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縁起もの、「負の要素」をプラスに転じる効能

いきなりですが、私のラッキーナンバーは「4」と「9」です。

日本人なら、4は「死」、9は「苦」を連想させるので、できれば避けたい忌み数字とされていますよね。
でも、私にとってはラッキーナンバーなので、気にならないどころか、むしろ積極的に選びたい良い数字です。

今回は、負の要素をプラスに転じることで、いいことがあるよ、という話です。

ラッキーナンバー

4と9がラッキーナンバーである理由は些細なことなのですが、4は名前に「よ」や「し」が含まれるから、9は小学校の時の出席番号がたいてい9番だったので馴染みがある、それと9月生まれだから、程度の話です。

ちなみに、社会人になって初めて買った新車のナンバーは「96-94」でした。
希望ナンバーを出さず、お任せにした結果がこれ。
「苦労・急死」と覚えていました。
この時、すでに4と9は自分にとっては良い数字という認識があったので、運命じみたものを感じましたけどね。
その車は15年以上乗りましたが、ナンバーが原因で不幸な目にあったことはありません。

一般的には「7」や「8」が縁起が良い数字とされていますね。

ラッキーセブンの由来は、野球から来ている説が濃厚です。
7回の攻撃でチャンスが巡ってくることが多かった、とか、そういう根拠らしいですよ。
たまたまかもしれないし、投手の投球が100球を超える頃で、ボールに慣れることや、投手交代のタイミングがある、など、言われてみればそうかも、という程度。

他には宗教絡みですね。
旧約聖書で、神は7日間で万物を創造したとか。七福神とか。

「7」は何かと都合がいい数字だったのでしょう。
でも、必ずしも誰にとってもラッキーナンバーである必要はありません。

縁起かつぎが好きな日本人

日本人は縁起を重んじる民族です。
というか、縁起物が大好きと言っても過言ではありません。

語呂合わせや、こじつけも好きですよね。
「5円=ご縁」とかね。
フクロウは「不・苦労」で縁起がいい鳥とされたり。
スルメは「バクチでスる」を連想させるから「あたりめ」と言い換えたり。
おせち料理は語呂合わせのオンパレードです。
ほぼダジャレの世界ですよね。

黒猫が横切ったら縁起が悪いとか、靴紐が切れたら凶兆とか。

黒猫に出会えたらかわいいじゃないですか。
暗闇でも目が見える、ということで、むしろ魔除けや商売繁盛など、縁起が良い猫とされている説もあります。

今どきの靴紐って、普通にしてて切れることあります?
激しいスポーツとか、転んで岩やアスファルトに引っかけたとか、何かよほどの理由がないと勝手には切れないでしょう。

「鼻緒が切れる」なんて、もはや500万人に1人(適当)のレア体験じゃないでしょうか。願いが成就するんじゃないか?ミサンガか。


スルメを「あたりめ」と呼んだところで、ギャンブルには勝てません。

一粒万倍日に宝くじを買っても普通に外れます。私が証明済み。

試合の前に「敵に勝つ」とか言ってビフテキやトンカツを食べると、胃がもたれるし、食べ過ぎます。やめといたほうがいいです。

「大安」を選んで結婚しても、3組に1組は離婚します。
仏滅の結婚式は、「今後良くなるばかり」ということで、あえて選ぶ人もいます。結婚式場の策略とも言えますが、安いし、悪くない選択。

おみくじで「大凶」をひいたら、むしろ幸運という説もありますね。

受験の前に「すべる」「落ちる」は禁句ですが、「すべり込みセーフ」とか、勧誘や求愛で「相手が落ちる」のは成功です。相手(=試験・学校)を落とすってことは合格やね。

何が言いたいかというと

ラッキーナンバーや縁起かつぎ、迷信など、語呂合わせ、古い由来などのすべてを否定するわけではありません。

伝統や風習を大事にするのもいいことだし、それで心が落ち着くなら効能もあるってことです。若干、エンタメ化している面も否めませんが。

ここで言いたいのは、「悪い」と思われているもの、根拠なく思い込まされているものを、良い方に解釈すると、何かと気が軽くなって、良いことが多いよ、ということです。
逆に、「縁起が良いこと」をしなくても心配いらないよ、とも言いたい。

厄介なのは、凶兆と言われていることに遭遇したとき、それを気にしすぎて、生活に支障が出るほどの強迫性障害に陥ることです。

例えば、受験番号に「42」が含まれたら「死に」だ、もうダメだ不合格だ、みたいになってパニクるとかね。
関係ないってば。落ち着け。「良く通ずる」と読むのだ。
受験番号が「777」だったら合格するとも限りません。勉強しろ。


この考え方のいいところは、たとえ「4」がマイラッキーナンバーだったとしても、別に「7」や「8」がアンラッキーにはならないこと。
普通にラッキーとして解釈してOKです。つまり死角がなくなる。
良いことづくめなんですよね。

「縁起が良い」ことも「縁起が悪い」ことも、何らかの由来はあるとは言っても、現代においてはほとんどが単なる思い込みに過ぎません。
科学と技術が進んだ現代では、意味をなさないことも多いでしょう。
考え方ひとつで、どうにでも解釈できるのです。

どうせなら、すべてのことが「ラッキー」と思ったほうが、人生は好転するもんだと思います。



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