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開業支援と補助金申請について

行政書士事務所を開設して、はや半年が経過しようとしてます。
主な対応業務として準備していたのは、
・「相続業務」
・「建設業許可申請」
・「補助金申請」

半年間、受任した業務にかかる時間割合は相続業務が4割、補助金申請を含む開業支援が4割、その他2割という感じです。
相続業務は、やはりニーズが高く毎月2.3件の問い合わせや新規の受任をいただいてます。来年度から相続登記の申請が義務化される影響も一因かと感じてます。もちろん、行政書士は登記は出来ませんので、近隣の司法書士の先生と連携して対応してます。相続に関しては、専門的な知識のインプットに時間を作らないといけません。下半期の課題です。

建設業に関しては、今後、弊所として取り扱うべきか否か思案中です。建設会社の社長を務める同級生から、ご祝儀の受任があった以外、対応ゼロです。

一方で想像以上に依頼をいただいたのは開業支援です。補助金申請の準備はしていたものの、開業支援は、「賃貸物件の選定」、「融資申請」、「許認可」、「補助金申請」と多岐に亘ります。

これまで、飲食業、障害福祉事業、美容室開業にかかる支援をさせていただきました。支援の範囲は様々ですが、大分市には「創業者応援事業補助金」という補助金制度があり、対象は、創業予定者および創業後5年未満の事業者です。補助対象費用として、
・事務所賃借料
・事務所改修費用
・法人登記費用
・販売促進にかかる費用 
それぞれに補助率・上限額が決められており、最大で200万円の補助を受けられる制度です。

大分市内に事務所・店舗を構え、事務所改装工事が発生する創業者には、
とても魅力的な補助金です。
申請資料には、「事業計画」、「収支計画」等があり、審査のポイントは
以下のとおり。
◆新規性
◆競争優位性
◆成長性・収益性
◆実現可能性・継続性
◆地域への貢献度
◆支援の必要性

前職では、グループの事業計画の作成はしてましたが、やはり勝手が違います。そもそも事業内容を理解していないと事業計画や収支計画は作れません。障害福祉事業の本を読んでみたり、依頼者と何度も何度も打ち合わせをしながら上記の審査ポイントに沿って、キーワードを出し合ったりしながら文書にしていきます。

補助金申請の依頼を受けた際は、とてもありがたく嬉しいのですが、反面、責任がずっしりと。創業者にとって200万円の補助金があるのと無いのでは、開業後の運営に大きな影響がありますので、当然責任重大であり、試行錯誤の日々が続きます。

今年度、第2回目受付分(8/21締切)に、障害福祉事業の創業者の補助金申請についてお手伝いしまして、先日、無事に採択されたとの報告がありました。私にとっては、初めての申請で初めての採択です。
行政書士試験の合格以来のガッツポーズがでました。

依頼者の弾む声、感謝の言葉は一生忘れないと思います。
責任重大で相当な労力と気苦労のある補助金申請ですが、採択された後も
補助金の請求手続きの支援が続きますし、何より、創業者の事業を永く応援できるという、これ以上ないご褒美があります。

この仕事を選んでホントによかったと心から思えた瞬間です。
責任の重みを感じ、不安に怯えながらも、だからこそ、手を抜かずに細部まで気を配り、事業計画の作成等、開業支援に全力を注いでいきます。



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