柿を焼いた

いつの間にか、オヤツを食べないと1日を終えられなくなった。

お腹が空いているからオヤツを食べるんじゃなくて、オヤツを食べたいからオヤツを食べている。
いったい何時からそうなったんだったか。

どちらかと言うと私は食べない方だ。
「食べることに興味ないよね、トイプー?」とたまに言われる。(健啖家なトイプーもいるよ。)

一時期、お菓子を食べることを一切やめていたのが、凡そ半年間くらい。
あの頃は本当にご飯以外を食べなかった。
でも、人生でその半年間以外はオヤツを食べていた。
両親が必ず間食をするので、習慣だと思われる。
でも、食べない日も多少あった気はする。

それが、いつの間にか毎日必ず間食をしている。
量は違えど、何かしら、必ず。
何も食べないと満足できなくて寝る気にならない。お腹が空いているわけでもないのに。なんなら、お腹がいっぱいでも。
なんだろう、お菓子依存?中毒?

毎日食べるのは良くないなーと思いつつ、家にあるから手が伸びる。家にあるオヤツは殆ど貰い物だから、買い置きをしないとか、そんな対策は何の意味もない。

今日はアレが食べたいからご飯少なめにしたいなーなんて、おかしいよな? 今晩は寒いね。

満腹で吐きそうでも、オヤツを食べていなかったら私は食べるよ。
ということで、バイトで夜遅くに帰ってきて、夜遅くに夕飯を食べ、夜遅くにオヤツを食べるわけです。ご飯を食べた直後に!

おかしいね? 寒い寒い。

とりあえず今日のオヤツに柿を焼いた。日付も変わって深夜。明日も出勤です。もう今日か。ん?
オーブントースターで焼けるそうなので、焼いた。昔から、オーブントースターってよくわからない。使い方を聞いたことがないけど、何となく使えている。

不意に、温めている途中で柿が爆発したらどうしようという不安に襲われた。
何でだろうね。
何回もまだ柿かたそうだなーと温め直しをして、途中で諦めた。これ以上温めたら発火するか爆発するかもしれないと思ったので。
結果、温かい柿になった。中心まで温かい。
辛うじてスプーンが入るくらいの、ほんと、温かいだけの柿。まんべんなく温かい柿。電子レンジで温めたほうが多分それっぽくなった気がする。
焼き要素ゼロ。

地味にしっかりしていて、皮に身がしっかりついてしまっているままの柿。味は温められた柿。
冷たいヘタ周りを齧った時と甘さはほぼ変わらない。何でだろうね。
スプーンだと綺麗に身が削げなくて、行儀を捨てて皮を齧った。そういえばヘタ周り齧ってたや。
だってさ、包丁で皮を剥いていればあの身は食べられていたわけで、怖気付いて温め中止しなかったらあの身は食べられていたわけだよ。
妖怪だと思われても柿の皮齧るしかないでしょ。

おいしかったよ。
でも次にまた焼こうとするなら、グリル使うわ。
ていうか、多分もう焼かないよね。

今日のオヤツでした。昨日だな。




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