作曲のお勉強はじめました♪
作曲は20代の頃からやっていますが、あらためて音楽理論からお勉強することにしました。
はじめての作曲
私がはじめて作曲をしたのはピアノの前でした。
ある日ピアノの練習をしながら何となく作曲のことを考えていました。
「作曲~?やってみたいような気がするけど、そんな難しそうなことできるかなぁ~?けど、何事もやってみないことにはわからないから、ちょっとやってみよう~!」と気楽な調子で、持っていた五線紙ノートに音符を書くことにしました。
「はて?まずはどうしたらいいのかな?取り合えず思いついた感じをピアノで弾いてみましょう、んでそれを楽譜に書けばいいんだよね。」
ピアノ(オルガン2年)は3歳の頃からやっていたので、楽譜(大譜表:ト音記号とヘ音記号の書かれている楽譜)には慣れ親しんでいます。いつもは楽譜に書かれたものをピアノで弾きますが、作曲は弾いたものを楽譜に書くという逆のことになるだけです。
出来上がったものは、ワルツでした。どうやらその頃から3拍子体質(3拍子が心地よく感じる)のようでした。曲はあっと言う間に出来ました。こんなに簡単に出来ちゃっていいのか?というほど、自分でもあっけないくらいでした。「きっと、ずっとピアノをやってきたから、自然と出来るようになっていたのかな?」と、他の人もたぶんそうなのだろうとそのときは思っていました。
けれど最近読んだ作曲の本に、「子供の頃からピアノをやっていても、作曲が出来る人は少ない。」と書いてあったのを見て、「そうなのかぁ~(・・)」と唖然としました。そういえば、ピアノの先生も「作曲はできない。」と言っていましたっけ。
どうやら作曲は特技のようなので、気を良くして、ますますお勉強に身が入る私なのでした。
勉強の進め方
さて、どのようにお勉強をしてゆけばいいのでしょうか?まずは音楽理論を習得しようと考えました。私はピアノ曲を作ってみたいと思っているので、和声とか対位法とか、やけに難しそうなことを勉強しなければ、ピアノ曲って作れないと思っていたので、それらのことが書かれた本を読むことにしました。↓は何故か手元にある和声の本ですが、
意気込んで最初から読んでみると、、、サッパリわからない。。。
例えば和音に関しての記述は以下のようになっています。
益々わからない。。。
この本をいくら頑張って読んでも、ちっとも何も理解できないだろうから、もっとやさしく、初歩から、噛み砕いて説明してある本を探すべきだと思い直しました。
以前に図書館で作曲関連の本を借りてきたことがあるのですが、古いものが多く、あまり役に立たなかったので、最新刊のものならば、やっぱAmazonでしょ!ってことで、「kindle unlimited」を利用して読み放題の本を片っ端から読み漁りました。
以下はサンプルを読んで良さそうなので購入した電子書籍。
現代はコンピュータ(パソコン)で作曲する時代です、なので、DTM関連の書籍も参考に。
これらの本をすべて購入してたら、破産しそうなので、Amazon「kindle unlimited」はありがたい限りです。それに、電子書籍はすぐに読めるので、それも良いし、紙の本は文字を大きく出来ないけど、電子書籍なら老眼鏡不要で読めるので、なお嬉しい。
3日ほどかけて読み漁り、大体のお勉強の方向が見えてきました。
私のやりたいこと
子供の頃からずっとピアノを弾いてきました。今でも毎日のように練習をしています。どうやら上級レベルに達しているようで、楽譜さえあれば、クラシック曲のほとんどを弾くことができます。
そんな日々、もう他人の曲を弾くことが、何だかつまらなく思えることが時々あります。「ここのところはすごく好きなんだけど、おもしろくない箇所があると、弾くのがイヤになる。」そんなとき、これが自分の作ったものなら、もっとおもしろいのがずっとつづく曲にできるのになぁ、とか、難しいフレーズやパッセージも簡単にしちゃったりもできるし、自分の都合のいいようにできる。
私はピアノ曲をつくってみたい。例えば
バッハのような対位法バリバリの一見訳わからない感じの曲
チェルニーのような自分のためだけの練習曲
ショパンのバラードのような、RPGっぽい曲
坂本龍一のようなしっとり、のめり込みピアノ曲
ラベルの古風なメヌエットのような、温故知新的な曲
などなど。
妄想は膨らむばかりですが、さぁ、これらを実際につくるとなると、どのように取り掛かればいいのか、途方に暮れるのです。
足りないのは、知識と経験です。
経験については、20代の頃から、DTMで曲は作ってはいますが、ちゃんとした音楽理論を習得している上ではなく、自己流で適当にやってきたので、やっぱりちゃんとした理論を習得したほうが、圧倒的に有利です。(何に対して有利かということは別にして)
ほんの3日ほど、作曲・理論の本を読んだだけの知識でも、ピアノの練習に役立つこともありました。音楽理論の初歩に「音程・調と音階・和音」があります。
チェルニー50番を練習していて、転調している箇所がありました。D(ニ長調)の曲で途中でA(イ長調)に転調します。D(ニ長調)は#が2つ付く調で、A(イ長調)は#が3つになります。ある小節から突然?#が増えるので、指がまごついてしまいます。そんなとき、ここで転調しているということが、前もってわかって、印をつけておくと、「あ、ここで転調だね!」とすぐにわかって、#をおとさずにスムーズに弾くことができるようになりました。
理論というものは、そんな風に、自身の助けになってくれるものなのです。作曲においても、おそらくそうなのでしょう。今まで勘だけに頼って、適当にやっていたことが、理論の裏付けによって、それがより確かなものとなり、先の指針を示してくれるようになります。また、作曲家が残した音楽の遺産が、理論の上に成り立ち、法則に従って整然と構築されていることが理解できたとき、より一層の作品への尊敬となって、ひいては自分の音楽との関わりに光明を見出す助けとなってくれる予感で、ワクワクします。
ということで、理論と照らし合わせ、実践をしながら、勉強を進めてゆこうと考えています。
まずは、この本↓を最初から忠実にやってみようと思います。3日でできるのかどうかはわかりませんが、まずは何より、やってみることが大切なのだと、思う今日この頃です。
コッソリ作品披露
こんな感じの曲をつくっています。
歌モノやボカロ曲などもつくりますが、基本インストが好きです。
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