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ベーシックインカムと行動経済

基本所得の考え方

ベーシックインカムは基本所得と訳されており、
生活に最低限必要な現金を、
政府が国民全員に無条件で支給する政策
です。

今後の日本の状況を考えると…
菅政権はベーシックインカムの導入を、
本格的に進めていくかも
しれません。

税務戦略

日本企業は、
タックスマネジメントと呼ばれる税務戦略に弱い!
と言われています。
私もそこまで詳しくないですが…
財務を学べば学ぶほど収益化を図る上で、
とても重要な知識
である事が理解出来ます。

日本国の税制は異常とも呼ばれており、
以下の感じで…
笑えないギャグ的投稿を見付けました。

日本の税の異常

働いたら所得税
買ったら消費税
持ったら固定資産税
住んだら住民税
飲んだら酒税
吸ったらタバコ税。

更には、
乗ったら自動車税にガソリン税
入ったら入浴税
企業したら法人税
死んでも継いでも相続税
あげても貰っても贈与税
若い時から年金徴収
年を取ったら介護保険料等々

実に皮肉った内容です。

ベーシックインカムの実現化?

なぜベーシックインカムの記事を書いて、
その後に税務の話を入れたかと言いますと…
全てが連動して行くからです。

ベーシックインカムの基本は、
すべての国民に、
最低限の生活を営めるだけの現金を、
定期支給する事です。

財源の確保

現金支給となると…
当たり前の理屈ですが、
その財源はどこから出るのか?
となるのです。

日本は今後大きく、
生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口)が、
著しく減って行きます。

税収を確保する事が出来る、
生産年齢の人口が減ると何が起きるか?
当たり前の事ですが税収が減ります

大義名分に弱い日本人

「財源の確保が出来ない中で税収を上げる」
これ皆さんであればどう思いますか?
政治家はイスの確保があるので、
出来るはずがない
のです。

しかしやらねば財政が厳しい…
そうなれば「理由」が必要ですね?
だからこそ「社会的弱者」を引き合いに出す事で、
国民に理解を求めるのです。
「大義名分に社会的弱者」は使いやすいのです。

キャッシュ・イズ・キング

「現金は王様」
これがキャッシュ・イズ・キング
です。
本格的なキャッシュレス時代の到来!
と言われるものの…
やっぱり「現金こそ一番!」
という考え方も依然としてあります。

コロナ禍で世情が不安定になると、
その傾向は、
ますます強まると言われています。

アメリカでは今年の春先、
銀行や信用組合で、
大量の現金の引き出しが発生
しました。

一部の銀行や信用組合で「現金が不足する」
と言う事態が起きたそうですが、
その理由は富裕層が数万ドルの現金を引き出した
と言う理由だったのです。

景気が不安定な中で株価が上がる理由

今年の春先から日本国政府は、
補助金や助成金を大きくばら撒きました

そのお金は懐に入れていても…
ただ減るだけですよね?
そのお金をどこへ回しているか?
は何となく分かると思います。

何故株価が上がるのか?
何故金相場が上がるのか?
何故仮想通貨が跳ね上がるのか?

あぶく銭はあぶく銭です。
「貰い方」よりも、
「使い方」が重要
なのです。

ベーシックインカムと行動経済まとめ

補助金や助成金で助かった会社やお店もあるのですが、
政府へのしっぺ返しは確実に来ますので、
その尻拭いは確実に、
国民や企業の税収へ回って来ます。

当たり前の理屈です。

ベーシックインカムを発動させると、
月額の最低生活費用の現金を
毎月毎月無制限で与えます。

その上で、
生活保護費のように厳しい審査もいらず、
受給者差別も生まれないのです。

しかし!
しかしです。
弱者を救うのは大切な事ですが、
国家が税収を取ると言う事も大前提
であるとすれば、
政治家の選び方を、
我々は本気で考えなければならない
のです。

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