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2021年秋のトコマルシェを終えて

11月21日にトコマルシェが開催されたので、現地点で約1ヶ月が過ぎた。結論から言うと、このトコマルシェから色々な事が動き出したように思う。商店街の取り組みも早3年になるけど、今まで点だった案件がこれを機に繋がりをみせ線になろうとしている実感がある。

吉田の人や地元の人なら知っていると思うが、普段は誰も歩いていない通りに5時間で800人って中々ない数字だと思うし実際にあの光景を見て、昔賑わっていた吉田の商店街の様子を思い出した人は絶対いると思う。僕はあの光景を見て凄く胸を打たれたし、やって良かったって本当に思った。

実際にマルシェの様子を見て何かやりたい!こんなに頑張っている、地元を盛り上げようって思っている仲間がいるなら吉田をもっと盛り上げたい!って言ってくれる人がどんどん増えている。僕がUターンで帰ってきた4年前とは全く違う景色がここに作れたって事が凄く誇らしく、またモチベーションにも繋がっている。

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これは今までの地道な活動とファン作りの成果だと思っている。入場者数は夏に開催された1回目の時はカウントしなかったので肌感でしかわからないけど200人程度だったと思うので、大幅に入場者数が増えたことがわかる。前回の反省も踏まえ広告のチラシも8,000枚程度行政に手伝ってもらい配布したり、前回終了時から早い段階で今回の告知を継続的に行なって来たことも集客に繋がったとも思う。勿論屋外のイベントなので天気が良かったことも原因の一つだと思う。

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トコマルシェのコンセプトは同じ時間を共有してみんなで作っていくマルシェであり、楽しむトコ、始めるトコ、繋がるトコ、それぞれが○○なトコを見つける場所でもある。だから毎回同じ事をやる必要はないし、むしろ毎回変化し続けて各地で開催されているマルシェとは全く違う新しいマルシェの形を模索している。朝市の一部を間借りしているマルシェで地域の朝市を盛り上げて、地域の笑顔を取り戻したいと行なっている活動でもある。

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トコマルシェが大切にしている事は
1.地域密着 2.空間の心地よさ 3.ワクワクすことしかしない。この3つ。最近他のマルシェやマーケットに顔を出す機会が増えて他のマルシェとトコマルシェを比べる機会も増えたけど、トコマルシェの良さはこの3つかなと思っている。

それと今回やってわかった事は主催している僕たちが凄く負けず嫌いなことだったりする。他のマルシェや身近で活躍している人たちには負けたくない。もっと吉田を良くしたい!商店街にかける想いや熱量は他に絶対負けないと自負している。

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1.地域密着
3年前から商店街で活動し始めて、セルフリノベーションでToko  Toko(2019年4月)を始めて2年8ヶ月。商店街や行政、学生など地域の人たちと関わりながら、独自にファン作りを行い、何かを始めたい人たちを応援、サポートしてきた。

例)ハンドメイド雑貨の販売、間借りカフェ、間借り居酒屋、各種ワークショップやセミナー

この3年間で知り合った作家さんや何かを始めたい人、もうすでに始めている人、一緒に何かを始めたい人。本当にたくさんの方に会うことが出来たし、吉田にこんなに人が集まって来るとは思ってもみなかった。

少し前、常連さんに僕たちがすごく楽しそうに地域を盛り上げている様子がSNS上で伝わってくると言われた。集まってくる客層もそれを見て来るので、素敵な想いを持っている方が多いと嬉しいコメントを頂いた時は、感無量で涙が流れそうになった。ほとんど意図を伝えていないのに、それを理解してくれる人がいると言う事が本当に嬉ししかったからだ。

前段が長くなったがToko  Tokoのコンセプトは「人とまちを繋げるカフェ」そのコンセプト通り吉田を想い吉田を盛り上げたいという人が本当にたくさんいることを知った。トコマルシェはその流れの中にあって、僕たちのその想いに共感した人や地域を想う人が集まっているマルシェだと思っている。

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2.空間の心地よさ
今回のトコマルシェではTAILWINDとコラボして朝からゆるーく音楽を流してもらい、いつもは人が誰も通らなかった通りを歩行者天国にしてDJを入れることによって通りの雰囲気が格段に良くなり、滞在時間も増え路上に用意したテーブルやベンチでコーヒーを飲みながらゆったりと音楽を聴いている様子が印象的だった。

他のマルシェやマーケットでも音楽を入れてやっているところもあるが、音楽との距離感や一体感は他では感じることが出来ない心地よさだったりする。

朝市の一部を間借りしてマルシェを開催しているので、朝日が昇って来るロケーションで音楽を聴きながら家族で朝ご飯を食べたり、コーヒーを飲んだりして、普段は味わえない非日常を演出できたことは良かった点の一つだし、出店者や参加者の地域への感謝の気持ち、お客さんは勿論地域の人、朝市の露天商への挨拶をしっかりすることで、温かみのあるアットホームな雰囲気を作る事が出来たと思っている。

後日朝市の露天商の人に話を聞いて回った時には相乗効果でたくさんものが売れてすごく感謝されました。最初は否定的だった方もいましたが、苦情内容をしっかり受け止めて対策出来たことも今回は良かった点だった。

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3.自分たちがワクワクすることしかしない!
もしかしたらこれが1番重要な事かも。ストレスなくイベントを開催するために1番大切な事はワクワクしない人、ストレスが溜まる人とは一緒にしないと言う事。想いを共有した感覚の近い人とやることでクオリティーが確保出来るのも大切かなと。常に変化を求めて新しいことに挑戦し続けることが大切!継続は大切だけど、同じことの繰り返しはやっぱりつまらない。僕たちみたいな小さな組織は守ってばっかじゃつまらないと思うので、失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢を大切に楽しんでいきたい!

きっと結果が出たから楽しいんじゃなくて、楽しんでやった結果成功したと思うので、来年も自分自身が1番楽しんで地域に貢献して行けたらいいなと思うのでした。

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このみんなの笑顔が全てでしょ!


HASUNUMA DESIGN FACTORY 蓮沼建築設計事務所
住宅設計|店舗設計|リノベーション|空き家|カフェ|0256-77-8652 
info@h-d-f-171001.com蓮沼 知大 / Tomohiro Hasunuma Hasunuma Design Factory 蓮沼建築設計事務所 代表 http://www.h-d-f-171001.com/ /Toko Toko 店主 /ヨシダリノベーションプロジェクト 代表 / 空き店舗をリノベーションして「人と町を繋げるカフェ」Toko Tokoを中心に活動中。



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