吉田 柴犬

 あれは豆柴(長女)がまだ1歳にならない時だっただろうか。わが家はいわゆる二世帯住宅で柴犬の両親も健在だった。特に柴犬(母)は子ども好きで、初孫の豆柴誕生以来、今までになく、いろいろと2階に口を出すようになっていた。

 やれ、その服では寒い、暑い、お腹が空いているのではないか、お風呂に入れたか、、、、などなど。育児の常識って、その時代によって変わっているらしく、育児の本とかネットに書いてあることと違うことを主張することも多く、妻の熊こもストレスだった。

 ある日、妻の熊こがお出かけで、柴犬が豆柴とお留守番をしていた。用事があったのか、それとも母親に豆柴を抱かせようと思ったのかは忘れてしまったけど、豆柴を抱っこして1階に降りようとした時、「また、そんな薄着させて」と言われそうなので、わざわざ1枚着せて、下にいったら、母親にこう言われた。

「なんで、そんなに暑そうな格好させてるんだ。早く脱がせろ!」

 次の瞬間、ブチギレた柴犬は母親を能力の許す限り罵倒しまくった。母親はびっくりして何も言い返さなかった。

 後から考えてみると、母親に頭にきたのでなく、豆柴本人がどうではなく母親がこう思うんじゃないか、と忖度して、服を1枚、豆柴に着せた自分が許せなかったのである。

  これほどに、育児とは難しい、というのが柴犬の結論!(=^・^=)

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