見出し画像

柔術でよく聞く言葉シリーズ①~スパーリングって何???~

私は会社勤めの傍ら、大阪にあるブラジリアン柔術専門ジムに通っています。ここでは、日々の練習やブラジリアン柔術について書き記したいと思います。今回は、柔術でよく聞く言葉をシリーズ化して解説していきたいと思います。

スパーリングとは

道場の先生がよく言う「スパーリング」とはどういう意味でしょうか。
スパーリング(Sparring)とは、格闘技に於ける、試合形式、実践形式に近い形の練習方法です。勉強でいうと基礎問題ではなく、その基礎を使った応用問題を解くようなイメージで良いと思います。
分かりにくい方は、模擬試合、模擬戦のような認識で良いと思います。「スパー」と略されることがあります。
日頃学んでいるテクニックの確認や自分がやってみたい技を仕掛けたことで、相手がどんな反応をするのか、練習通りに技が出来たのか、もしくは相手の抵抗が強くガードに戻されたのか、解除されたのか、逆に相手が有利な立場になったのか、を実践的に体感することが出来ます。
そこから試行錯誤を繰り返し、鍛錬することが上達の近道と言えるでしょう。

スパーリングのルール

スパーリングは、練習試合なので一般的なブラジリアン柔術試合(IBJJF等)のルールが適用されます。なので、ルールを意識して行うと良いでしょう。
また、スパーリングの独自ルールは道場や教室によって様々ですが、一番の大前提は、「相手を怪我させない」事です。
「関節技いわゆるサブミッションのタップは早く、そして極める時はゆっくり、極め切らない」
関節技を掛けられ、逃げられないと思ったら無理せずタップしましょう。スパーリングは試合形式に近い模擬戦です。本当の試合ではありません。そこで見つけた課題を日頃の練習に活かしましょう。

スパーリングは誰とするの?

スパーリングは自分のやりたい人とスパーをすれば良いと思います。ですが、相手の気持ちを考えたスパーをしましょう。
例えば、以下の通りです。
・男性が女性とスパーリングをする場合は、力を抜く(不要な怪我、事故、トラブルを防ぐため)
・柔術を始めたばかりの人とスパーリングをするときは、本気で挑まず自分の動きの確認をする意味で取り組むこと。限定スパーも良いですね。
いぜれにせよ、相手に合わせたスパーリングが大事です。
また、スパーリングが白熱しすぎると隣の組にぶつかりそうになる時があります。その時は、上位帯の方が周りを見てぶつからないように立ち回る、ぶつからないようにスイープすると良いでしょう。

限定スパーリングって何?

限定スパーリングとは、ある程度のシチュエーションを想定して、そこから始まるスパーリングです。限定スパーとも言われます。
以下が、一例です。
・クローズドガードの状態から始まるスパーで、下(ボトム)の人はスイープすれば勝ち。上(トップ)の人は解除(パスガード)すれば勝ち。
・抑え込みの状態から始まるスパーで、下(ボトム)の人はガードに戻したら勝ち。上(トップ)の人は関節技を極めれば勝ち。
限定スパーは、初心者の方でも取り組みやすいので非常におすすめです。自分が練習したい技を集中的に実戦形式で習得する事が可能だと思います。

まとめ

今回は、ブラジリアン柔術をやっていて、よく聞く言葉として「スパーリング」について、解説しました。スパーリングで一番意識しなければいけないことは、「相手を怪我させない」事です。
「サブミッションは、早めのタップ、極める方はゆっくり、極め切らない」
これを必ず意識しながら、スパーリングを楽しみましょう!
至らない点がありましたら、コメント欄にてお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?