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ドメイン更新のカード払いが不正疑いで止められてしまう=ドメイン未更新

僕は、20年程『法人ドメインネーム』の専門家をしていますが、個人的に登録しているドメインネームもあります。理由は2つ、1)ウェブサイトやメールで登録+使用をしたいドメインネームがあるから、もうひとつは、2)個人向けドメインネームサービスを使って色々な実験をするため、です。

僕が働くCom Laude Groupは、法人ドメインのマネジメントを専門としているので、僕が個人として登録するものは、個人向けドメインサービスを提供するプロバイダーを使っています。新しいTLDが出現した時や、何かドメインネームを登録して利活用の想定をする等の実験的使用をしますが、今回は想定外の支払いでトラブルが起きたので、ここで記載をしたいと思います。

支払い管理画面

僕が「クレジットカードの不正利用疑い」メールを見たのは10月3日早朝です。24時間対応の問合せ先があったので、すぐに電話をしました。カード会社に確認をすると、僕が個人的に利用している個人向けドメインネームのプロバイダーの支払いが、不正利用疑いとして止められていました。

もちろん不正利用ではないので、カードの利用を再開して欲しい旨、カード会社には伝えましたが、ドメインサービスプロバイダー側では自動更新としていたので、実際の取引は実行されていない状態です。10月1日及び2日に更新期限を迎えるドメインネーム4件が、不更新状態となっています。

容易に想像できますが、カード会社のセキュリティーは非常に高いでしょう。(当然だと思いますが)詳細はお伺い出来なかったので、「セキュリティーは高いでしょう」という想定でしか申し上げられませんが、おそらく、多くの不正利用に関する情報を分析の上で、疑いのある取引を止めるのだと認識します。多くのユーザーがいるドメインサービスプロバイダーのトランザクションが『不正』と判断されたのは驚きでした。

きっと、真正のドメインプロバイダーではなく、第三者(たぶん悪い人)によって実際に多くの不正取引が行われた・行われている事が原因だと思います。

ドメインネームの特徴として、容易に比較的安価で登録できる事があげられますが、他方、.COMや.JP以外のドメインを使った同一や類似文字列の偽ドメインネームが第三者に登録されやすいと言う(法人目線での)弱点もあります。
僕の勝手な想像ですが、僕個人のドメインネームを登録管理するプロバイダーは、その規模や著名性から多くの偽ドメインネームや偽サイトを使ったオンライン詐欺が発生し、その結果カード不正使用の可能性があると判断されたかも知れません。

クレジットカードのトランザクションが不正と判断された事は初めてでは無く、以前は航空機のチケット販売サイトで止められ、希望していた日時のものが取れなかった事があります。
今回のドメインネームも、実際にメールやウェブサイトで使っていた場合、最悪全部止まってしまいます。止まると言うのは、ウェブサイトが閲覧不可となり、メールの送受信も出来ないと言う事です。極端な例ではありますが、その危険性は十分あります。

クレジットカード払いは非常に便利ですが、意外なところに落とし穴が見つかったケースでした。

村上



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