見出し画像

私のこと③

【金星♈️期】

「鬼も十八 番茶も出花」という言葉がある。

友達が当時の彼氏(後の旦那さま)に言われた言葉なんだけども。

金星期って女の子にとってまさにこのことわざ通りの時期なんだと思う。キラキラキラキラしてる。

「お前は25過ぎたらモテるぞ。男が中身を重視しだすからな。」と結婚するまで何かと集まっていた中学校の同級生である男友達に自信満々気に言われ、褒めてるんだか貶してるんだか、苦笑いのままビールと共に言葉を呑み込んだ記憶がある。男友達が割といたのは金星♈️がデトリメントだからか?♏️とかだったら色気すごいもんね〜(羨)

だがKちゃんよ。見ていたであろう。私が25を待たずにそれなりにモテ始めていた姿を。

それを見て「保育士って誰でもそれなりにモテるんだな〜」って感心するとこ違うから。アナタも結婚したい職業トップランキングだったしね、よくモテたわね。って、本題はそこではない。私も番茶も出花だったよって話だ。

その前に。

高校受験の当日に熱を出してフラフラしながら試験を受けた私は高校に入って色々と考えた。

「進学は指定校推薦で決めよう」と。15歳の私には発熱受験がトラウマになってしまったのだ。指定校ならば余計なお金もかからず進路も早く決まる。

高校受験も経済的な事を考え絶対合格できる安全圏を狙ったゆえ、学力的には余裕があった。

入学するとすぐに指定校を調べた。

近場で2校、資格が取れる短大の指定校があった。

学内成績上位者を採用している学校をあえて希望校にした。自分に厳しく追い込む姿勢だ。

そして内申点を稼ぐのと、中学で部活が続かなかった事が何となくコンプレックスで(ほら時々ハブられたりとかあったしね。でもその主犯格と大人になって飲みに行ったりしてるから思春期ってホントわかんないもんだな。)部活にも入った。

これも吉凶混合の思い出だが三年間打ち込んだものがあるというのと賞を取るというのは本当、ザ青春である。

勉強も学力に余裕があったにも関わらず高校の方がよく勉強した。指定校推薦しかない、と自分を追い込んで追い込んで追い込んでいたから。そこまでせずにその分ピアノ習ったりもしとけば良かったと後悔するのは短大に入ってからの話。あまりに出来なさすぎてピアノの先生に追い出されることが数回。自分の思う「努力」しか見えてなかったのは青かったな。。

で、本題だ。金星期で初めて本気で人を好きになるってこういうことなのか、と知った高校終わりから短大にかけての恋。(ちゃんと第一希望受かった)

推薦決まってバイト決まってその先で出会ったというよくあるパターン。(そこでも家庭の事情うんちゃらが二転三転あるんだけどもうずっとついて回っていた事なのでここでは割愛する)

年上、大学生、車に乗ってる。もうそのワードだけでドキドキしたものだ。助手席に乗っていて駐車する時に手をかけられちゃうアレである。

彼女は作らない主義といういかにも男子大学生の免罪符のような事を言う彼だったが、大好きだった。番茶が出花になったのは間違いなくこのお方のおかげである。金星期のキラキラはいくつかの恋愛とファッションで彩られていたがきっかけは紛れもなく彼だった。オシャレな彼に釣り合う人になりたいと目醒めたものがいつの間にか自分も好きになりファッションに詳しくなり、流行を自分カスタマイズできるまでになっていた。

結局彼女という存在ではなかったのだと思うが彼は来るもの大抵は拒まず去るもの追わず。環境の変化が訪れた事と就活に専念しないと自分がダメになるなという瀬戸際で働いた理性が恋愛に終わりを告げた。最後に会った時に頑張ってきたのオレわかってるから絶対夢叶えろよみたいな台詞を言われて泣きながら別れる、みたいな何そのドラマって感じだけど当時は大真面目に人生の大決断だったしめちゃくちゃ引きずったものだ。

いやいや。本当に好きになったら面倒なタイプなのだと思うし実際、数年後に再会してやっぱりまだ好きだったわー。。みたいなゴチャゴチャが後日談としてある。のちにホロスコープ学んで彼のホロスコープ出してみたらたぶん月♓️で火星♍️。私の火星も♍️。って事はドンピシャ好みど真ん中な訳ですよ。仲良くなってくると醸し出されてきた境界線の曖昧さにも納得。

でも、計算や駆け引きなどできないくらい本能で惹かれてしまう恋愛って人生のうちで果たしていくつあるのだろうか。まして同じ人で2回も経験してしまった私にとってはもう人生で使い果たしたも同然。

一体どこが好きだったのか。未だに説明ができず、(火星♍️以外はね。)言葉にするとしたら「それは彼だったから。」それしか言いようがない。恋愛に理由など、必要ないのだと思う。

もう今はいい大人で、恋愛かぁ〜と遠い目をしているし ましてや気持ちなんぞ残ってはいないがこれを書いている時は不思議と当時の気持ちが蘇る。学業も恋愛も目標に向かってまっしぐら。

その真っ直ぐさこそが♈️っぽいなぁと今振り返ると思う。

ちなみにこの後にもう吹っ切ろうと出会った彼は同い年で同じ誕生日。運命だ、もう結婚したいー。と盛り上がったものの、彼の結婚したい時期と私の結婚したい時期は一致せず、
結婚したいから別れるね、と破局。これもまた♈️っぽい。というか単なる勝手か。

それでも何だか同じ誕生日の縁があったのか別れても少しの間、友人として付き合っていた。途切れたきっかけは仕事が忙しくなってとかそんな風だったと思うけど。

でも結局、私が結婚したのはその彼がこのくらいの年齢、って言ってた歳。共通の友人とも連絡が途絶えてしまったからその後の動向は分からないけど彼の方が結婚が早かったかもしれない。まぁ人生そんなものかと思ったりもするけれど。
それでもこんな私と結婚したいと思ってくれて感謝しているし、全く同じ日に生まれて同じ年月生きている縁。誕生日が来ると元気にしてるかな?と当時の姿のまま、思い出したりしている。もうオジさんになったろうなぁ。私もガッツリ老けたもの。。

恋愛だけではなくて、短大へ入って高校並みの授業数で厳しい課題や実習を友だちと励まし合って乗り越えたりとか、就活あれこれとか、車の免許取ったりだとか、就職してから夢叶って楽しいけどガッツリ女社会の洗礼受けた話とか、趣味にハマった話とかあるけど。水星期で保育士になったきっかけも書いてたしね。
それについて詳しく書こうと思うと辛い部分ばっかりになっちゃうのとその時期のカラーってやっぱりあるから。

金星期はやっぱり恋愛におしゃれに少しだけ自由にお金も使えた時期でその思い出もいっぱい。書いていても楽しかったし私でも人生のご褒美期だったと思う。

太陽期でまたガッツリ落ちるというか、人生踏み固めの時期がやってくるから。結婚もするんだけどね。いやいや、結婚自体は幸せですがね。

次はそんな太陽期♓️のお話し。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?