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畑をはじめました

最近は、畑をしたり、作品を作ったりと「あっ」というまに一日が過ぎてしまうのでNoteの更新ができていませんでした。そうです。畑を始めました。ついに。しかも畑をすいた状態で畑を貸してくれました!高齢化が進んだ農村はどこも似たような状況かと思いますが、その方は、土地があれてしまうのでお金を払って年4回ほど耕していたそうで、私たちが使ってくれるならWelcomeだそう。ありがたい話です。

鋤く:(読み)スク
 鋤すき鍬くわなどで田畑の土を耕す。「田を―・く」

デジタル大辞泉

1. 畝をたてる

畑は3枚あり、1.5反ほどの広さなので、まぁまぁ広い。ベテランの農家さんなら、農機を使って一気に進めるようですが、トラクターも持ってないし、小型の管理機すらない。借りることもできそうでしたが、やってみないとどれだけ大変かがわからないので、まずは自分たちだけでやってみました。近所の小学生たちも手伝いに来てくれてみんなでみんなで鍬(クワ)を使って土を掘っていきました。

みんなでがんばった畝(実はもっと広い)

2. 種や苗を植える

種は「F1」ではなく「固定種」にしてみました。また、種を買ったはいいものの、どこになにをどう植えてよいかわかっておらず、コンパニオンプランツがどうとかあーだーこーだ言いながら、植えていきました。僕のつたない理解だと、同種のもの(例えば同じセリ科のフェンネルとディル)は競合するので離したほうがよい。育ち方(横に広がるスイカやカボチャ、下にもぐるゴボウやカルドン)の違いで、高さや間隔を変えたほうがよい。あたりかなぁ(他は忘れた…)
何を植えるかによって畝のかたちが変わるので、本来は「1. 畝をたてる」前に「0. 植えるものの計画を立てる」が普通なんだとこのときはじめて気がつきました。

こんな感じで植えてみた(育つといいなぁ)

3. マルチをする?

直播きの場合は、保湿のためにマルチをしたほうがよいと聞きましたが、ビニールのマルチはなんとなく抵抗があり、枯れ草と農家さんにいただいた藁をかぶせました。マルチには草を防ぐという目的もあるようですが、ぼくたちはできるだけ多様な植物との協生を考えているので、草をどれだけ抜くのかはやりながら考えようかと。

いただいた藁

4. 水やり

田植えが始まる前までは用水路に水が流れていないので、でかいバケツをかってきて雨水をためる作戦。水はほんとうに貴重で、昔の人が雨乞いをした気持ちが少しだけわかったような気がしました。ご近所の方が「最近は天候がおかしくって…」と雨が降るときは降って、降らないときは全く降らないと言っていたのもいろいろと考えさせられます。

なんかこの人楽しそう

5. これからがはじまり

ほんとうにこんなちいさな種から芽が出て育つのか不安ではありますが、とりあえずは水やりをこまめにしてみます。何十年も植物を育てている方が毎年挑戦していて、しかも毎年新しい発見があるという話を聞くと、尊敬の念がやみません。同じことをして違う結果になるのは、おもしろい。あたりまえですが、コンピュータのように一定の再現性があり、短時間で結果がわかるものではなく、基本的な理論はあれど、やはりその土地ならではの知識や知恵が必要そうで、だからこそ自然との呼応が体現できてくるのかもと思ったりもしました。ところで、近所のおばあちゃんたちに「ニホンノカタデスカ?」と何度も言われたのはなぜ?!

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