見出し画像

熱量の鮮度

皆さんこんにちは。

今日は僕が今noteを書きたいと思う理由についてのお話です。

先日こんなTweetをしました。

最終的な理由は複合的なのですが、きっかけはあるブースターさんのTweetを拝読したことでした。

チグハグな文章に見えるかもですが、僕のなかではまとまってます。どうぞお付き合い下さい。

《結論》
最近次の3つのことを感じていて、だから今自分に書けることを書こうと思った。

①人の成功談ばかり見る毎日に少し疲れた。
②フォロワーの皆さんが僕に関心をもって下さっているのは「現役選手であること」が大前提。
③応援してくれている人たちも歳をとり、生活は変わっていく。←ここ本題

まず1つ目の「成功談見学に疲れた」について。

唐突だけど、ここ数年、人の成功談を見る機会ってめちゃくちゃ増えた感じしませんか?

TwitterのTLとか見てても、どこかでバズった誰かの何かが毎日ベルトコンベアみたいに流れてきて、すごーって思わされて、僕としては正直疲れてしまう。

なんで疲れるかって、割と身近な人とか平凡な人(←言い方)の成功談もバンバン来るからなんです。

僕らが子供の頃って、誰かの成功談ってホントに一握りの超一流の人たちのものしか見る機会がなかったと思うんですよね。スポーツにしても芸能にしてもビジネスにしても。

ジョーダンのプレーですら深夜の30分の謎の番組の1コーナーで週に1回、5分間観れるかどうかだったし(これは田舎だったかせいかもしれない)。

でも今はスマホ1つでだいたいどんな情報も手に入りますよね。

発信も簡単にできちゃうから身近な小さな成功とかでも何かのきっかけで拡散されて誇大化されたりしてる(気がする)。

成功の発信ハードルが下がったというか。

頑張れば自分にも達成できそうな成功を山ほど目にする。

僕はそういうニュースや記事を見るたび、「よし、自分もやってみよう!」と思う反面、「あぁ、自分にもできるはずなのに、頑張ってない自分はなんてダメな奴なんだ」と思ってしまうんですよね。

ともすると、敗北感や劣等感を毎日全身に塗りたくられているような気分。

その結果、冒頭の通り、疲れたのです。笑

そして、同じように感じてる人は意外と大勢いるんじゃないかなと思ったのです。

「そんなこと言いながらお前も結局note発信すんのかよ、自慢かよ」というご意見もあるかもしれませんね。

そこで2つ目の「選手であるうちにしか届けられないものがある」について。

今、僕に興味をもって下さっているのはこんな方々なんだろうなと捉えています。
・ブースターさん
・そのお子さん
・プロを目指している学生さん
・就職(転職)しようか悩んでいる学生(会社員)
・何かへの挑戦を諦めた経験のある社会人の方

そして、興味をもって下さっている内容は大きくこの2つなのかなと感じています。
・選手として何を感じているのか考えているのか
・選手として今後どんな結果を残せるか

ブースターさんは、「この選手が自分の好きなチームに相応しい人間なのか」だったり、「自分たちの想いを理解してるのか」が気になるのかもしれないし、

学生さんは、「無名のやつがどこまでやれるのか」を見ることでプロリーグへの挑戦をするかどうかの判断材料にしたり、自分もやれるという自信に繋げたりするのかもしれないし、

挑戦を諦めたことのある社会人の方は、「もし自分も夢を追いかけてたらどうなっただろう」の疑似体験みたいなのを一緒にしてくれてるのかもしれない。

有難いことに一部の方からは、仕事のことや、人間性、その他のことについても気にしていただいている実感はありますが、それらとて「選手であることが前提になっている」というのは理解しているつもりです。

逆に言うと、選手であるうちは、僕の声は多少なりとも熱を帯びて皆さんに届くんだろうと思います。

でも僕が引退してしまえば皆さんにとっては「無名のやつが頑張った結果」は既に出ていて、「自分の好きなチームの選手」ではなくなっていて、「もしも自分も挑戦してたら」の疑似体験は終了しちゃうってことになる。

つまり今の僕の声を聞いて下さる皆さんにとって、僕が今感じることや考えていることは、今この瞬間にしか価値がないということです。(今今うるさい)

※僕が有名選手だったりして引退後もバスケ業界の表舞台にいれるのであれば違うかもしれませんね。

別に引退を考えているわけではないです。でも発信を急がなければいけないと思っています。それはなぜか。

そこで3つ目の「応援してくれる人の生活変化問題」です。←ここ本題

先日、とあるブースターさんのTweetでとても気になるものがありました。※公開アカウントでしたが一応リンク貼付けは控えておきます。

そのTweetでは、その方が過去数年間ブースターとしてチーム(埼玉)を応援して下さっていたこと、この春から中国上海へご転勤される予定ということが記されていました。応援できなくなることがとても寂しそうでした。ブースターとしての引退というご心境だったかもしれません。

引退は選手だけに訪れるものではないんだなと、勉強させてもらいました。

もしかしたら僕には来シーズンがあるかもしれません。が、来シーズンの僕が発信することは、このブースターさんにはもう届きません。

物理的には届いても、「現役ブースターの頃のような熱量」では受け取ってもらえないでしょう。

(※ちなみにこのブースターさんがどんな方なのか、僕のことをご存知なのか、嫌いなのか、好きなのかなどは全く存じ上げておりませんので悪しからず)

また、今まさにプロを目指すか否かを悩んでいる学生さんのなかには、1週間後や1ヶ月後にはもう決断をしてしまっている人もいるでしょう。

その時に僕が何を言おうと、もう遅いと思うのです。

僕の信条はNever too late(遅すぎることはない)です。そう信じて会社員を辞めてB3リーグに挑戦しました。

でもだからこそ「遅くなることのハンディは確実にある」ということもまた人一倍に痛感しています。(そこから跳ね返すのが醍醐味だったりもしますが)

自分の人生において、伝えたいことを、伝えるべき人に、最大の熱量で届けるためには、然るべきタイミングがあってそれを逃すと同じ熱量では届けられないと思うのです。

熱量の鮮度、とでも言えるでしょうか。
(分かりづらいか)

そんなことを考えていたら、急いで発信しないとと思ったわけです。

・・・・・

今日のこのnoteをまとめるためにちょっと話を変えます。

最近はよく「ストーリーが大事だ」「物語がファンを作る」と言われますよね。

僕も芸能人やスポーツ選手の方々のドキュメンタリーは好きなのでよく分かります。M-1グランプリの芸人さんたちの過去の努力とか、カッコいいです。

「今こんなに輝いてる人にもそんな苦労があったんだ」と勇気を貰えます。

たしかに、成功した人には必ず独自の物語があると言っていいでしょう。でも、独自の物語がある人が必ずしも成功しているというわけではないとも思うのです。

最終的に成功しなかった(世間的に有名にならなかった)人にも、その人ならではの物語があって、それに勇気付けられる人もいるのだと思うのです。

選手としてもビジネスマンとしてもまだ何も成し遂げていない僕が今noteを書くというのは、「まだ成功するかも失敗するかも分からない物語」を「現在進行形で」書くということです。

僕の発信を見て下さる皆さんが、「自分にもできるはずなのに・・・」と疲れてしまうような成功談ではなく、連載中のマンガを読んでいるような、今まさに進行中の物語を発信していけたらなと思っています。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に僕の好きなマンガのワンフレーズを張り付けておきます。

ではまた。

【追伸①】
もし今期で引退になったらすみません。怪我も含めて何が起こるか分からないのでそれも発信を急ぐ理由の1つではあります。
あと、やっぱり途中で成功談自慢したくなったらすみません。笑

【追伸②】
発信媒体にnoteを選んでいるのは「しっかり内容を読んでくれる人に届けば良い」と思っているからです。
YouTubeなどの動画コンテンツでBGM的に聞き流してもらう必要はないし、僕の話はたぶんそんなに面白くない。観ていて楽しい容姿だったり聴き心地が良い声とかでもない。テキストの方が多分自分に向いている。

【最後に…】
冒頭の写真は今同じチームにいて何故か懐いてくれてる可愛い後輩と。こいつとも一緒にやれる日の終わりはくる。今、鮮度抜群の熱量で毎日接している。

この記事が参加している募集

Bリーグ

嬉しいです!また書きます!^^