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本物の呪物を入手するには?

昨今、日本では某呪術をテーマにした漫画がブームとなり、それに乗じ現実世界でも『呪物』と称される品々が注目されるようになった。
中にはそんな『呪物』が欲しいと思う人もいるだろう。
本物の『呪物』であれば確かに不思議な力がある。
しかし『呪物』といってもピンキリの世界。
本物や偽物、値段の相場、とりわけ海外の『呪物』に関しては、常にハイリスクと隣り合わせである。
この記事では海外取引歴20年以上の筆者の経験、体験談を交えながら、いかに上手く本物の価値ある海外の『呪物』を購入するかを説明していく。

ポイントとしては大きく5点を挙げる。

①『呪物とは何か?』
②『呪物入手の方法』
③『本物と偽物』
④『こんな販売者には要注意』
⑤『トラブルに遭ってしまう前に…』

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①『呪物とは何か?』
『呪物』というと多くの日本人は藁人形のような、悪意を持って他者を傷つける物。はたまた人形や鉱物などへ悪霊が憑き、災いをもたらす物を連想するだろう。
しかし『呪物』とは本来、禍福を含む品物(邪念が入った物、仏像&お札などご利益のある物)とされる。更に言えば念が籠められた物は全て『呪物』と言えてしまう。そのような定義では非常に多くの物が当てはまってしまう為、ここでは『一般的にはあまり入手機会の無い特殊な物』を例に挙げていく。

例えば海外、特にタイの呪物。そのショッキングなお守りの数々はTVや動画でも多く取り上げられ、興味を持った方々も多いだろう。
メジャーなプラクルアンと呼ばれる小さなお守りは、『呪物』に興味がある人なら一度は耳にした単語かもしれない。プラクルアンといっても、お寺から発行された僧侶のお守りもあれば、アジャンやマスター等と呼ばれる人物が、呪術を使用し作られた黒魔術のお守りも存在している。
お寺からのお守りは安全であり、所持していて不幸が起きたり…などという事は決してない。しかし、他の呪術や魔術を使用して作られた物はどうなのだろう。
つまり日本人が連想する怖い『呪物』により近いお守りは、一般市場へは当然出回らない。それはなぜか?
都市伝説や眉唾と思われている素材が、本当に使われているからに他ならないからである。
一部のアンダーグラウンドで制作されるクマントーン、フンパヨン、パンネン、ナンマンプライ…その全てが『本物の人体』の素材を含んでいるのである。
もちろん現在では違法とされているが、地方ではまだそうした魔術的な文化が残っているのは、紛れもない事実である。
そうした『呪物』はより強いパワーとリスクが含まれる上、本物を手に入れるのは簡単ではない。

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