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バウハウスから学ぶ地域包括ケアシステムのあり方-先入観や既成概念-

・先入観や既成概念を捨てる

 地域包括ケアシステムって何?と聞くと、下記と似たような答えもしくはそのまんまの答えが帰ってくる。

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。

 地域包括ケアシステムが掲げられた2011(平成23)年から現在までの間に(良く言えば)概念が浸透したと言えるし、(悪く言えば)概念の同質化とも言える。ただ、実際に多様性ある地域づくりが行えているのは一部の地域だけで、それ以外は先行事例を参考にしている地域が多い。

地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。

 地域の特性に応じて作り上げていくために、先行事例を参考にすることは正しいのだろうか?先行事例=地域包括ケアシステムという先入観や既成概念に囚われていないだろうか?

 バウハウスに入学した学生は、予備課程と呼ばれる基礎教育で美術に関する先入観や既成概念を捨てゼロから学んだことを知った。

 先入観や既成概念を捨て地域包括ケアシステムを再考してもいいかもしれない。

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