強くない人。

強くない人≠弱い人。

最近好きでよく聞く、maruiroさんの曲。
このアルバムタイトル「強くない人」というのは、私なりの解釈だけど、=弱い人、ということではないんだろうなって。

福祉の業界では、エンパワメントという支援の考え方があります。
パワーレスの状態に陥ってしまった人のパワーを取り戻す支援という考え方です。
ストレングスという言葉もあって、できないところに囚われずに、できることやその人の強みを見ていこうよというもの。

私は児童福祉施設で働いていますが、仕事をしていると、しんどい状態や大変な境遇に置かれてしまった人がたくさんいることがわかります。
本人の問題ではなく(得てして本人の問題だと周りから見られてしまうのですが)、環境や状態の問題であって、結果として本人が力がない、あるいは"悪い"ように見えてしまっていることがあるんです。

maruiroさんの曲は、ホントはその人なりの力があるはずなのにそれが発揮できない状態にある人、あるいはちょっと自信が持てなくて不安そうに見える人、そんな人たちを応援するような、そんな感じがしています。
私も、自分の仕事を通してそんな存在になれてるといいなと、音楽を聞きながら思っています。


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