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高級腕時計と行動経済

高級時計はお金持ちの象徴

ここ数年は、
スマホの普及で時計を持つ人が減っている
こんなデータがあるそうです。

最近の若い世代の富裕層は、
時計を一切身に付けない人がいるのも事実です。
しかしそれでも、
高級時計はお金持ちの象徴であると言う事は、
変わりない事実
ではないでしょうか?

時間を知るだけ

「時間を知る」という事に対し、
多額のお金をかける必要があるか?となれば…
単純に時間を知るだけならスマホで十分!
極端に言えば百均で売っている時計でも構わないのです。

「時間を見る」と言う行為に数百万円や1000万円以上、
お金を掛ける事はある意味馬鹿げた事なので、
これが出来る人は「お金持ち」ですね。

時間を知るだけの時計で、
「お金持ち」としてみなされる
のは…
こうした背景があるのでしょう。

高級時計の定義

実は「高級時計」と言うワードは、
日本にしか存在しない
そうです。
意外に面白い話ですよね…

日本では間違いなく
「高級時計は高価な時計」のイメージです。
しかし!
世界的基準で考えれば、
「高級時計は高度な時計技術を用いて製造された時計」

という意味になるのだそうです。

フェラーリが一台買える腕時計

車でお金持ちの代名詞と言えば、
フェラーリですね。
人気でカッコイイフェラーリに、
488スパイダー
があります。

新車で3,500万円程度です、
程度と言うと怒られますが…
そんな価格の腕時計があるのです。

PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)

パテック フィリップはご存知でしょうか?
スイスの高級時計メーカーで、
世界三大高級時計メーカーの一つ
と言われていますが、
「ノーチラスモデル誕生40周年」を記念して生産された、
世界限定1,300本のモデルが3,500万円(税込)です。

ノーチラスは「潜水艦」の名前です。
パテック フィリップが1976年、
当時の時計業界の新しい潮流となりつつあった、
ラグジュアリーなスポーティーウォッチとして、
ノーチラスモデルを誕生
させました。

丸みを帯びた8角形ベゼル、
潜水艦なので、
「船の舷窓」
からインスピレーションを得たケース、
水平エンボス文字盤等々
スポーティかつ高級感の溢れるデザインです。
一度調べてみて下さい。

日本最高の技術を使った高級時計

日本生産で最高技術を使った高級時計
ご存知でしょうか?
それはセイコーホールディングスが製造販売している
【グランドセイコー】です!

グランドセイコー公式サイト

(以下、グランドセイコーとは抜粋)
グランドセイコー(Grand Seiko)とは、
日本の腕時計メーカーであるセイコーウオッチが所有する、
高級腕時計ブランドのひとつ。
 部品生産から組み立てまで一貫して日本国内で製造。
2019年までバーゼル・フェアにおいて新作を発表し、
最高レベルの実用腕時計ブランドとして<
各方面から高く評価されている。

服部セイコー

一昨日の11月9日FMTOKYOにて、
セイコーホールディングス現会長の、
服部真二氏をお迎えして、
ラジオ収録
に立ち会わせて頂きました。

グランドセイコーのお話を聞いて…
日本が誇る世界最高峰技術の賜物!

なのだと感じました。

非常時における資産の保全

話を戻しますが、
株や不動産等の多くの資産を持ち、
それを守ることを重視する資産家にとって、
高級時計は投資のポートフォリオにもなり得るのです。

世界はいつ有事が起きるとも限りませんし、
戦争で国家破たんによって、
ハイパーインフレが発生すれば…
お金なんて紙切れ同然です。
だからこそ金や高級腕時計を持つのです。
いまでは仮想通貨も資産価値を持っていますので。

高級腕時計と行動経済まとめ

なぜお金持ちが高級腕時計を持つか?ですが、
日本よりも中国の方が顕著です。

その理由は政府が信用できないからなのです。
中国では貴金属に対するニーズが極めて強く、
「お金持ちの象徴」として見せびらかしたい!
と言う欲求もあるのですが…
本来は「非常時における資産保全手段」
として効果的だからです。

高級時計にお金を投資しても、
資産価値が増えることは殆どありません。

それでも高級腕時計を持つと言う事に意味があるのは、
いかに容易に交換できるか?を示す性質と言われる
「流動性」だからです。

ロレックス等のメジャーブランドが好まれる理由は、
いつでも売り買いができるという「流動性」
そして「資産保全手段」
と言う意味があるのですね。

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