「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 17仕事の話
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会社は辞めることになるだろうなーと思っていた。だって、グラフィックデザイナーなのに目をやられちゃったらもうダメじゃん。今の会社に入って走ってきた20数年、普通の会社員として同じ日を同じ電車と同じ場所で繰り返す毎日。正直うんざりはしてた。周りの友人はみんななにかしらのフリーランスだしね。もしかして、ここが人生の転換期なんじゃないか?
入院中は、本社の友人がずっとメッセージを入れ続けてくれて、会社の状態やら東京事務所の現状やらを報告しつつ、一緒に楽しい仕事をしたいから早く退院できると良いねって待っていてくれてさ。本社も東京も直属の上司が自分のことしか考えないアレなんで、お互い苦労してんだけどw
そんな彼女に、もうちゃんと見えないから復帰は無理だって書いたら、正直そんな気はしてたと。でも、なにか会社との間で助けが必要なら手を貸すって言ってくれて、良いやつだなーって思ってさ。こんな同僚と離れるのもつまんないけど、そもそも彼女は一度辞めて子育て終わってからの出戻りで、いなくなってからも続いた友情と戻ってきてくれたことに乾杯って感じの子。
で、退院も決まったことだし、東京の上司に現状と退社の旨を伝えるために電話をすると、なにも把握してなかったどころか、俺は戻ってきて欲しいとか自分勝手に抜かしやがったわけですよ。要は、私がいなくて(俺が)困ってるから、早く帰ってきて~、ってことなんだよね。なんかもう心底呆れちゃってさ、悩んでることがバカバカしくなっちゃって、ついつい、はいはい分かったよいったん戻るから、とか言っちゃったwww
あーあ、バカな私、人生の変え時だったかもしれないのにね。まあでも今後この目もどうなるか分からないし、一度ちゃんと会社と話し合わなきゃね。
こんな話になったって本社の友人に話したら、ゲラゲラ笑われて、でもとても喜んでくれた。なんとなく諦めてた自分が信じられないほど、復帰に向けて一瞬で前向きになった。
ちなみに、上司との電話のとき、これこれこういうことをやって本社とうまく連携しなさいって指示したんだけど(上司だけどアレだからw)、結局ひとつもやってないし、今うちの事務所は赤字過ぎて解散の危機なう。今度こそ、人生の転換期が来る気がしてるが、どうかw
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