見出し画像

「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 08治療の始まり

08
スピード勝負とは聞いていたけれど、まずはある程度症状を落ち着かせなければ手術もできないってことで、入院した次の日から色々治療が始まった。
 
「水痘帯状疱疹ウイルス(VZV:ヒトヘルペスウイルス3型)が目の中に入り込みぶどう膜に炎症を起こしている」状況であり、それによって「網膜壊死が進んでいる状態」なんだそうで、「この辺? 今にも網膜がぽろぽろと崩れ落ちそうなんだよね。」って後の執刀医に眼底映像を見せられながら説明を受けたけど、すいません、見えませんw
いわゆる網膜剥離って呼ばれるんだっけ? なんかさ、イメージ的にはいっぱいパンチ受けちゃったボクサーとかがなるやつ? 衝撃受けて網膜が剥がれるとかなんかそんな昭和のパンチドランカーみたいな印象しかないんだけど、そんなのが私に起こってるってのが不思議でしょうがなくて。いや、全然パンチ食らってないけどもw
 
「急性網膜壊死」と呼ばれるこの症状、VZVでここまで進む症例の頻度ははるかに低いんだそうで、でも3分の1は両眼性で、その4分の3は網膜剥離を起こす、とかなんとか。
(MDSマニュアル プロフェッショナル版より(リンクは長いから割愛))
うひゃー怖い怖い。でも、ある程度抑えておかないと手術も効果的でないってことで、まずは抗ウイルス剤を直接眼球に注射するところから始まったわけ。
 
何かを体内に入れる時って必ず「同意書」を書かされる。なにかあっても説明済みだからね? 了承したでしょ? みたいなやつ。ちゃんと読まないといけないんだけど見えないので、先生か看護師さんが代読するかこんな感じの事が書いてありますって説明してくれる。住所とサインの位置が分からなくて難しいけど、この辺この辺、はいはい合ってますよ大丈夫って看護師さんが毎回言ってくれる。もちろん拒否はできるけど、そんな選択肢は今の所私にはないw
 
麻酔の点眼され簡易ベッドに寝かされ瞼を固定され横向かされ、精製水やらヨード液やらで眼球を流され。ヨード液が通ると視界が茶色くなるのね、でもものすっごく染みて、痛たたたたたって感じ。
仰向けに戻されて、「この光見えます?」「はーい。」「じゃあそこ見てて、動かさないでねー。」「はーい。」グッサー、っていうw
その日は両目ガーゼ、基本的に眼球に直接何かやった日は首から上は濡らしちゃいけないのでシャワーもせずだったような気がするけど、どうだったかな。


旦那が持ってきた荷物の袋から最初に出てきたのがこれw
私が特撮ファンなので、お守り代わりに気を利かせてくれたみたい。
おかげで車いすスタッフの男子一人がめっちゃ食いついて来たw


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?