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雑談ひとり、、、

『介護職の仕事内容』

何か手っ取り早く年齢不問で何か良い就職口は無いものか、、、?
って探すと良く目にする介護職ですが。
しかしその介護職って未だに3K.三拍子の揃った仕事のイメージがあると思います、、、、

確かに年齢不問で未経験者でも応募が出来るから、誰にでも簡単に出来ると軽く思っている方も多いと思いますが、、、
実際にはそんな緩い業界ではないです。

求人広告で良く目にする写真では、笑顔で触れ合う職員と利用者様。
レクリエーションで利用者様と楽しげに触れ合っている広告を良く目にしますが、、、

皆さんは介護職と聞いて、どんな仕事をしていると思いますか?
多分、大半の方は、、、
食事の介助や入浴の介助、車椅子に移乗したり車椅子で移動したり。
また排泄(オムツ交換)の介護や着衣交換、リハビリ体操をしたり、レクリエーションを行ったりと、簡単な内容で誰にでもできそうな事ばかりが思い付くと思いますが、、、
確かにそう言う事を行っていますが、今回その業務内容を少しだけ掘り下げて、介護職はどんな仕事をしているのか、、、介護職に興味の有る方の参考になればと思い執筆しますが敢えて、専門的な内容は省き、簡単にまとめたので、記載する内容が全では無く、また施設等により異なる事、そして訪問介護は未経験なので私にはどんな仕事をしてるのか、分からないので、あくまでも施設での業務内容で有る事を前提とし、そして参考にまでと言う事をご理解して下さい、、、。

先ず始めに
介護職は基本的に生活支援と身体介護を行います。
《生活支援とは》
介護士は利用者様の身の回りの全てを行うだけでは無く、利用者様が出来る事を維持して頂く為に、時には見守りをするのも介護士の仕事です。
利用者様、本人や家族が行えない日常生活の家事を介護士が代行(支援)したりする事です。
《身体介護とは》
利用者様が自ら出来ない事を介護する事です。
簡単に言うと、利用者様の身体に触れるか触れないかと言う違いです。

《食事介助》
食事介助の前には、介護士の方が利用者様(入居者様)の食事を作ったりもします。作るのは主にグループホームですが。
施設にも異なりますが、食前、食後の内服薬の準備や、内服薬の配薬も介護士さんがする事もあります。
また食事に関して、利用者様の中には、嚥下機能(えんげきのう)の低下で液状の飲み物、お茶や白湯、ジュースなどの汁物でむせ込み、そのままでは飲め無い利用者様もいるのでトロメリン(片栗粉みたいな物)でトロミを付けたりもします。
それと固形物だと噛む事が出来無い方にはミキサー食や刻み食、プリン食など、利用者様に合わせた食事形態にするのも介護職で行ったりもします。今では少ないですが時には胃瘻(いろう)腸瘻(ちょうろ)の利用者様の準備や注入、食事の提供時の配膳や下膳、食事介助、食器洗い等も介護士が行なったりもします。
そして利用者様の食事摂取量をカルテや申し送りノート等に記入したりと、大まかに食事介助とはこんな感じです。

《入浴介助》
入浴介助をするだけではなく、利用者様の健康状態の把握も必要とされます。
VS(バイタルサイン)
呼吸。呼吸回数12〜18/分程度
体温。体温計で測定36.0〜37.0℃
血圧。血圧計を用いて測定します。130mmHg未満(収縮期) / 85mmHg未満(拡張期)正常範囲
それと同時測定させれるのが
Pulse『プルス』脈の事です
通常は1分間の回数(bpm: beat per minutes)60〜80bpm.
サチュレーション。
パルスキシメーターを用いて測定します。
皮膚を通して光の吸収度で測定します。
経皮的動脈血酸素飽和度の事で、正常値は96%~99%です。
それらを測定するのも介護士で行なったりもします。
それと着替えの準備するのも介護士さんの仕事になります。
施設によっては洗濯も介護士さんが行います。
なので洗濯や衣服や身の回りの整理整頓を行うのも介護士の仕事になります。

そして、入浴時には服の着脱や身体を洗ったり、またお風呂に入れない方には清拭も行っりもします。
入浴介助時は転倒事故により、骨折や裂傷、表皮剥離、皮下出血、、、時には溺死などと重大な事故に繋がったりもします。
また介護者も利用者様も怪我をするリスクがもっとも高い介護が入浴介助かも知れません。
大まかに言うと入浴介助はこんな感じです。

《移乗、移動》
利用者様の居室から食堂や娯楽室や浴室への案内をする事をします。
また、その他にもご自分で起き上がれない方は介護士さんが、離床の介助と車椅子への移乗の介助もします。
また体格良い方や拘縮の進行が早くて脇で抱える事の難しい利用者様の場合には、職員二人で介助を行なったりもします。

《オムツ交換、トイレ介助》
オムツ交換やトイレ時の介助を行い、施設にも寄りますが人工肛門の方のパウチ交換や排尿困難の方のユローズバックの尿締めも行う時もあります。
オムツ交換では陰部の汚れを介護タオルや温かいタオルで拭いたり、陰洗を行います。
また尿や便など処理だけでは無く、皮膚の観察もして、爛れ(ただれ)て居ないか、褥瘡(じょくそう)等も出来てい無いかの確認も行います。
尿量が多くて尿漏れ、また便漏れなどで汚染した場合の着衣や寝具は、その都度、交換します。
トイレ介助では、ズボンの上げ下ろし、また尿取りパットの汚染時は交換もします。
排泄行為の場合はプライバシーを守る事も当然なので、周りの利用者様が居る前で、、、
『誰々さん。オムツを変えますねー』
『誰々さん。便は出ましたか?』って言う言葉や声掛けに対しても配慮する必要があります。
御本人様にとって、他人に自分がオムツをしてる事を聞かれたく無い事であり、また他の利用者様から、『あの人、便をして来たの?』って思われたく無い事なので言葉選びにも配慮が求められます。
その他にも、認知症の方で排便をいつしたのか、排尿をいつしたのか分からなくなる利用者様も居るので、しっかり把握する事も求められます。

高齢者様は便秘により体調を崩したり、嘔吐したり、不穏になる事も有ります。
また、イレウス・S状結腸軸捻転等の疑いも有るため、排便などの状況を出来る限り把握する必要があります。特に高齢者は水分補給が少ないと、便秘になる恐れも有り。
また脱水症状を引き起こす事も有るので、ただ単にオムツ交換をするだけでは無く、その量や状態や形状や排泄管理も求められます。

《レクリエーション》
レクリエーションでは介護士は様々な事を行います。
施設の方針で、多種多様なレクリエーションを行われてると思いますが。
そのレクリエーションを行う為に、介護士さんが企画書を作り出したり、また準備もします。
ご家族様と花見に行く事を企画をしたら、ご家族様に連絡して、日程を組んだりもします。
夏になれば、夏祭りも企画します。
夏祭りでは何をするのか、屋台を出すなら、どんな屋台を出すのか。
運動会を行うなら、何を準備するのか?
利用者様に付き添う介護士は誰に、どの利用者様を担当してもらうのか?
レクリエーションを行うには、それなりに知識や経験、行動力も求められたりして大変な仕事量になります。

《介護サービス計画書》ケアプラン。
とは介護を必要とする利用者様や、そのご家族様の生活状況や希望を取り入れて、利用者様に対する支援の方針や解決すべき課題やニーズなど
提供される介護サービスの目標と内容をまとめた計画書の事です。

ケアプランは要介護者・要支援者が介護保険サービスを利用したいときに必須となる書類なので、専門職であるケアマネジャーさんが作成、プランも立てて頂けます。
その計画書に基づいてサービスが行われているのか、その利用者様ごとに介護士さんが割り振られ担当するので、そのケアプラン担当をした介護士さんは3ヶ月後、半年後にはそのプランの見直し、ケアマネジャーさんと話し会い、ケアプランの立て直したりもします。
見直しをした場合には、その報告書を作成をして、ユニット会議やフロアー会議などの会議での報告書の説明なども行います。

《その他》
介護職は、その他にも業務内容は沢山あります。
カルテ記入、申し送りノート(パソコン入力)記入、また入退所時には、ご利用時には利用者様の持ち物チェックを行ったり、その他にも口腔ケア(義歯洗い)眠前薬の配薬、寝返りが出来無い利用者様には褥瘡が出来無いよう体位変換を行ったり、利用者様の急変時には、救急車に同乗して病院受診の付き添いを行ったりもします。
また入居者様のご家族様へのお手紙を書いたりもします。
それと、ここ数年で老人保健施設でも増えた看取り介護。
看取り介護とは、息を引き取る迄の介護の事です。
それは、住み慣れた施設で顔馴染みの職員様に看取られ、最後まで、お側に居てもらいたいと言われる、ご家族様が増えてきているからです。
介護職は、、、全てがマニアルでこなすだけでは無く、臨機応変の能力、時にはセンスも必要になります。
認知症の方の帰宅願望に対して、どう接するのか、また職員に対し攻撃的な利用者様には、どう接するのか、、、
集団生活を余儀なくされた利用者様にとって、今までとは全く違う生活を虐げられるので、ストレスを感じたり、また帰宅願望を訴えてられるのも当然な事だと思います。
いくら、ご家族様からの依頼であっても、生活されるのは利用者様、御本人様なので、その利用者様とどう接するか?
本当に悩める時もあり、そして難しく行き詰まる事も有ります。
そして、何よりもご自身の親を施設に預けて行かれるご家族様も世間体を気にされている方も居ます。

しかし、介護士をしている職員の方は他人のお世話をさせて頂くと言うのが基本なので、根は優しい方が多い職場です。
時にはキツイ言葉を浴びる事もあれば、優しくフォローしてくれる場面も有ります。
どの職業も、どの職場でも言える事ですが、人と自分が居て、何かを成し遂げる。
そして、その結果がでる。
決して自分一人ではない、誰かが居て、その仕事が成り立っていると思います。

最後に、、、
今回は出来るだけ業務内容を簡単にまとめたので、この他にもまだ説明不足な箇所や補足する事柄も多くあります。

介護職は、キツイ、汚い、給料が安い、と言う3K.三拍子の揃った仕事だと思っている方が多い職業だと思いますが。
でも、、、
誰にも恥じる事のない仕事です。
誰にでも言える仕事です。
そして
今の自分が必要とされる仕事です。
決して簡単な仕事では無いが、やり甲斐の有る仕事です。
胸を張って、誇れる仕事です。
そして今、その介護士は貴方を必要としています。
少しでも介護職に興味を持って頂ければ幸いです。
そして私自身も訪問介護をする機会が有れば、是非挑戦してみたい職業です、


雑誌ひとり、、、〆(・_・)?


















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