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第10期修了式(最終回)!得たものも思うものも人それぞれ(GRゼミ10期 第20回 2022年9月27日)〜ありがとうございました&ご縁を大切にしたいと思います〜

 最終回★GRゼミのレポート担当のビリーです。5月から5ヶ月間のゼミもいよいよ最終回を迎えました。この日はキムタクが川越警察署と共同製作した「さつまいも大学」のマスコットの反射板キーホルダーもメンバーに配られました。

1.最終講義

 いよいよ第10期も最終日となり、この日を迎えるのが寂しい気持ちでした。同期のきざっちがストレングスファインダープロファイリングしてくれた学習欲×親密性、私にとって「親しい人と一緒に学ぶ。親しい人のために学ぶ。親しいメンバーのために学びをシェアする、学ぶ場を作ること大事」というメッセージを思い出していました。
 先々週に迎えた最終発表では自分が向き合いたい社会課題の形が明確にならず、焦る気持ちのままの発表となり消化不良でした。
 ユーティーさんの最終講義のテーマは「あなた」が「社会課題」を感じたとき何をしますか?というもので、「あなた」「自分ごと化」を大事にしてほしい、「批判より行動を」という言葉が改めて刺さりました。

2.修了証書授与式

 ユーティーさんから第10期生一人一人の名前を呼び、修了証書が授与されました。リアル会場では一人ずつ受け取った証書をユーティーさんと2人で持って写真撮影。この日のために一人一人の名前を手書きした証書を準備してくれていました。学生以来の修了証書授与という儀式がとても懐かしく、また何だか誇らしいような気持ちにもさせてくれました。準備のために毎回ユーティーさんに費やしてもらった時間と思いが改めて思い起こされました。
 また、証書の裏面には各自の最終発表への10期メンバーからの評価と応援コメントが印刷されていました。評価はゼミメンバーには半年を通じてお馴染みとなった①目標設定②イノベーション③実現可能性④費用対効果⑤事業性⑥三方よし⑦ボーナスの7項目の評定です。各項目4点満点で自分以外のメンバーの評価を平均して合計点を出します。客観的な点数となるので、自分の伝えたいことが思ったより伝わっていたり伝わっていなかったり、自分ではわからないプレゼンの傾向もわかるようになります。なかなか自分のプレゼンを定量的な数値で評価をしてもらう機会はないので、毎回の他のメンバーの発表内容が楽しみであると同時に自分のプレゼンの見え方を認識する良い機会になりました。これもGRゼミの意図するところの一つであると思います。なお、ユーティーさんに2回とも指摘された「早口」はなんとかしたいと思います(つい発表に盛り込むことが多すぎてしまい。。)。
 また、皆さんの応援コメントは自分でも思いもしなかった点を誉められたりととても嬉しくパワーになりました。実行に移す中で気持ちが鈍った際に何度も読み返したいと思います。
 思えば、プレゼンのお題が与えられて1−2週間の中でチームメンバーと打合せ、プレゼンの構成を決め調査をして資料を作り上げ4回のチーム発表+個人の最終発表を行うというのはなかなかハードな5ヶ月間でした。発表は毎回チームと発表者のカラーが出ていたかな、と思います。
 我が「カオスのかぼす」チームは、個人の価値観がモザイクのように発表に散りばめられていたチームでした。例えば児童虐待についての高岡昂太先生の講義での「教育においていかなる暴力も正当化されない」旨の説明はデータ裏打ちもあり、ややもすると皆が「そうだよね」「そうだったのか」と納得方向だけに話し合いが流れる雰囲気の中で、「自分はそうは思わない」という違和感を口に出してくれるのがモンハンでした。メイは多くは語らないですが、裏表のない素直な疑問や意見に実行力に裏付けられた説得力がありました。(カオスなだけに)議論が拡散しがちなチームの抽象論にプレゼン構成と具体的な目標設定にセサルがうまく繋げてくれるというパターンが確立していった気がします。私はチーム発表はチーム全体の意見でまとめるもの、という思いが強かったのですが、ユーティーさんは最終的には発表者の責任で決めることを強調されていました。思い=オーナーシップがなければよいプランであっても実行されないということがユーティーさんには経験則でわかっているのだと思います。

3.発表!第10期最優秀賞

 最終発表の順位が発表されました。結果は以下の通りです。最優秀賞・優秀賞は第10期メンバー全員のつけた順位、特別賞はユーティーさんから第10期を通しての選抜でした。

 最優秀賞:オードリー
 優秀賞:キムタク
 特別賞:メイ

 受賞の3名、誠におめでとうございます!888。積み重ね×実行強し。
 オードリーの発表は、唯一皆からのボーナスポイントが満点だったとのことです。どの発表にも一人一人の思いやこれまでやってきたことの積み重ねが詰まっていてどれも価値はあるけれども、他人に伝わるかの差はあり、プランの具体性と何より実行力の裏付けが説得力に現れるということがゼミの5回の発表を通じて身をもってわかりました。プレゼンの上手下手はあるものの「あなた」がこれまで「自分ごと」として何をやってきたか、そこに滲み出るものはあるのだと思います。メイの特別賞へのコメントでユーティーさんが奈良からこのゼミのために何回も足を運んでくれたこと、とおっしゃられたのはメイのこれまでの活動と人並外れた実行力への評価込みだったのではと思います。

4.仲良くなれるゲームITO・意図・糸

 その後、皆でコミュニケーションが良くなるカードゲームITOを行いました。各自が1〜99のうちのカードのどれかを持ち、自分の数を他人に伝えずに皆のカードを数の小さい方から順に出していくというのがゴールです。個人の勝ち負けはなく、皆で協力しあって世代や性別・出身地などのバックグラウンドの違いを感じて受け止めてコミュニケーションして価値観のすり合わせを上手く行えたら皆が勝ち、という新しいスタイルが今の時代にフィットするんだろうと思います。世の中の経済も戦争も勝者と敗者に分けるのではなく皆で勝ちを目指せれば良いのになと思います。

5.第10期GRゼミを受講して

 このゼミを受講しようと思ったきっかけは筑波のインクルーシブ・リーダーズ・カレッジでユーティーさんの筑波の講義を受け、社会課題解決の「実行」に繋げたいという思いからでした。受講を終えて、発表間際に半分苦し紛れで最終発表の題材とした父の大豆関係の研究につき事業計画を書いて実行に移すことにしました。父にインタビューをしてみると社会にも環境にも経済にもよい効果があるように思われ、やれる方法もわかっているのに実行に移す人がいないという問題がとても大きいこともわかりました。プランを思いつく人はいるかもしれない。けれど社会課題を解決するには自己の時間と労力を継続的に費やして行くことが必要で、特に継続するには動力となるパワーが常に補充され続ける必要があります。ここに必要なのが「あなたが」「自分ごととして」何をしたいのか、何ができるのかということで、このゼミでは価値観も分野も実行の仕方の「個」はそれぞれですが既に自分ごととして実行している人も多く、実行に移すための参考になりました。
 なお、ゼミの小さな目標として全回リアル会場出席ということがあり達成できました。ナタリーとセサルとの帰りの田町駅で何気なくコメントしてくれてちょっと嬉しくなりました(笑)。
 ユーティーさん、第10期の皆さんありがとうございました。いつも事務局として支えてくださったきざっち、まやかな、オードリーもありがとうございます。仕事でもプライベートでも結構きついこの時期に毎回の懇親会の時間も楽しかったです。ここでどの「個」も変え難い皆さんと学べたご縁を大切に、「実行」にフォーカスしていきたいと思います。同窓会の幹事もするのでこれからもよろしくお願いいたします。


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