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漢字教育サポーター/漢字教育士の資格取得(その3:漢字教育サポーター有志の会)




今回は、漢字教育サポーター同期会(有志の会)のことを書きたいと思います。漢字教育サポーターのテーマは今回が最後です!

前回の記事はこちら↓


◯ 漢字教育サポーター同期の会

漢字教育サポーターには"同期生"がいます。
当時(僕が漢字教育サポーター育成講座を受講していたとき)のサポーター資格は、1年通して漢字に関することをオンラインで学び、全ての講座を修了することで取得することができる資格でした。配信動画で学ぶため、顔は合わせずとも同じタイミングで1年間学んでいる同期が全国にいたことになります。これは今の漢字教育士資格認定講座カリキュラムでも変わりません。
講座を修了後、その同期生の有志で漢字に関する学びを深めたり交流できたりというのが"漢字教育サポーター同期会"です。最初は漢検協会の担当職員が音頭をとって会員を募り、会員が集まって以降は自主運営となります。

現在、漢字教育サポーターの資格は漢字教育士の講座を受講することで取得できる(noteその2より)のですが、漢検協会としてオフィシャルで募る期生会は終了しています。


◯ 漢字教育サポーター10期生のこと

僕はそんな自主的な会の運営を2022年に始めました。2021年度に講座を修了した同期の有志の会(第10期)です。
10期生は約80人で構成される会で、20代から80代までの会員がいます。毎月1回の定例会が活動の中心で、LINEでの情報交換がたまに行われています。だいたい10~15名のアクティブな会員が定例会に参加しており、漢字について和気あいあいと話すだけでなく、お互いの近況報告をしたりなど楽しくやっています。

ちなみにこの同期会には「図南会」という呼称があります。会員の方が作ってくださったロゴ(本note記事の先頭画像)もあります!とても素敵です。

毎月の定例会では、漢字に関することを調査研究した発表や、地域で実践している漢字教育活動などをzoomでシェアしています。ゲストとして他の期生会や漢検協会職員さんを招待したこともありました。
これまでのテーマを一部紹介しますと、

  • "お堂を活用して漢字やことわざ脳トレ実践"の発表

  • 人名用漢字をめぐる裁判例

  • 地域活動の始め方

  • 色と漢字

  • 野外で漢字教室

など、会員がしている仕事と漢字を結び付けたり、自然教室と漢字を結び付けたり、身近な風俗習慣と漢字を結び付けたりなど、生活の中に当たり前のように溶け込んでいる漢字に改めて向き合ってみることで多くの気づきがある発表ばかりでした。
僕もなんだかんだ3回登壇して、

  • 沖縄の難読地名と琉球方言の活用

  • 地域活動、はじめの半歩!

  • 立命館大学オンライン1日キャンパスアカデミック講演(沖縄に色濃く残る漢字の原風景)レビュー

を発表(共有)しました。

地域活動、はじめの半歩!の表紙
立命館大学オンライン1日キャンパスアカデミック講演(沖縄に色濃く残る漢字の原風景)レビューの資料より


〇 同期・非同期コミュニケーションに関する事例発表

ちょっとだけコミュニケーションに関することを書きます。
図南会の活動はすべてオンラインです。これをコミュニケーションツールで分類すると、同期コミュニケーション非同期コミュニケーションに分けることができます。

・同期コミュニケーション/音声・映像・対面
→リアルタイムの返答を期待する。例:直接会う、電話、ビデオ電話
非同期コミュニケーション/文字
→リアルタイムの返答を期待しない。例:手紙、メール、チャット、掲示板

漢字教育サポーター研修会資料より

こんな感じで僕は理解しています。(細かいことは省略します。)

一般的にオンラインで運営されている組織やコミュニティだと特別なことではないと思いますが、「ZoomやFacebook、LINEオープンチャットを活用して交流を図っているサポーター同期会の事例を他同期生にも知ってもらいたい」というお話を漢検協会からいただき、協会主催の「漢字教育サポーター研修会」で図南会の活動報告をしたこともありました。
こちらは漢検協会の発行する漢検生涯学習ネットワーク会員通信vol.43に少し掲載されています。

漢字教育サポーター研修会資料より
漢字教育サポーター研修会資料より


〇 最後に

図南会はあまりオープンな会でないし、漢字というニッチなテーマを扱ったコミュニティです。僕個人としては、漢字を通して全国の様々な方とつながることができました。さらに業務のスキルアップにつながるようなこともありました。

図南会には80名の会員がいます。その中で直接お会いしたことがあるのは1人だけです。これから少しずつ直接お会いしに行く機会をつくりたいと思っています。逆に、これを読んでいる図南会の方がいましたら、僕は沖縄にいますのでいつでも会いに来てくださるとうれしいです 笑


〇 次回のnote

次回は、資格ではなくて公務員の扱う文書事務について書きたいと思います。漢字を学んでいると、漢字と送り仮名に意識しながら仕事をするようになりました。そのうち、統一された行政文書整った文書ついて考えるようになります。そして、自分の自治体や他行政機関の発出する文書は意外と統一性がないこと(書きぶりがバラバラ)に気づきはじめます。同じ行政機関なのになぜでしょうか。正しい文書ってなんでしょう。そこに正解はあるのか。

学べば学ぶほど奥が深い世界です。

自分自身がさらに学ぶ意味でも、公用文のディープな世界を勉強しながら書いてみたいと思います。どこまで興味のある人がいるのやら・・・。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!!