見出し画像

仕事が楽しくなる話(1)


自己紹介


はじめまして、私は昭和46年生まれのタイ在住の日本人です。
私の話が、あなた様の人生における、何かしらの気付きや、笑顔に繋がる切っ掛けになれたらうれしく思います。

さて、本日からスタートするよしべやでは、

①【東南アジアで多くの事業や起業に携わってきた事業者としての視点】
②【国際結婚をし異文化の土地で生活する邦人としての視点】
③【長年行ってきた瞑想の実践者としての視点】
④【経営者のメンター実践者としての視点】

以上のような視点から、私が感じたまま、想ったままに、考察した内容を、投稿していく予定です。

特に何かに秀でた知識や能力があるわけではない、ただの凡人ですが、みんなが笑顔でいられるような世の中にしたいと、かなり真面目に想っていたりする、ちょっと変わったおじさんだったりしますので、温かい目で応援いただけたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

では、早速今回のトピックに話を移します。


画像4

はじめに


まず初めにお伝えしておきます。
私は、この「仕事」や「働く」といったテーマは、生き物全てに共通する壮大なテーマとして捉えています。

従って、考察する対象が人間だけでなく、生き物全体となると、それに比例して書く内容も増えると思いますので、何回かに分けてのんびりと投稿していこうと思っています。

そして、今回がその一回目という事ですから、まずスポーツでいう、準備体操のような感じで、私なりの考察をしていこうと思います。


画像5

セルフチェック


まず、この文章を今読んでいるあなたに質問です。

あなたは、偶然ここにやってきたわけではなく、恐らくこのトピックに何らかの関心や興味があって、やってきたのだろう私は思うのですが、いかがでしょうか?

きっと多くの方が【YES】なのではないでしょうか。

仮に【NO】であっても、何も問題はありませんが、今回の私の話の便宜上【YES】が圧倒的に多いという前提で、話を進行させていただきます。


では、このトピックに関心や興味があるという、あなたが判断したその背景に見えてくる、あなたの真相って何だと思いますか?

きっと「満たされていない感覚を解消したい。」という想いとか、「現状には満足してるが、継続して成長していきたい。」という大きく分けると2つのタイプがあると思いますが、どちらかに該当していましたか?

恐らく、現状に満足していない人が多数派で、満足している人が少数派という構図なんじゃないですかね。


実はこの構図って、よく知られた、パレートの法則や、働きアリの法則などで解説できる典型的な構図が当てはまるケースだと思いますが、


私は、このよく知られた、これらの法則の取り扱い方に、仕事を楽しくするための準備体操的な要素が詰まっていると思っています。


画像5

考察してみる


仕事という場面において、上記の法則は、組織力を向上させたい時とか、売り上げを伸ばしたい時などに、考え方のひとつの指標として用いられる事が多いように思います。

例えば下記のような10人の組織があったとします。

出来る人:2人
普通の人:6人
出来ない人:2人

巷では、超要約すると、組織にとって【出来ない人:2人】を切り捨てて底上げをしようとしても、【出来る人:2人】の選抜チームを作ってみても、結局功を奏さないから、安易なチーム編成は禁物ですよ的な解釈で、用いられる事が多いかと思いますがいかがでしょうか?

とても乱暴で雑な表現ですみません。


ただ私は、このよく用いられる解釈には、見落としガチな大切な要素が、2つあると思っています。


【1つ目】

そもそも、出来る、出来ないという判別基準は、恐らく組織をまとめる立場にある上司の意向や、企業方針などの下で運用されていると思いますが、果たして世に存在する上司や、企業理念が、客観的な判断ができているでしょうか?

若しくは、出来る、出来ないの判断基準は、数値化できる指標以外にも、コミュニケーション能力や、各種開発能力、危機管理能力など、これら以外にも多岐に及びますが、もし限られた一部の指標でのみ判断していたとしたらどうでしょうか?

つまり、この法則の解釈が、不安定で曖昧な基準を大前提にしている
というのが1つ目のポイントです。


【2つ目】

先述した通り、この法則は、組織力や売り上げなどを、プラスに推移させたい!という目的を達成するために用いられることが多く

【組織のプラス成長】>【メンバー全員の受け入れ】

という前提で解釈されている事が多い訳ですが、見方を変えると、相対的な関係によって成立している、この世の中において、プラスのみを重視するというのは、バランスを欠いた状況であるというのが、2つ目のポイントです。

ちょっと伝わり難いと思うので、補足すると、プラスの側面を目指すことは、成長するうえで、健全な振る舞いであると思いますが、現実の世の中を見てみると、ある期間で見られる成長の中には、収支という財務指標でも、体力とか活力といった肉体的な指標でも、社会情勢という環境的な指標でも、必ずプラスやマイナスに変動をしています。

また、自分の影を見れば、光の位置が分かるように、対局を意識することが、正確な両者の位置や強さの把握に繋がりますが、もし影は黒い色をしているという認識のみで、黒色の何かを見ても、それが影であるか正確に判断するには、どうしても光と対で確認する必要があります。

つまり影だけを見ていると、黒色の中にあるのが影なのか、そうでないかが分からないという事で、言い換えれば、我々がプラスだと思っている事も、対局を把握していなければ、プラスではない物が混じっていても分からないという事になるという事です。

これは明らかに、バランスを欠いており、自分が見たい幻想を見ているのに近い状況かと思います。


画像2

まとめ


1つ目の観点から見えてくることは、様々な価値観を持った人が判断した結果を不動の基準として解釈を進めるよりも、組織は、そのような比率で分布しているという、構図のみにフォーカスした方が、ファクトとして受けれられそうだということ。

2つ目の観点から見えてくることは、この世の中の全てが、相対的な関係によって成立している以上、その一方だけに注目するというのは、バランスを欠いた状況であるという事と、我々の中には、プラスだと感じる要素を、無意識的に優先したり、重要視したくなる要因が、どうもありそうだということ。

この要因については、またそのうちに考察してみようと思います。


つまり、パレートの法則や、働きアリの法則を、よしべや流の考察から見えてきたものとは???


何事も我々人間の判断を先行させると、不具合が起きそうだね!!

真っ先に優先すべきは、判断ではなく正確に状況を受け入れることだね!!

といった感じじゃないですかね。


いかがでしたでしょうか?
少しは、慣れ親しんだ自分の解釈の枠を取っ払って、考察してみると、思考の柔軟性が上がる感覚があったりしませんか?

人は歳を重ねるごとに、生活の行動範囲も、体の可動範囲も、思考の範囲も、硬直したり、目減りしたりします。

これらがそうなる事自体は、自然の摂理で何らおかしな事ではありませんが、思考の範囲だけは、自分の関心次第で、歳に関係なく、広がる可能性を秘めているような気がします。

なので、思考の柔軟性だけは色褪せないように心がけていこうと思います。


画像3




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?