もう辞めたい、でも辞められない
昨日からスーツを着て出勤している。
だからといってなんら変わることはない。
と言いたいところだが、収入は増えるし、時間は制限されるし、会う人も変わる。割と変わると思う。
楽しみだとか、好きでやりたいことだ、といえば聞こえはいいかもしれないが、正直にいうと、お金稼ぎの手段である、というのがまず思いつく。
でもこうして割り切ることすら、今まではしてこなかったから、いくらからのお金の必要性と、そのお金の使い道ができたんだな、とおもうと嬉しい。そのためと思えば頑張れる気がしないでもない。
やりたいことってのは、思わず体が動くようなときにお金も時間も縛りなく解放してあげられること、っていうぼんやりしたものだ。そんなふうに感情的に動いても負担にならない程度の余裕を持ちたいものだ。
最近でいうと、間借りしてるカレー屋さんがアツい。
これからの人生で僕のサビとして語っていくことになるだろう。
ご縁があって、地元のアイドルさんと共同でイベントをさせてもらえることになった。
初対面の日はいつになく張り切っていて、自分のイベントの日よりも早く現場に入ったのを覚えている。体が勝手にそうしたいと思ったし、そのときの体は軽かった。
アイドルオタクとして活動していた学生時代。心のどこかで漠然と、オタ活ではないなにか自分の力でアイドルに協力できないかと考えていた。
飲食を数年続けたことで出来た縁とほんの少しのスキルを使って、アイドルの力になれることがうれしい。
でもまだこれは1番サビ。2番サビも落ちサビもまだまだ先だし、未定だ。3番を作るかもしれないし、2番は全く違うものになるかもしれない。もしかしたらまだサビにもいってないかもしれない。
厚かましいかもしれないけれど、アイドルさんとセットで覚えてもらえるようなカレー屋になることが野望だ。でも言っていくことが大事だ。それなりに自分もなにかつくろうと必死になるから。
こんなふうに自然に湧き出る感情やエネルギーを大事にしていきたい。そういうときにお金や時間でブレーキをかけないよう、会社員をするんだ。
会社員として働くことが決まったくらいで、イベントの話が舞い込んできたもんだから、人生はわからない。決まる時はいろんなものが一気に決まっていく。いつものように、流れに身を任せていこう。
今日は4カ月ぶりくらいに朝風呂に行った。ここ最近週末はなにかしら予定があったから、このタイミングでいけてよかった。
しゃあないことはしゃあない時間のうちに済ますことにして、楽しいことに時間を使おう。疲れたときはうまいもんくって、アイドルを見よう。救いがある。すくわれよう。
人生第何章かはわからないけれど、いいスタートを切ろう。準備なんてない、見切り発進で。
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