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ミッチェルの部品を作ってみる話〜小鳥を作る〜
ミッチェル408、素敵なリールだ。この現代リールからみたら空白だらけな古いリールだから色々な楽しみ方ができると思う。
分解してみて、何となく作れそうな部品があった。それがこれ。小鳥のパーツ。鉄板を打ち抜いて作ってあるような印象だ。謎の鉄。小鳥を意識したパーツみたいだね。可愛い鳥だ〜
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これがね。本当に可愛い。リールが逆回転するのを止めるパーツなんですけど、、、これはハンドメイドスプーンをつくってる技術で作れそうな気がする。何せ真っ直ぐな板だからね。鉄の板に2つ穴が開いている。これはスプーンの構成要素だ。
これを作れれば面白い。早速えんぴつでスリスリと、アナログコピーしてみた。これは何でいうヤツだっけ。スーパーカブとかを譲渡してもらうときにやったヤツ。車体番号をスリスリしますよね。3Dプリンタ時代に昭和感プンプンに薫る作戦です。
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まぁこんな感じで、、、
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没頭してものを作るのはとても楽しい。これは本当に幸せな時間だ。無駄を楽しむ。無駄な事が出来るのってこれ以上ない幸せですよね。平和な日常だからできる事。生きているからできる事。腕時計職人とかものすげぇ人はいるわけで、このくらいだったら自分にだってできるはずだ!…と信じる。
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小鳥の目が少し大きくて、大きさが違っているように見えるけど、、、ノギス計測だと頭のところが0.1mm大きいだけでコピーできた。
何の機械も使わない、手仕事。やれば出来る!
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あー楽しかった。組み込んでみます。
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こんな感じで組みました。
動作はショート動画を見てください。カリカリと動く。ブラスなのでいい音しちゃう?って思ったけどそうでもなかった!
こんな感じで動作としては合格でしょうか。
…ただね、メインギアは真鍮だけど、その裏っ側、小鳥が引っ掛かるところは別の素材になっている。たぶん鉄?なんだろうな(どんな鉄かはわからんけど)。小鳥の素材も鉄(ざっくりしてるけど真鍮より硬そうな金属)なので、このまま使うとこの小鳥の真鍮が負けて削れていくと思う。硬度が同じ素材を使う事で成立するんだろうね。これは70年代のミッチェル408のべべルギアとメインのギアが違う真鍮素材が使われている疑惑に準ずる考え方だし、本当に設計してる人はちゃんと考えているんだろうな、、、やっぱり純正品が1番だと思う。当たり前だけど
ただ、技術的には出来るという自信がついた。これを鉄の板で作れば作れるという事だ。硬いけど、、、硬い方が微調整はしやすい。削りにくいけどね。
古い道具の良いところは人の手で何とか出来るところだと思う。だから一応何とかできた事が嬉しい。この部分の破損や紛失で不動になっているリールを復活させる事ができると思う。あと一つの部品が作れたらね…それはまた次にまとめよう。
楽しもう!
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