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衆議院予算委員会で質問しました!【和田よしあき国会だより2022.2.14】

第208回国会が開会

1月17日に通常国会が開会しました。6月15日までの150日間、58本の法律と令和4年度予算などを審議して、国家国民の更なる幸せと繁栄に向けて着実に歩みを進めて行きます。

予算委員会で質問

1月24日、NHK入りの衆議院予算委員会で質問しました。テレビで観ていただいたみなさま、激励のメッセージを下さったみなさま、ありがとうございました!

予算委員会の質疑概要は以下のとおりです。
*敬称略、答弁者は岸田総理大臣、後藤厚労大臣、山際経済再生担当大臣、金子総務大臣、斉藤国交大臣

【新型コロナ感染症について】
和田:総理に就任以降の主な感染症対策は?
総理:デルタ株を越える強力な変異株が現れる最悪の事態を想定し、G7の中でも最も厳しい水際対策を実施。今後は国内対策に重点を置き、めりはりの利いた対策、拡充した医療体制を機能させ、稼働させることが重要。

和田:オミクロン株とデルタ株の違いは?
後藤:潜伏期間、倍加時間も短縮、感染拡大が非常に速いことが確認されています。

和田:重症化や死亡リスクは?
後藤:入院に至るリスクは、英国ではデルタ株の約3分の1、南アフリカで約5分の1

和田:G7の感染症対策は?
後藤:一般的にはマスク着用等の標準的な感染症対策は有効。フランスやドイツではマスクの着用が義務化され、飲食店利用時のワクチン接種証明等の提示も義務化。フランスでは週3日のテレワークの実施義務化がなされている。

和田:飲食における時間制限、お酒の制限は?
後藤:網羅的に調査していないので、確たる答弁ができない。
和田:ここが非常に重要なポイントなので引き続き調査を。

和田:動かせる経済は動かさないといけない。デルタ株時と同じように経済活動を制限することの是非は?
山際:医療体制をしっかり稼働させ、めりはりの利いた対策によって感染者数の増加抑制で、社会経済活動維持と感染防止対策の両立していく。

和田:オミクロン株におけるワクチン、経口治療薬の効果は?
後藤:ワクチン3回目は有効であり、希望する方が早期に接種できるよう取り組んでいく。治療薬の効果も有効性が期待される。

和田:ワクチン在庫は?3回目接種の前倒しは?
後藤:1,2回目の未使用分で約900万回分、昨年中に1600万回分を配送、今週にも1600万回分を配送中。高齢者3100万人を対象に前倒し、一般の方々5500万人の一カ月前倒しを行い、余力のある自治体は更に前倒し行っていただきたい。
和田:打てる人には一人でも多く打っていくことが国民の命を守ることに直結する。一日も早い接種を。

【豪雪対策について】
和田:日本全国で豪雪に見舞われ、札幌市では観測史上1位を記録。この除雪、排雪の予算、マンパワー、機材のご支援をお願いしたい。
斉藤:年度当初に防災・安全交付金を配分しており、3月目途に予算を追加配分します。
機材については市町村からの要望があれば国保有の除雪機械の貸し出しが可能。人材についても除雪機械とオペレーターとセットで派遣した実績があり、市町村の要望に対応していきたい。
金子:普通交付税に加え、特別交付税にて更なる対応することとし、3月交付に向けて算定作業を進めています。
和田:訪問看護・介護従事者が豪雪で困っている。何卒寛大なご措置を。

【第二青函トンネルについて】
和田:北海道は日本最大の農水産品の産地。陸路でつながることで農水産品の輸送コストが低減され、北海道新幹線も高速走行が可能に。第二青函トンネルについてご所見を。
斉藤:北海道から本州への安定的な貨物輸送の確保は非常に重要と認識。膨大な建設コスト、長大海底トンネル特有の維持管理費用など様々な課題があり、状況を見守りたい。

フル映像はYouTubeで「和田よしあき」を検索してください。
「YouTube 和田よしあきチャンネル」 

予算委アップ

↑閣僚勢ぞろいの予算委員会での質疑は緊張します!

予算委員会の政府答弁者席には岸田総理をはじめ全ての閣僚がズラリと勢揃いしています。これまで委員会で何度も大臣質問をしてきましたが、予算委員会はさすがに緊張しました!

因みに、私は大切な公の場面、特に緊張を振り払い自らを奮い立たせなければならない場面で、この刀の鍔(つば)のカフスを着用して縁起を担ぎます。

カフス

↑刀の鍔のカフスを着用して緊張を振り払い自らを奮い立たせます!

ウクライナ情勢と北朝鮮のミサイルが意味するものは?

ロシアが10万人規模の部隊をウクライナ国境に展開しています。ロシアが2014年にウクライナからクリミア半島を奪取してから8年が経過して、再び侵攻の危機が高まっています。

日本から8000キロ離れた東欧での紛争、遠い世界のことのように思われるかもしれませんが、私は日本の安全保障の未来と密接に関係していると考えます。

ロシアがウクライナ侵攻に踏み切るか否かは米英EUとロシアのパワーバランスに掛かっていると言っても過言ではありません。特に中間選挙を控え内政に軸足を大きくシフトしているバイデン政権の『本気度』が試されていると思います。仮に米国の本気度が不十分であれば、ロシアのウクライナ侵攻のハードルは一気に下がるでしょう。

実はこの米国の本気度を、おそらく中国も『これが台湾有事であったら』という仮定に基づき注意深く観察しているのではないかと推察します。自由と民主主義と法の支配の価値を共有する日米英EUなどの国が『力による現状変更は看過しない』という明確なメッセージを発し、行動しなければ、中国の台湾侵攻のハードルも下がるのではないでしょうか。

ロシアは北方領土を含む極東の部隊も冬の戦闘に強いという理由でウクライナ国境に派遣しています。極東のロシア軍が実戦経験を積み重ねているという事実も無視できません。

また、北朝鮮は令和4年に入り立て続けに9回ミサイルを発射しています。この9回の中には、低空を高速で滑空する、日米にとって迎撃が困難な極超音速兵器であった可能性も指摘されています。

現在日本のメディアでは北朝鮮のミサイル事案を単独事案として報道していますが、米国のニューズウィーク誌は台湾有事の際にロシアと北朝鮮が中国に協力する可能性が高いとの見方を指摘しています。これすなわち、日本は台湾有事の際には、中国のみならずロシアや北朝鮮にも向き合わなければならないことを示唆しています。

国際情勢は不透明で且つ複雑ですが、多角的視点から注視し、あらゆるリスクに備える必要があります。

水田転作の「水田活用の直接支払交付金」

近年、日本の人口減少、食生活の変化に加え、コロナ禍の影響により米の消費量減少に拍車がかかっています。毎年各地の減反を上回る消費量減少が生じている為、米の在庫が令和4年6月末で213~217万トンとなる見通しとなり、米相場が下落しています。

政府は当面の需給の安定を図り、米相場の下落に歯止めをかけるべく、米の民間在庫15万トンを「特別枠」を設け、産地・生産者の皆様の保管や長期計画的な販売を支援できるような措置を講じました。

加えて、主食用米の生産量を削減し、その分輸入に依存している飼料に使う米、麦、大豆の自給率を引き上げるべく、「水田活用の直接支払交付金」3,050億円に加え、『水田リノベーション事業』に410億円を措置しました。

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↑新市場開拓に向けた水田リノベーション事業(令和3年度補正予算)の概要

その一方で、「水田活用の直接支払交付金」については、主食用米からの転作のための交付金であることから、交付対象水田は水田機能を有している(米の生産ができる農地である)ことが前提であり、平成29年に交付の根拠となる要綱を改正して、水張り(水稲の作付け)が行えない農地、すなわち畦(あぜ)や用水路がない農地等は交付対象水田から除外されることとなりました。今般、この現行ルールを再徹底することとなりました。

また、米の生産ができる農地であっても米以外の生産が継続している農地について、当初、政府は「過去5年間」に一度も水稲の作付けが行われない農地を交付対象水田としない方針を示しました。

しかし、北海道はじめ自民党国会議員がこれに強く反発して、「現場の課題を検証しつつ、今後5年間(令和4~8年度)」の経過措置が付されました。

北海道の米は生産者さんと国、道のチームワークで品種改良され、全国でも屈指の美味しい米になりました。しかし、米の消費が減っている以上、主食用米からの作付転換を行わなければ米の相場は下がり続けます。

政府・自民党も農水産品輸出に取り組み新たな市場の開拓は行っています。輸出額は急成長し、令和3年には1兆円を超えました。しかし、それだけでは米問題は解決するには至りません。

どのようにしたら米農家さんが営農を続けていけるか。担い手が安心して継承できるか。どうしたら北海道がこれまで以上に食料生産基地の役割を果たして豊かになっていけるか、現時点では制度が転換点にある為、不透明になっています。

しかし私は農水省をしっかりと巻き込み、農家さんが一定程度安心していただけるような農業のビジョンを関係者と一緒になって組み立てていきたいと思います。

イベントのご案内

【札幌開催】
■自民党北海道第五選挙区支部第27回政経セミナー
 日時 令和4年4月16日(土)14:00~
 場所 ホテルエミシア札幌3階「パレスホール」
 講師 吉野正則北海道大学COI拠点長、高橋雅一北海道歯科医師会理事長他

【東京開催】
■第8回信和会政経セミナー
 日時 令和4年3月11日(金)8:00~
 場所 ザ・キャピトルホテル東急1階「鳳凰」
 講師 衆議院議員 平井卓也 先生(初代デジタル大臣)

■清和政策研究会との懇親の集い
  日時 令和4年5月17日(火)18:00~
  場所 東京プリンスホテル2階「鳳凰の間」

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