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仕事が楽しくなる話(4)良い循環の条件

安心、安定する循環


こんにちは、よしべやです。

私の家から外に出て、辺りを何となく眺めていると、目に入って来るのは、連なった山々と田園風景、そして九官鳥の一種だと思う、鳴き声が特徴的な「イヤン」という名の鳥が、多く生息する素朴な風景が広がっています。

因みに、私は毎朝この「イヤン」の独特な鳴き声で、目を覚ましていて、中でもかなり個性的な鳴き方をする一羽が決まって、寝室の窓際で鳴き始めるので、この一羽によって最終的に起床するというのが、ルーティーンになっています。

そして起床したら、愛犬の様子を見に一階に降りると、毎日必ず飛んで跳ねて、回って回ってと、感情を体いっぱいに表現してくるので、こちらも負けじと頭をなでなでしてあげるのが、愛犬との朝のルーティーンです。

こういった、ほぼ毎日変わることのない、私の朝の行動パターンと、動物の行動パターンって、マンネリ化した朝の何でもない出来事のようにも思えますが、見方を変えると、循環という表現もできるのかな、とも思います。

因みに私の中で循環は、安心、安定をもたらす現象だと考えていて、例えば、血液の循環や、呼吸という外気と体内のガス交換などからも、循環という現象が如何に貴重な現象で、私たちの肉体の安定に寄与した現象であるかが分かるからです。

また経済なんかも、お金を循環させることを原動力としている側面があって、それにより事の大小はさておき、私たちは安定した生活を送っていますし、食物連鎖という生態系でも、分解ー生産ー消費の循環は、実に見事に循環をしています。

そもそも地球をはじめ、宇宙の天体の存在が、回転しながら循環しているおかげで、安定した環境を保っていることが、生き物の大前提だと考えると、安心、安定と、循環という現象は、密接に関わっているように思えてきます。


不安で、安定しない循環


ですが、私たちの日常生活を振り返ってみると、必ずしも、安心、安定に寄与しているとは限らない循環が、身近にあることに気付きます。

例えば、思考がグルグル堂々巡りで疲弊したり、来る日も来る日もやる気が全然起きないとか、仕事をやればやるほどメンタルがやられる。みたいな負の循環(ループ)です。

特に思考の堂々巡りは、誰しも一度は経験したことがあると思いますし、私も22、23才あたりは、ほぼ毎晩経験してました。
寝たいのに思考が止まらず眠れないのは、本当にキツかった記憶があります。

ですが、ある時、ハッと気が付いた事があって、これ以降、私の思考の堂々巡りが極端に少なくなった経験があります。

それは、循環には、人の血液の循環や、呼吸の仕組み、生態系や、天体の絶妙なバランスを維持している、自然界に既に存在している循環と、お金を循環させる経済や、私たちの思考が源になった、人工的な循環の2種類があって、

自然界の循環は、無条件に全体を安心、安定へ推移させるのに対して、人工的な循環は、個の安心、安定という要素が混じり込むことで、結果、不安で不安定になり、循環のようで全く循環してないのでは?

という気付きでした。

経済を例にすると、利己的な振る舞いをする企業と、利他的な振る舞いをする企業があった場合、ある程度の時間をかけて両社を見比べると、社会に残るのは、100%後者になると、私は考えます。

そうなる理屈は、非常に単純で、経済とは人間社会にのみ存在する仕組みなので、人間のスペック(習性)通りの、結果にしかならないからです。

私たちは、プラスだと感じる何かを手に入れたら、ポジティブな状態になって、逆に何かが損なわれたと感じると、ネガティブな状態になる習性を持っています。

足し算、万歳!!
引き算、勘弁。。。

みたいな

であるなら、利他の方向でアウトプットしている企業の評価は、自然と上がりますし、人の習性からも、足し算を後押しする企業には、人が集まります。

この世の中で、お金を所持してるのは、人間のみですから、人が集まるという現象は、商いをする対象の母数が増える構図となり、結果、商いの成立件数も上がり、社会に残っていくのだと考えます。

つまり、意識のベクトルが自分以外の何かに向いている場合(利他的)は、安心、安定に繋がる循環となり、逆に意識のベクトルが自分に向いている時(利己的)は、循環しないから、負のスパイラルになるという事のような気がします。

私は小さな頃、近所のおっさんに「お前がされて嫌なことは、人にはするな、でも、お前がされてうれしかったことは、人にもしてあげなさい。」とよく聞かされた記憶があります。

この教えは、この循環という視点で捉えなおすと、正に「利他的であれ」という教えですよね。

いやぁ、近所のおっさん、流石です。


日常生活に応用


もしあなたが、思考の堂々巡りのような負の循環になっている感覚がある場合は、一度チェックしてみてください。

「自分の意識や思考が向いている先に、あなた自身のための何かが、存在していたりしませんか?」

もし、存在していたら

今、思考しているテーマと、立ち位置を、一旦放棄(保留)しましょう。

そして、見ている視界を、自然の何かに変えて、じっくりと、じっくりと味わうように眺めてみてください。

時間と共に、じっくりと味わえている感覚が感じられたら、その見えている自然の循環の中に、あなた自身を投影したイメージで、循環の一部になった状況を、じっくりと味わってみてください。

イメージが上手くいかない場合は、ただただじっくりと眺めるだけでOKです。

私は、この方法で自己調整をよく行っていて、コツを掴むと、少しずつ頭も、体も、心も軽くなってくる感覚に包まれてきて、気付かないうちに口角は上がり、リラックスと共に、ぐっすり眠れると思いますよ。

是非、お試しください。



では、本日はここまでとしますね。
ありがとうございました。


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