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植田_日銀の会見に、違和感を感じざるを得ない・・・

何かに怯えるような会見だった。二人の副総裁もしかり。
前回の国会答弁で、黒田前総裁による10年間の大規模緩和の副作用の弊害を指摘していたにも関わらず、総裁着任の会見では、「大規模緩和を継承する」というだけにとどまる内容だった。
「YCCの撤回もしないのか???」
何もコメントしない植田総裁に一種の違和感を感じた。それは、政府からの圧力だ。「YCCについては、弊害、副作用が大きい」と国会答弁しながら、今回は終始、大規模緩和修正なしを強調した。
サミット、解散総選挙(噂・・・)を控え、4月、6月の日銀決定会合では、何もしないように政府側から釘を刺されたような会見だった。
この国の何たることか・・・
今や、円安、金利なしで景気が保っているように思えるが、実際のところは違う。物価高、賃金据置、家賃上昇に庶民は苦しみ、一部の金持ち、外国人投資家が、不動産を買いあさり、株を取得(配当金目当て)し、安い日本を買っているだけだ。大体、1980年代のバブルを超える家、マンション価格なのに、なぜ、この金余りの状況を改善しようとしないのか。金利が上がれば、国債の価値が下がり、利払いも発生する。それが怖くて何も出来ないならまだしも、その上にあぐらをかいて、借金して国家予算を増大させ、国民に金をばらまいて、与党は政権に居座る魂胆。
早く、まっとうな国になってほしい。
初めから薄っぺらい日銀が見えてしまった。

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